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少女
とりあえずザッと1番安い武器と防具と回復ポーションを最初に配られるG(ゴールドで勿論金の事だ)で買えるだけ買った後、俺は最初の村からフィールドに出た。そこにはひたすらに草原が広がっていて、ところどころに敵用カーソルがついてる魔物のようなや、すでにその魔物を狩りに行っているプレイヤーがいた。俺も早速練習兼レベル上げの為に魔物を狩り始める事にした。
草原の中でも次の森のフィールドに近づくにつれてプレイヤーの数は少しずつ減っていっていて広大な割に人がほとんどいない中レベル上げをしていたら1人の少女が初期装備のまま武器も持たずに明らかに焦りながら辺りを見回していた。俺は何か嫌な予感がした。足から全身にかけて鳥肌が立った。そして俺は
「あの…大丈夫ですか?何か困った事はありますか?」と話しかけてみた。すると
「……すみません。私、気づいたらここにいて……」
これが俺とミエとの出会いだった。