表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
210/479

第二百九章・ミルメコレオ出現!

知り合いに占い師の人がいて、占ってもらったら、ライトノベルを書きなさいと言われました。そんなこんなでラノベっぽいものを書いているのです。

第二百九章・ミルメコレオ出現!



 俺たち一行は、木の一本もない砂漠を通って、北へ向かった。歩くにつれて、夜が早くなってくる。日が暮れるのが早かった。オアシスを見つけた俺たちは、そこへ行くと、すぐにキャンプを張る俺たち。


「早くキャンプを張られて良かったな」

 俺は食事を終えてから、くつろぐ。


 女子たちは、何だかオアシスの中央に目をやっていた。

「どうしたんだ?」

 俺は落ち着きのないイーゼルたちに声をかけた。


「いえ、そこに泉があるじゃない」

 ルルチェが言った。

「わたしたち、ちょっと水浴びがしたいんだけど‥‥‥」


 ああ、俺という存在が、それを邪魔しているということか。

「分かった。入って来いよ」

 俺は毛布に寝っ転がって、言った。このくつろぎはやめられない。

「あの、リューイチ。わたしたち、水着は持ってないの」

「左様で」

「だから、その、水浴びをしている間、オアシスを出ていて欲しいんだけど」

「え、そこまでするか?」

「だって、もし覗かれたら嫌じゃない?」

「俺が覗くとでも?」

「あのね、気を悪くしないでほしいんだけど、あなたは男じゃない?」

「ああ」

「どうしたって、わたしたちのような年頃の女の子が裸で水浴びしてるとしたらよ?絶対に覗くと思うの」

「覗かないって」

「それは信用できないから、オアシスを離れて欲しいの」


 これ以上はもう、時間の無駄だな。


「分かったよ。どっかに行っていればいいんだな?」

「そう。お願い」

 少しの間だけならいいか。

 俺は起き上がると、スタスタとオアシスを出た。


 ルルチェが「ごめんねー」と言う声が聞こえたが、俺は無視する。


 さて、適当に時間を潰すか。


 三十分くらいオアシスの外にいれば、十分だろ。

俺は迷わないように、オアシスが見えるところでくつろいだ。

砂漠だから、空気が冷たい。


*        *        *


 ニ十分くらい経ってから、俺はボーッとしながら、その辺を歩いていく。

その時、オアシスのほうから悲鳴が聞こえた。


何だ?


 何かあったのなら、オアシスに戻ってもいいが、覗きと思われたら最悪だ。

行くべきか、行かぬべきか‥‥‥。


 でも、俺は心配になった。

こんな時は、悪者になっても行くべきかもしれない。


 俺はオアシスへと走る。

そこにいたのは、頭がライオン、胴体がアリのような魔獣のミルメコレオがいた。


 無防備状態で、泉の端にまで下がっていた、裸のイーゼルたちが、声を殺しながら、おびえている。


これは俺が、戦わなければ!



今日もたくさんのアクセス数をありがとうございます!!励みになります!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ