第二百六十章・港での戦闘!
最近はよく整骨院に通ってます。首とか肩とか痛いですからね。保険治療してもらってます。
第二百六十章・港での戦闘!
俺たちは、一気に敵の傭兵団に斬りかかった。もちろん宣戦布告などしたわけではない。
我、奇襲に成功せり!ってやつだ。日本人ナメんな?
問答無用でバッタバッタと敵を倒していく。
イーゼルは風の魔法で、敵を吹き飛ばす。
俺は港の半分以上を制圧した。これでもちょっと、時間がかかった方だ。
「コマドリ、残りは頼む!」
俺は叫んだ。
「合点承知!」
合点承知って‥‥‥そんなセリフ、今日び聞かないな‥‥‥。
コマドリが波止場を制圧したあと、停泊中の軍艦の砲門が開くのが見えた。
「艦砲射撃に注意しろ!」
俺はまた叫ぶ。
その時、ナオ船からの砲撃が、俺たちに向かって始まる。
ドーン、ドーンという音がこだまし、港が炎に包まれる。
俺たちは、ルルチェが張ってくれたバリヤで、爆発を回避できた。
「サンキュな、ルルチェ!」
さらに砲撃が続いた。どうやら傭兵たちもろとも俺たちを爆死させたいらしい。
まったく、えげつねぇな‥‥‥。
俺は桟橋から一隻のナオ船に乗り込んだ。そこにいる連中も倒していく。
こんな奴ら、素手で十分だ。
俺はキックボクシング部にいた頃を思い出し、ストレートやローキックで敵をぶっ飛ばす。
相手が剣で対抗しても、そんなのは俺に効くわけがなかった。
ざまーみろ!
もう一隻は、イーゼルが爆破魔法で破壊する。金塊がバラバラと、海に落ちていく。
これで敵はおしまいだ。
残った傭兵たちは、逃げていく。
「一人も逃がすな!」
俺はルルチェに言う。
うなずいたイーゼルは、結界を張って、敵を逃げられないようにする。
とりあえず、港は完全に制圧した。どんなモンだい!!
船も二隻とも沈める。
「よし、これでウドゥロウの港は乗っ取った。残党は適当にやっつけて、倉庫の中を調べよう」
敵も、艦砲射撃で倉庫だけは狙わなかった。ここにお宝があるのは間違いなさそうだ。
俺たちは、倉庫の前に行き、重い扉を開けた。
そこにあったのは、やはり竜牙ばかりであった。
「こんなに‥‥‥」
俺は驚く。
「この竜牙の数だけ、子竜が人間に殺されたってわけよ」
ルルチェが言った。
辛辣なセリフをありがとう。こんなん見せられたら、人間ってやつを疑いたくなる。
本当に人間か?まぁ、俺たちも人間だろうけど。
人間の闇はとても深そうだ‥‥‥。
読んでくれる皆さんに感謝です!!