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う〜ん・・・恋愛って難しいですね・・・勢いで書き上げております。


誤字を見つけてしまいましたので修正します・・・ 1/14

ヘーム→ゲーム

体調→隊長



「ミーナさん、あなたご自分の立場を弁えていて?」


「この学園は!身分は関係ない!と聞いております!」


「身分は関係ありませんわ。でも、ご存知でしょう?わたくしと殿下は婚約者同士ですから名前呼び等も許可されておりましてよ?その他のことに関しても然り。あなたは殿下のご学友でございましょう?名前で呼ぶのは不敬でしてよ?・・・たとえ、殿下がそれを許したとしても。そして、あなたの授業の態度を鑑みてももう少し何とかなりませんの?」


物語がスタートして早2ヶ月。転入生は夏休みが終わってすぐに学園にやってきた。この学園はあまり転入生を迎えることはないから物珍しいといろんな人から注目を浴びていた。それは第二王子やその側近に限ったことではなかったけど、まぁよくある運命的な出会いをしていろんな方を虜にした、と。


ミーナ・クレオ

薄いサラサラのストレートで金髪で、丸く愛らしい目のラインに翡翠の瞳を持ち、体自体はまぁ、普通体型。平民だから名前は短い。あ、ちなみに貴族は「領土の名前・オ」って付くのです。ですから私の名前もそうなっております。

平民の子は自分たちの領土というものがないから普通に名前と苗字になりますね。


現在堂々と教室で主人公に毒を吐いておられます。バロニ様。


いや〜本当。ゲームってさ。実際全然勉強するところ出てこないじゃないですか。メインが恋愛だしね。

だからね、多分だけど彼女転生者なんだけど全然授業受けないんですよ。受ける気がない!初めから出来て当たり前!みたいな態度なんだけど。実際、ゲームの知識の中にこの学園の授業の内容でてこないからしっかりやっておかないと、テストとかもあるからどう考えても落第するよ?

自分から辞める方向に持って行くとかね、私のようにするんだったらいいけど。魔法も座学も意外とゲームだけだとアウトですよ?って思うので、一応ローエン様と話し合ったんですよ。ローエン様は渦っていうけどその蟠りの面倒なところとか入りたくないんですよ。

ゲームでは結構古典的な嫌がらせとかもあったんだけど、それをしちゃうとローエン様もバロニ様も救えないってことになったので、少々言い方はきついかもしれないけど、陛下とか他の人に忠告されても大丈夫な様に正当なことだけを注意することにしようってなったのです。

ま、実際転生者じゃなければもっと違う行動をしていたかもしれないんだけど、今目の前にいる彼女はどう見てもそうみたいなので、一切妥協はいたしません。

ハーレムを作りたいとか思っているのかもしれませんが、誰か一人にしてほしい。第二王子なら第二王子で構わないし、ローエン様の方だったらそれで構わない。っていうかそれが一番ありがたい。


「ぐっ・・・でも、ここの勉強はそこまできっと難しくないから問題ないわ!次のテストでいい点数を取ればいいんでしょう?!とりあえず、私は今こうしている暇はないのよ!っていうか、ストーリーだいぶ違うから予定が狂っちゃうわ!」


あ、ダメなセリフですねストーリーとか。

そう、そして教室で堂々と駄目出ししているこの時間は一応スチルがゲットできるシーンがあるんです。お昼休みです。私もゲットできたスチルだから覚えていますとも。この展開。でも、私たちには一切関係ない人だったから関係なしに居残ってもらってみんながいる前で駄目出しをしたのでした。

そして、次回のテストに置いてだいぶ自信がおありな様で。


「バロニ様、彼女の時間を奪ってしまっては申し訳ありませんわ。本日のところは、次のテストの結果次第ということにいたしましょう。きっとそこまで言うのでしたら学年で5位以内に入ることを示唆しておりますのよ。そうでしょう?ねぇ?ミーナさん。それはいいとしてもいくらこの学園が身分は関係がないと言っても最低限のルールというものがございましょう?秩序というものが存在することをもう理解できる年ですのよ私たちは。それを念頭に置いて生活していただかないと我々以外の方もお困りになりますわ」


ここはね。大人になってある程度の妥協点としましょう。テストはだいたい3ヶ月に1回あります。で、そのテストは廊下に全員の順位が張り出されます。だからね、ごまかすことできないんですよ。

え?学年5位?到底無理だと思うよ。だいたい1位から10位以内の人は決まっていて、それがまぁみなさん予想していることかと思うのですけれど攻略対象とバロニ様、他頭のいい人。

それからなんと!私アイラです!目立ちたくないんですけれど点数が高かった人は図書館の高度な魔法書の閲覧エリアを貸し切りにできる特典があるのです!

もうね、これはねテスト頑張りました。私。ゲームにはそんな細かいこと書いていないんですよ。当たり前ですけどね。実際生活してみてわかるこっちの暮らし。

最高です。ご飯はねまぁこれから飯テロ起こしてやんよって感じのしかないけど。食べれなくないから。あとは、化粧とかね。でもそれよりもまず魔法をできるだけ多く取得しておきたいからね。まだ読んだことなかった本が重たい上にこの学園に置いてあったからラッキーと思ってみております。


「そうよ!ッソレでいいしょ!私用があるから!」


「・・・だいぶ乱雑な話し方をされる方ですのね。私、あまり仲良くできないと思いますわバロニ様、アイラさん。」


主人公の言い方には呆れて物も言えないけど、ローエン様が相当嫌な顔をしてる・・・。まぁ、見た目も去ることながら箱入りだしね。


「わたくしもできるならあまり関わりたくないのですけれど、殿下が仲よくされているようで、王妃様がどんな子か見ておいて欲しいおっしゃっておられて・・・少々態度がよろしくありませんわよね?わたくしの側にいらっしゃらなくて本当に良かったわ。でも殿下の品位を下ろしてしまわれないか少々不安ですけれど」



とりあえず食事が終わったら次の授業の準備をしますかね。ちなみに苦手な薬草の授業です・・・



_/_/_/



お・・・終わった薬草学・・・


一番苦手なんだよね・・・実は。


この世界は実際、恋せよと愛せよが混ざったような感じだと思う。実際薬草とか愛せよでは出てきたけど、恋せよには出てこなかった部分で愛せよの方で薬草学が出てきたところはだいたい飛ばしていた。いや一応育成系?だからやってはいたんだけどそこまで力を入れて学んでこなかったのよ。だって見たいのは帝国の男性陣だったから!!


とりあえず終わったから本日は図書室へ行きましょう!!



_/_/_/




と、楽しく思っていた時間がありましたよ。


ちょっと待って。ちょっと待って。めちゃくちゃ嫌なキャラがいる。しかも帝国のキャラ。え?なんで?

こんな序盤に出てくるようなキャラじゃないんだよアイツ!



「こんにちは、お嬢さん。席をご一緒してもよろしいですか?」



よくね〜〜〜〜〜〜!!!


「まぁ、他にも席がたくさん空いておりましてよ?」

「そうですね、でも座る席に許可を取るのも変でしたね。ここに座らせていただきますね」


閲覧エリアが増えたとしても机や椅子があるのはみんなが入れるところにあるわけなのでいつもどおりに自分がよく座る場所へ本を持ってきて読んでいると、そいつが現れた。


ギンガ・ゲレオ・トレナーエ

帝国の白騎士所属の隊長だ。

って言っても伝わらないと思うのですが、帝国の騎士は黒と白の二つの団に分かれていて、黒はだいたいみんながたいがよくて強面の無口系キャラで、私が一番オススメしたい部隊。結構泥臭い戦いとかもしていてはっきり言ってすごくかっこいい。中身はよく言えばおおらかで大きく笑って何事もチャレンジ!って感じで悪く言えば結構テキトーで行き当たりばったりの時もあるんだけど・・・このキャラ達は結構下町のギルドとかにも来るから私が帝国に行ってもしかしたら会えるかも!と思っている人たちである。

その反対に白は大抵近衛騎士で、聖騎士とかもいるっぽいけど。大抵は皇帝を守るために城に常駐しているはずで、しかも顔面偏差値が魔法王国のように高いんです。でもこの隊長は腹が真っ黒なんですよ。もちろん顔面偏差値も恐ろしく高いけど、体調っていうだけあってがたいも私好みなんです、が。がですよ、泥臭い戦いも卑劣な戦いも基本的にこいつが作戦を立てることが多くてそれによって結構こっちが悲惨なことになったことが多い。ゲームだけどね!だけど私てきには本当にこいつがキャラてきに本当に嫌いで。

頭がいいと言えばいいんですよ。意外と女性陣には人気がありました。男性にも味方にいたらこころ強い!っていう意味でそこまで嫌われていませんでしたよ。実際、このキャラと結びつく女性がいないしこのキャラが仕事仕事でリア充でなかったことが多いに関係しているかと思うのだけれど。


まぁ、キャラ紹介はいいや。

そいつがなぜか私が閲覧拡大エリアから戻ってきたら図書室にいて、私がものすごく嫌な顔をしたのを見てにっこり笑いかけてきたんですよ。そして、現在隣に座っております。いやみか?いやみなのか?そしてなんでこの国にお前がいるんだ?こんなのゲームにもなかった・・・はずなんだけど・・。

まぁ、私が規格から外れているからなんとも言えないけどとりあえずイレギュラーには変わりはないし、近くに来ないでほしい。っていうか、すごくいい匂いがするんですよ。男なのに。なんかもういろんな意味で負けている気がして本当に嫌。ちなみに今図書室は私とこいつ以外はいませんよ。いつもいないんだけどね。あまり人気のない場所ですから。


もういいや、シカトして本読も。


_/_/_/



「う〜〜ん・・・」


背伸びをして凝り固まったからだをほぐす。

あぁ、そういうことか〜この魔法はこれと組み合わせないと生まれないのか・・・・



「読み終わりました?」


ビクッ・・・

「え・・・?あ、え。え?」


まだいたのこいつ。


にっこり笑って・・・


「私明日からこちらでお世話になるギンガと申します。お見知り置きを。」



・・・・いや〜〜〜〜〜!!!











お読みいただきありがとうございました。

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