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第百五十八章・上級モンスターの襲撃!

読んで頂いてる皆様には感謝しかありません!!

第百五十八章・上級モンスターの襲撃!



 カル・デールに着くには、街道を行くのが最短だ。前は大雨の影響で、道が泥沼になったので、やむなくアミューシャ砂漠を通らなければならなかった。そういや前は、砂漠で恐竜が出てきたな。まぁ、あっさり倒してしまったが。

俺たちは今度は別の目的でカル・デールにたどり着く街道をまっすぐ通ることになる。

「ルルチェ、カル・デールのポラリス姫には会うか?」

「会ってもいいけど、寺院に行くのは遅れるわね」

「じゃ、王朝は迂回するか?」

「いいえ、やっぱり会うわ!」

 ルルチェは言い切った。

「それじゃあ、一応カル・デール王朝に行くか」

「あ、やっぱりやめるわ」

「え、なぜ?」

「やっぱり今回の目的は、フランジータ寺院へ行くのと、エクル・エスペランザとの会談よ」

「公務ってわけなんだな」

「そうそう」

「じゃ、またややこしい旅になりそうだな」

「そう?」

「どうせ奴隷の解放ってやつは、少なくとも穏便に解決できる問題じゃないだろうからな」

「確かにそうだけど‥‥‥」

「それでもお前は賢者であると同時に、やっぱり姫なんだな?」

「そう、そうかもね」

「お前らしくて良いと思うぞ」

「そう言ってくれるなんて、リューイチはホント、イケメンよね」

イケメンって言葉があるのか、この世界にも‥‥‥。

「顔と表情はヘタレなのにね」

「うるせーよ!」

 俺のガッカリ度、90%。


*        *        *


 その日の夜に、旅の途中の森の近くで、キャンプをし始めた俺たちは、火を囲んで適当に食事を済ませると、その場で眠った。


 俺は夜中に小便がしたくなって、目が覚め、森に入り、用を足した。その帰りに、ズシンズシンという足音を耳にする。


何だ?


 俺は足音のする方を見た。そこにいたのは、モーニングスターを手にした上級モンスターのミノタウルスがいた。

無言で俺を見ている。


これは、クマに遭遇したようなもんだ。下がれば追いかけてくる。向かっていくしかない。


 と、突然ミノタウルスのモーニングスターのトゲの付いた鉄球が飛んできて、俺を襲う。

 俺はそれを間一髪で避けた。

 俺は下がってしまった。ミノタウルスが俺を追いかけてくる。

 反射的に俺は逃げた。


 あいつ、ターミネーターばりに無言で追いかけてくるぞ!感情が無いのか?


 俺は森の中を走った。錬金の剣はキャンプしている場所に置いて来ているので、武器が無い。

 待てよ?逃げる必要はないのか。だって俺はチートなのだから。

と言っても、相手のモーニングスターを食らえば、かなりのダメージになるかもしれない。

素手と武器有りでは戦力的にはどう違いがあるのだろう?

ミノタウルスだし、あの巨体であんな強力な武器を振り回している奴は危険そのものだ。


 俺は他の皆が巻き込まれないように、森の中で決着をつけることにした。




現実に冒険は少ないけれど、こういった小説などでは冒険も作れるので良いですね!!

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