表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
160/479

第百五十九章・チート炸裂!

朝寝坊してしまいました、スミマセン‥‥‥。たくさんのアクセス数をありがとうございます!!

第百五十九章・チート炸裂!



 ミノタウルスは、さらに俺に攻撃してきた。しかし、地の利を生かし、俺は森の木々に隠れ回って回避する。

こいつ、強いな!


まぁ、そうか。上級モンスターだからな。

ミノタウルスは一言も話さずに俺を追いかける。


素手でも倒せるだろうか?

いや、俺はチートだから、ワンパンで倒せるだろうけど、あのモーニングスターが邪魔だな。

 俺は森の奥へと退いた。ここまで来ると、真っ暗で前がよく見えない。

だが、ミノタウルスのズシンズシンという足音だけは、良く聞こえるので、相手の位置は分かる。

あんな単細胞な奴が、物理で攻撃してくるなんて、戦いも楽じゃないな。

俺は草むらに隠れた。

ミノタウルスは俺を探しているようだった。

あくまで狙いは俺か。


 突然、モーニングスターの鉄球が、俺の頭上をかすめた。

相手には俺が見えるのか?

俺は草むらを出た。

 目の前にミノタウルスの巨体がいた。


こいつは厳しいタイマンだぜ。


 鉄球がさらに飛んできた。それを俺は避けたあと、鎖の部分をつかんで離さなかった。

ミノタウルスも鎖の部分をつかんだ。

綱引き状態になる。

しかし、これで鉄球攻撃は封じた。あとは俺のチートな握力で、鎖の部分を思いっ切り引っ張った。

バキンという音がして、鎖が切れた。

俺の足元に鉄球が転がる。


しめたぞ!


 俺は鎖をぶん回して、鉄球を飛ばした。

 さっきのお返しだ!

 鉄球はミノタウルスの頭に直撃した。

 勢いで倒れるミノタウルス。

 

 立ち上がる隙は与えない。そのまま俺は、グーでミノタウルスの腹をパンチした。さらに回し蹴り。そして射程の長い右ストレートを食らわす。


最後に雄たけびを上げたミノタウルスは、巨体がコインへと変わる。


やった。一人で倒したぞ!

俺は安心してキャンプへ戻る。


 俺の気配に気づいたのか、コマドリが目を覚ました。

「リューイチ、起きてたのか?」

「え?ああ。ちょっと森へな」

「森に行ってたのか?何しに?」


 訊くな!


「いや、ちょっと、ただの夜の散歩だよ」

「眠れなかったのか?」

「まぁ、そんなところだ」

「わたしもちょっと森へ‥‥‥」

 そう言うと、コマドリは起き上がって森へ向かう。

「どうした?」

 俺が訊くと、コマドリは、「訊くな!」と、声を出して言った。

そして森の中へ行くコマドリ。


その数分後、コマドリはダッシュでキャンプに戻ってきた。その後ろには別のミノタウルスが、コマドリを追いかけて、ズシンズシンと足音を立てる。


連れて来たのかよ!

しかも二頭目。

ミノタウルスの足音で、ルルチェもイーゼルも目を覚ます。


キャンプにミノタウルスが入って来たのだ。

ルルチェとイーゼルは、飛び起きた。

「じょ、上級モンスターのミノタウルス!」

 ルルチェが叫んだ。


 ああ、しょうがないか。みんな戦闘準備な。


 みんなはパニックになりながらも、応戦した。それに俺も加わる。

そしてミノタウルスを、ほとんどリンチに近いフルボッコ状態で倒してしまった。

何だか気の毒なやられ方したぞ、このミノタウルスは‥‥‥。

てか、さっきの俺と最初に現れたミノタウルスとのタイマンは、一体何だったのだろう‥‥‥。

そう思いながらも、四人がかりで倒されたミノタウルスは、コインへと変わった。


ミノタウルスよ、ご冥福を‥‥‥。



もう師走に近づいてますね。お風邪などをお引きにならないよう、願ってます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ