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1話 転生した

■家

2024/02/06 07:40

「純也ー早くおきないと遅刻するぞー」


一階からお父さんの声が聞こえる。

ベットの上にある時計を見る時刻は7時40分。

家からチャリ15分の場所にある8時00分の高校までまだとばせばぎり間に合う。制服を慌てて着て荷物をリュックに詰めリュックを取りスマホをポケットに入れ一階に降りる


「父さんなんで起こしてくれなかったの」

「起こしたじゃないか」

「もー いってきます」靴を履いて外に出ようとする

「あ、純也弁当持っていかないと」

父さんから弁当を受け取る

「ごめんありがと 忘れてた」


家を飛び出してチャリに飛び乗り出発。全力で飛ばす。

赤信号だったので回り道をする

左に曲がり横断歩道を渡り細い道に入る

一車線分ぎりぎりない道を突き進む

そこは緩やかな下り坂でもある


ここを抜けると大通りだから注意していこう

急に電話がかかってくる

左ポケットに入っているスマホを取り出し電話に出る


「あーもしもし 純也ー」

同じ部活で他のクラスの友人の安藤からだ

結構仲が良いと思う

「どうしたー」

「わりいんだけど今日体育のズボン忘れてさ

貸してくれない?」

「あー わかったいいよ」

そんな会話をしていると十字路に差し掛かり猫が飛び出してきた


「うわ」

慌ててもう一方の手でブレーキを握りしめる

会話に夢中で気付いていなかったが相当スピードが出ていた前輪だけ回転が止まり前に体が吹っ飛ぶ

「やば」

それを待っていたかのように車が突っ込んでくる

ドン!

ぶつかった最悪だ

徐々に意識が薄れていくような気がする

痛い 気持ち悪い 体が動かない

あー死ぬんかな

「おい!純也どうした!」

安藤のそんな声が聞こえる

自分が思っているより冷静になっている

意識が薄れてくる

運転手の人が降りてきた 通勤中のサラリーマンみたいだ 

この人も急いでたのかな

視点が薄れていく

サラリーマンが少し笑ったような気がした

そして 意識が飛んだ



■真っ黒な世界

気がついたら真っ黒な世界にいた

何にもない あるのは地面と体だけ

真っ黒なのに視界が開けてる

「どこだここ」

服は着たままでいる

「ちょっと歩いてみるか」

5分ほど歩き続けた

「やっぱ何もないな」

この空間には独特な不気味さがある

誰も人がいないからかな

「あー死んだのかな そういや人間って死んだらどうなるんだろう」

「天国とか地獄とか行くんかな」

「三途の川ってどこだろう」


「誰かいる」

いきなり20mほど先に女の人が目の前に現れた

人がいた嬉しいことだけども少し不気味だ

その人はなぜか泣いていた

「あの」

この人どうやって死んだんだろう

「왜 내가 죽었어」

女の人は膝から崩れ落ちている

何を言ってるのかわからない

でもどこかで聞いたことがあるような ないような

また意識が薄れていく

何かに吸い込まれる そんな感覚




■知らない場所

女の人「縺ゅ?逕溘∪繧後◆繝シ」

男の人「縺?∪繧後◆縺ョ縺九?」

男の人も女の人も笑っている


女の人は少し汗をかいているように見える

気がつくと知らない場所にいた

病室のように見えるけど

どこか違和感はある

もしかして死んでなかったとか

いや変な夢かな

白い服を着た人

「辟。莠九↓逕」縺セ繧後∪縺励◆繧蜈?ー励↑襍、縺。繧?s縺ァ縺」

何いってんだこの人たち 


周りを見る 

周りがあんま見えない 事故の衝撃で視力落ちたとか

俺を男の人が抱きかかえる

なんで抱きかかえれるの

「ああうう」

声を出そうとした でもなんでか出な

なんでだ

次に女の人が抱きかかえる

そして俺の手を握る

もしかして


部屋に人が入ってくる

何か言ってるけどあんまり聞こえない

その人が近づいてくる俺の顔をよく見て笑っている

今気づいたがその人はあんま男の人だ

見た目は40代にも見える

そんなことは関係ない


見慣れない場所

全く知らない人たち

俺を抱きかかえる人たち

もしかして俺は今



赤ん坊になっている!


ていうことは

いやまだ断定はでき、、

いや断定してもいいだろう

これは夢なんかではない

俺は、転生した

ということは初めに見た二人の男女は

父親と母親だったらしい


転生とか漫画とかアニメとかでしか見たことがないし聞いたことがない

そんなものに特段興味があったわけでもない

人間って転生するんだ

ていうか記憶って持ってるものなんだ


急に眠気が襲ってきた

まぶたが勝手に落ちてくる

頭使いすぎたかな、、、、


目が覚めた時にはベッドに横たわっていた

周りには白い服を着た人が数人いる多分これは白衣だろう

ここ地球のどこだろう 人の顔立ちを見るにヨーロッパ人だろうか

確かめないと


部屋の周りを見る特に絵などは飾っていない

うーん


二週間ほどがたった

この部屋から出る日が来たようだ

この二週間で分かったことは

この世界は地球にちょっと似ているということ

人はヨーロッパの人に見れる

あと人だけではなく馬に似ているよくわからない生物や顔の色が違う人など地球では異星人と呼ばれる物がたくさんいるということがわかった

そして、自分の顔を見にたくさんの人が来た


母親の乳を飲んで二週間ほど一緒に過ごした

看病は父親がしてくれた


そしてどうやら俺の名前は

ルーカス

というらしい

自分の近くで何度も呼ばれているからなんとなくわかったでもまだ苗字もわからないし

言葉も理解していない



今その2人に抱きかかえられて今家に帰る車がないらしいので馬車に乗って帰る

病院から出る時にお医者さんや看護師の人に見送られた


文明が発展していないのかな

もしかしてここは過去だったりするのか


30分ほどかけて家に帰る

両親はなんか言っていたがまだわからない

病院から離れるにつれて賑わいがなくなっていった気がする

母親に抱きかかえられているから空しか見えなかったがもしかして俺の家はすごく田舎なのだろうか

そんな事を考えていると家に着いた


■家

木造の家で2階建てどうやら玄関で靴を脱がないらしい

家の中に三人の人がいる

そのうちの二人は年を召している男と女の人だった

もう一人は俺が生まれた時に近づいてきた人に見える

年を召した2人が近づいてくるすごく笑っている

多分僕のおじいちゃんとおばあちゃんにあたる人だろう

もう一人の人は俺の父親と話している

家の中を見渡す

何かないだろうか


両親は自分抱え二階に上がるそして部屋に入る

どうやらここは俺の部屋なようだ


ベビーベッドの中に俺を置く

部屋に何かないか見渡す

地図っぽい何かが飾ってある

とても気になった

遠くからは何かよく分からなかったが

見覚えがあるような形な気がする


ベビーベッドの中から手を差し伸ばす

そのことに気がついた母親が俺をベッドの中からだし指でさしていたものに近づく


やはり地図だった

地球でよく見た地図

しかしそれはただの地図ではない

地理が得意だった俺はすぐに気づいた

これは 地球の地図に酷似している



ユーラシア

アフリカ

北アメリカ

南アメリカ

オーストラリア

そして 南極

全部ある

すごい感動が俺を襲う

俺は今地球にいる

それだけで嬉しい

しかし違和感がある

それは太平洋のまんまにあるよくわからない島

大きさは四国くらいだろうか

ハワイではない

なんだこれ

こんな島は確実になかったはず


そんなことより今はとても安心している

馴染んだ世界で過ごすことはこんなにも嬉しいことなのだろうか


その隣にあるのは我らが日本もしかしたら日本に俺の知っている世界が広がっているかもしれない

ここは発展にしていないだけで他の国はそれなりに発展しているのかもしれない

日本に行ってみたいな

今は声に出せないし聞けないからもう少し成長してから聞いてみよう

平和に生きよう


そんな事を考えながらこの日は眠りについた


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