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プロローグって言えばプロローグ

初めまして、あばたもえくぼです。ファンタジーと言えば、「ドラ〇エ4」くらいしか知らない作者ですが、異世界転生ものに挑戦してみました。ファンタジーに疎いけど、書いてしまっては続けなくちゃいけないので、どうかよろしくお願いします!!いろいろ調べながら、頑張って書きますので、つたないところもあるでしょうが、お付き合いください。あと、イジメはダメです。イジメカッコ悪いと思いますので、その辺はよろしくお願いいたします。

 プロローグって言えばプロローグ。


 俺の名は矢島龍一。十八歳だ。高校三年生と言っておくが、高校にはもうずっと行ってない。なぜなら高一の時からものすごいイジメに遭い、だんだん学校には行かなくなったからだ。殴られ蹴られ、おまけに集団無視なんかに遭ったおかげだ、コノヤロ!

 その後、医者に行ったら適応障害と診断され、今は引きこもって、親が買ってくれたゲームをしながら孤独に生きている。

 だが、それももう終わった。

 

 俺はゲームの最中に心不全で矢島龍一としての人生を終えたのだった。儚い人生だった。俺の人生、これで終わりだとは。


*        *        *


 目が覚めると、真っ白い空間に俺は一人でポツンと立っていた。目の前には門と、美しい女性がいた。

「初めまして、矢島龍一さん。わたしは『転生の門』の門番、そして魂を新たに導く女神のルシフィーネです。あなたは死にました」

 

知ってるよ。何を当然のように言ってるんだこの人……?


 ルシフィーネはすごくバツの悪そうに、俺を見て、必死に笑顔を作っていた。


何が可笑しいのだ?俺が一人漫才でもして、楽しく陽気に芸人のように笑いでも取っているというのか?言っとくが、あの世に来てまでコントに命を燃やすタマではないのだが?


「どうしたんですか、女神さま?」

 と、一応訊いてみる。だがその笑顔はやめてくれ。目が腐る。ってか、もう一回死ぬわ、それ。

「あの~、龍一さん。非常に言いにくいことなのですが、本当に言いにくいんですが、冷静に聞いていただけますか?」

 

その女神のひきつった笑顔に、ああ……まさか。と思った。


「実はですね、あなたがお亡くなりになったのは、ちょっとした手違いと言いますか、わたくしは十億分の一位の確率ですか、一兆分の一の確率ですか、でですね、仕事をドジっちゃうことがあるのですよ。まあ、十兆分の一の確率ぐらいでしょうか……」


ふざけてんのか知らんが、何分の一とかの桁がどんどん上がってるが、たぶん何らかのミスがあったのだろう。俺はこの女神の言葉を黙って聞いていた。


「つまりですね、あなたはわたしのミスで死なせてしまったんですよ。ごめんなさい」

 

要は俺、こいつに殺されたんだな。何かそれっぽく、謝ってはいるが、キレてもいいですってことかな?命は大事だ。だからこのまま死にたいとは思わなかった。まぁ、いいか。


「それでですね、あなたには特別に優れたレベルを持つ勇者として転生させてあげることにしたんです。ああ、これ本当ですよ。チートチート詐欺ではありません。本当にあなたには特別な能力を持って転生させると約束しますので!」


ほう、それでチャラにしてくれと言ってるのか。つまり交渉しているんだな。他に条件は無いのか?別にいいけど、何かいろいろムカつく。


「なので、次の人生ではあなたはとても素晴らしい力を持って、転生をして、要はとても良い人生を歩んでいきたくてですね……」


何かこいつ、しどろもどろだな。これを断れば……、俺はいったいどうなる?

そしてこの女神はどうなるんだ?


「あのですね、あなたがこれを了承してくださらないと、わたし送検されて、地獄に落とされてしまうので、ホント申し訳ございませんが、この取引に応じていただかないと……」


ほう、そんな理由か。こいつも自分が一番可愛いやつってクチなのだな。セコい……、セコ過ぎる。

だが、もう俺は死んだし、女神に間違って殺されたと言っても、何だかしょうがないようだな。なら、ここでキレても意味はないみたいだし、最強の俺を手に入れて、次の世界でカッコよく活躍できるようなウハウハな人生にしてくれるのなら、悪い話ではない。というか、悪い話だとキレるから、分かってるよね?マジに地獄に落とすぞこのアマ!って感じだ。

俺はその取引に応じた。それが最悪(?)にアホな選択になるとは知らずに……。


 そんなこんなで、新しい世界への門は開いた。

 行ってくるぜ!俺の最高な時代へな!!



さて、転生させたので、これからです。感想とかレビューはまだ早いかもしれませんが、よろしくお願いします。

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