第百三十五章・ジャイアント・スネークとの戦闘!
今日は遅く起きたので、バタバタです!!
第百三十五章・ジャイアント・スネークとの戦闘!
さて、真っ暗になった丘の中腹で、巨大なヘビと戦わなくてはならなくなった。
こいつは一応、大蛇というレベルの大きさではない。もう巨獣の類のモンスターなのだ。
こう暗くては、色も分からないが、毒は持ってなさそうだ。
「さぁ、どうする?俺が斬りかかっていいか?」
イーゼルの方を見ると、「ヘ、ヘビ‥‥‥」と、震えていた。
生理的に無理なものがあるのだろう。
特に女子にはヘビはきついだろう。
俺は別に平気だけど。
イーゼルが、その場から逃げ出した。
巨大なヘビから離れると、すぐに残りの階段を、ダッシュで下りていく。
「おい、イーゼル!」
俺たちはイーゼルを追いかけた。それについてくるジャイアント・スネーク。
イーゼルの足はすごく速かった。コマドリはそれを追い抜く勢いで走る。
忍者は足腰も丈夫なんだな。
ルルチェもそのあとに続いた。
2000段くらいの下りの階段をすぐに下りてきてしまった。
俺が最後に続く。
別に戦えば、勝てるだろうに、俺も一人になるのが嫌で、仲間とは離れたくなかった。
だいたい俺は、レベル無限大なのだから、経験値は必要ないのだ。
むしろ、俺以外の誰かが倒してくれる方が、ありがたいのだが。
階段を下り終えると、イーゼルはその先にある鉱山跡に向かって走る。
俺たちはそれに続く。
ん?これはひょっとして、戦略的な撤退なのか?
イーゼルは鉱山の坑道に入っていた。
俺たちも坑道の入り口から、中に入る。
ジャイアント・スネークは坑道には入れないのか?サイズ的に。
だとしたら‥‥‥。
しかし、俺たちを追ってきたジャイアント・スネークは、坑道の中に、まるで芋虫が穴に入るように、体をくねらせて、入ってくる。
坑道がそのせいで崩れそうになっていく。
おいおい、これはヤバいんじゃないか?
ヘビ野郎が体全体を坑道内に入って来た時、イーゼルの足が止まった。
そして、ヘビの前に自ら立つ。
俺たちは、イーゼルの後ろに回ってきた。
「イーゼル、どうするつもりだ?」
「皆、下がっていてください」
「え?」
俺たちはイーゼルから離れるように、坑道の奥へと入った。
イーゼルは火の魔法を使った。暗記している呪文を詠唱し、火炎魔法でジャイアント・スネークの方に攻撃した。
まるで火炎放射だ!
火炎の柱が坑道のヘビ野郎の方に向かっていく。その炎はヘビの体を焼き尽くし、出口を探して、坑道のトンネルを通り、坑道の出口に向かって一気に加速する。
トンネルが煙突の役割ようになって、炎の塊が出口から飛び出すと、ドカーンという轟音を響かせて、大爆発を起こした。
これは火炎放射ではなくて、まるでナパームの域の火炎魔法だ!
ジャイアント・スネークは、こんがりと焼けて、くたばっていた。
火の魔法もこういう使い方があるんだな。
イーゼルは戦い方を覚えているようだった。こういう成長は素晴らしい。
ジャイアント・スネークはコインに変わった。
スゲェよ、イーゼル!
ヘビが苦手なのに、やってくれたな!
日曜日でも書きますよー!!