表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
136/479

第百三十五章・ジャイアント・スネークとの戦闘!

今日は遅く起きたので、バタバタです!!

第百三十五章・ジャイアント・スネークとの戦闘!



 さて、真っ暗になった丘の中腹で、巨大なヘビと戦わなくてはならなくなった。

こいつは一応、大蛇というレベルの大きさではない。もう巨獣の類のモンスターなのだ。

こう暗くては、色も分からないが、毒は持ってなさそうだ。


「さぁ、どうする?俺が斬りかかっていいか?」

 イーゼルの方を見ると、「ヘ、ヘビ‥‥‥」と、震えていた。

生理的に無理なものがあるのだろう。

特に女子にはヘビはきついだろう。

俺は別に平気だけど。


イーゼルが、その場から逃げ出した。

巨大なヘビから離れると、すぐに残りの階段を、ダッシュで下りていく。

「おい、イーゼル!」


 俺たちはイーゼルを追いかけた。それについてくるジャイアント・スネーク。

イーゼルの足はすごく速かった。コマドリはそれを追い抜く勢いで走る。

忍者は足腰も丈夫なんだな。

ルルチェもそのあとに続いた。


 2000段くらいの下りの階段をすぐに下りてきてしまった。

俺が最後に続く。


 別に戦えば、勝てるだろうに、俺も一人になるのが嫌で、仲間とは離れたくなかった。

だいたい俺は、レベル無限大なのだから、経験値は必要ないのだ。

むしろ、俺以外の誰かが倒してくれる方が、ありがたいのだが。


 階段を下り終えると、イーゼルはその先にある鉱山跡に向かって走る。

俺たちはそれに続く。


ん?これはひょっとして、戦略的な撤退なのか?


 イーゼルは鉱山の坑道に入っていた。

俺たちも坑道の入り口から、中に入る。


 ジャイアント・スネークは坑道には入れないのか?サイズ的に。

だとしたら‥‥‥。

しかし、俺たちを追ってきたジャイアント・スネークは、坑道の中に、まるで芋虫が穴に入るように、体をくねらせて、入ってくる。

坑道がそのせいで崩れそうになっていく。


おいおい、これはヤバいんじゃないか?


 ヘビ野郎が体全体を坑道内に入って来た時、イーゼルの足が止まった。

そして、ヘビの前に自ら立つ。


俺たちは、イーゼルの後ろに回ってきた。

「イーゼル、どうするつもりだ?」

「皆、下がっていてください」

「え?」

 俺たちはイーゼルから離れるように、坑道の奥へと入った。


 イーゼルは火の魔法を使った。暗記している呪文を詠唱し、火炎魔法でジャイアント・スネークの方に攻撃した。

 まるで火炎放射だ!


火炎の柱が坑道のヘビ野郎の方に向かっていく。その炎はヘビの体を焼き尽くし、出口を探して、坑道のトンネルを通り、坑道の出口に向かって一気に加速する。

トンネルが煙突の役割ようになって、炎の塊が出口から飛び出すと、ドカーンという轟音を響かせて、大爆発を起こした。

これは火炎放射ではなくて、まるでナパームの域の火炎魔法だ!


 ジャイアント・スネークは、こんがりと焼けて、くたばっていた。


火の魔法もこういう使い方があるんだな。

イーゼルは戦い方を覚えているようだった。こういう成長は素晴らしい。


ジャイアント・スネークはコインに変わった。


スゲェよ、イーゼル!

ヘビが苦手なのに、やってくれたな!



日曜日でも書きますよー!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ