第百二章・レベル確認!
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第百二章・レベル確認!
俺たちはステータスカードを見る。情報交換だ。あまり互いに見せ合うのは恥ずかしいけどな。個人情報という概念はこの世界にもあるんだろうか?
イーゼル 15歳 女
職業 魔女 レベル31
HP 135
MP 165
攻撃力 65
防御力 55
素早さ 55
知力 80
体力 70
魔力 145
運 65
コマドリ 17歳 女
職業 くの一 レベル33
HP 150
MP 0
攻撃力140
防御力 90
素早さ100
知力 70
体力 80
魔力 0
運 55
ダ・ガール・フォー・ルルチェ 16歳 女
職業 賢者 レベル32
HP 150
MP 130
攻撃力 65
防御力 65
素早さ 55
知力 95
体力 65
魔力 140
運 50
リューイチ 18歳 男
職業 いいひと レベル∞
HP999
MP999
攻撃力∞
防御力∞
素早さ∞
知力 ∞
体力 ∞
運 ∞
俺のはもう、職業ともいえないものだった。
いいひとって何?
いや、ヘタレやロリコンよりはマシだよ?でも、いいひとって、他に褒めるところがない人に使う言葉じゃない?個人的にイラッと来た俺だった。
「リューイチ。見てくれコレ!」
コマドリが俺にステータスカードの職業のところを見せてきた。
別に、さっき見たんだけどな。
「リューイチ、わたし、くの一になったぞ!すごいすごい!!」
喜ぶのはいいが、やっと、くの一になったんか。
「それはおめでとう。で、これから俺たちどうする?」
ルルチェが、「とりあえずダ・ガールに戻りましょう」と言った。
あ、そうだった。ここはまだ、ルイ・イークの土地だった。そう言えば、タリル族の連中はどうした?
俺たちは、ミーシャ率いるタリル族の人たちの元に行った。
「おい、お前たちは大丈夫か?」
ミーシャは助けてくれた礼を、俺たちに言う。彼女たちにはそれほど被害は無かったようだ。
「戦艦をぶっ潰したんだ。これでルイ・イーク王朝はしばらくの間、タリル族殲滅作戦は中止にならざるを得んだろう」
「ありがとう。わたしたちの恩人だ。もし、助けが必要なら呼んでくれ。わたしは駆けつけるぞ」
「それは有難い!じゃあ、まず国境地帯はどこか教えてくれないか?」
「それなら、北へ向かえば国境の砦ツィタデルに着くぞ」
「そうか。サンキュな!」
「サンキュ?」
「ああ。俺の世界での礼の言い方だ」
「そうか。不思議な言葉だな。では旅の安全を祈ろう」
俺は別れを告げると、パーティーとともに北へ向かった。
犬の散歩に行ってきます。歩く口実になります。健康のために良いです!!