表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
127/479

第百二十六章・俺の最高の剣だ!

夕方、更新の時間です。アクセス数をたくさんありがとうございます!!

第百二十六章・俺の最高の剣だ!



 俺はルルチェに言われて、吸血鬼のケイトに首筋からカプリと噛まれ、チューチューと血を吸われた。なんか気持ちがいい。

変な性癖に目覚めないように、早めに終わらせてほしい。

俺はかなり危険な状態まで血を吸われた。

俺の血がそんなに美味なのか?

そろそろ俺も、倒れるレベルの血を失くしたようだ。

頭がクラクラする。

これはアレだ。献血で、目いっぱい血を取られるのと同じだ。いや、献血ではそこまで血は採らない。でも、ケイトは相当な血を飲んでいたようだ。

ああ、血を吸われるの気持ちがいい。


やっと、俺を離してくれるケイト。

やはり吸血鬼だったんだな。俺のA型の血液はもう、ショック死しそうなまでに減っていた。

その時、ルルチェが俺に回復魔法をかけた。

血も戻った。

ルルチェの名案とはこういうことだったのか。


「元気になった?」

「あ、ああ。回復したよ」

「これで私たちの血を飲まれずにすんだわね」

「こういうことかよ」

「そ!名案だったでしょう?」

「死ぬかもしれなかった‥‥‥」

 俺は昇天しそうなタイミングで、回復魔法で元に戻ったのだ。

今までで一番、ヤバい目に遭ったような気がする。


「じゃあ、これで錬金術で作った剣を頂こうか」

 俺はケイトに催促する。

「あなたはせっかちだな」

「そりゃ、血を取られたんだからな」

「分かったよ。持ってけ!」

 ケイトは壁に掛かっている剣を取り、俺に渡した。

「これがそうだよ」

 鞘に入っている剣を、俺は受け取った。

「これが俺の新しい剣‥‥‥」

 鞘に入っているので、まだ刀身を見てはいないのだけれど。

「抜いてもいいか?」

「どうぞ」

 俺は剣を抜く。

 かなりの重さだったが、振れないほどではない。むしろ、日本刀に近い形状だった。

「こ、これは?」

「錬金の剣という名を付けている」

「錬金の剣‥‥‥」

「さぁ、持っていけ。血はありがとな!」


 俺たちはコテージを出る。

「良い業物を手に入れたな、リューイチ」

 コマドリが言ってきた。

「ああ。これはダ・ガールの剣よりも強力そうだぞ!」


 ルルチェが、「それは本当に強力よ!オリハルコニウム以上の強度と、形状をしている。こんな剣、わたしも見たことが無いわ。すごい合金を編み出されて造られたのよ」と、補足してくれた。

 解説、どうも!


「リエット、お前のコネが役立ったよ。ホント、サンキュな!」

「いえいえ。冒険者様のお役に立てられるのなら、このリエット、協力は惜しみませんよ」


頼もしい。


「では戻りましょうか」

「ああ」

 俺は満足して、帰路に着いた。

 最強の剣が手に入ったのだ!これは俺の剣だ。



もうすぐ犬の散歩の時間です。行ってきます!!読者様に幸福が訪れますように!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ