第二百十五章・ゾンビ退治は骨が折れる‥‥‥。
今日は早めに更新します。いつも読んで頂き、ありがとうございます!!
第二百十五章・ゾンビ退治は骨が折れる‥‥‥。
ルルチェがゾンビたちを見つけては、ヒーリングで気絶させ、俺とコマドリの二人で、剣で頭部を潰し、倒していった。
これまでに倒したゾンビの数は、700体にも及んだ。
「けっこうやっつけたな。ジャングルにいるゾンビたちはもうほとんどいないんじゃないのか?」
俺は皆に言った。
「油断は怠慢だぞ、リューイチ」
コマドリが俺に言う。
確かに油断は禁物だ。
どこから出てくるのか分からないのがゾンビって奴らだ。
腐った死体どもめ!
俺だって、これでもゲームで、『バイ〇・ハザード』やったことあるんだぞ!!
俺たちは安全を確認すると、先を進んだ。
進むたびに警戒を始める。その繰り返しだった。
イーゼルたちもゾンビには慣れてきたようだ。あまり怖がらなくなってきていた。
俺は森の先に見える墓所と思われる大きな石造りのピラミッドみたいな建物に向かう。
もうすぐたどり着きそうだ。
「あの墓所に、ゼン・サドラーっていう元フランジータ寺院の僧侶だった尼僧がいるんだな」
俺は墓所までをまっすぐ突き進んだ。
その時、ゾンビが一匹現れて、俺に飛び掛かってきた。
俺はすぐにジャンプでかわした。
はぐれゾンビか?
俺は錬金の剣を振って、ゾンビの首を飛ばす。
ゾンビはモンスターではないため、倒してもコインにはならない。
死骸がその場に倒れる。
やっつけてやったぞ。
俺はチートなので、ノロいゾンビに襲い掛かられても、すぐに対処できるのだ。
「この調子でゾンビたちを倒していこう」
「もうやってるから‥‥‥」
ルルチェがツッコむ。
確かにこの場はルルチェがもっとも得意とする場面だ。彼女のヒーリング魔法の方が、俺の一撃よりももっと効果がある。
「逃げ出したゾンビの数を訊いておけばよかったな」
「もう、けっこう倒したのよ?」
ルルチェが言った。
「でも、今回は根絶しなければいけないんだ。一匹でも残してはおけないからな」
「そうね。まだ他にもいるかしら?」
「倒した数をいちいち数えなかったからな。でも、根こそぎぶった斬ってやれば、自ずといなくなるだろうな」
そうこうしてるうちに俺たちは、ジャングルを突っ切って、墓所の前にたどり着いた。
ようやく着いたな。ここがネクロポリスのドクロの墓所か。
どでかい石造りのピラミッド型の建物だったのは、遠くからでも確認できたが、近くで見てると、本当に禍々しく重そうなところだった。
さぁ、入るぞ!
今日は内科で、中性脂肪が多いと言われました。運動のために歩いています。冬の夕方は冷えるので、皆様、風邪など引かないようにしてくださいね。