エピローグ
休暇の当日。
手塚は、自分の屋敷に隊員やクイーンたちを招いて、簡単なガーデンパーティを開催している。
久しぶりに気を抜いた時間が流れていく。
参加したものは各々この時間を楽しんでいた。
ワイワイと賑やかにしていたそのとき、突然ルエラの悲鳴がこだました。
「キャーーー!」
「どうした! ルエラ!」
慌てて駆け出すリーダー。璃空たちもその後を追って庭からサンルームへ入る。すると、悲鳴をあげたルエラがリーダに抱きついていた。
「今ね! 今!いちなおが立ったのよーーーー!」
「なに!本当か! 一直!もういっぺん。もう一回。アンコール、アンコール!」
そんな風にはしゃぐ手塚リーダーを、つかまり立ちしながらキョトンとして見上げていた一直が、
「パーパ」
と言うと、両手を高く上げて独り立ちした。
「うぉーーーーー! 立ったー、いちなおが立ったーーー!」
一直と言うのは、去年リーダーとルエラの間に生まれた男の子だ。リーダーの親ばかぶりは相当なもので、日頃はハードボイルドを気取っているが、それも形無し。
今も一直を抱き上げて、大はしゃぎだ。
「お前はすごい! 天才だぞー一直~。大人になったら(バリヤ)に入れるぞー」
「いいえ」
すると、微笑みながらそんなリーダーを見ていた璃空が言う。
「彼が大人になるまえに、こんなくだらない争いは終結させて見せますよ、必ず」
驚いて璃空を見たリーダーの顔に、ハードボイルドがよみがえる。
「ああ、必ず。俺たちに不可能はないのさ」
了
ここまでお読みいただいて、ありがとうございます。
SFファンタジーロマンス?
と言ったらいいのか、SFとはいえのんびりした感じになりました。
皆様に楽しんでいただければ、幸いです。




