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魔法学校

もう一週間が経ち、ついに魔法学校に行く日が来た。待ちきれないよ。そして、テストでどんな魔法が得意なのか分かるのが楽しみだ。影の魔法や光の魔法みたいなものだったら最高だな。

ハシザ:「セレステ、明日がその日だ。」

ハシザ:「準備はできているか?」

—「もちろん!それに、とてもワクワクしているわ。」

ハシザ:「はははは。」

ハシザ:「それでこそだ。馬車は朝にここに来るよ。」

ハシザ:「お父さんは出発を見送れないけど、首都で君を待っているよ。学校まで連れて行ってくれる。」

ハシザ:「それから彼は仕事に戻るけど、時間がある時は必ず会いに行くからね。」

ハシザ:「あ!」

ハシザ:「それと、手紙を忘れずに書くんだぞ!分かったか?」

—「分かったー!!」

—「心配しないで、母さん。私が出発するのは明日の朝だけだから。」

—「それに、いつも手紙を送るからね!」

ハシザ:「セレステ、あなたを誇りに思うわ!」

ハシザ:「きっと向こうでもうまくやれるし、たくさん友達もできるわよ!」

ハシザ:「あなたは賢い子だし、一度も私たちに迷惑をかけたことなんてないもの。」

—「ありがとう、お母さん!」

ハシザ:「ははは。」

ハシザ:「どういたしまして、セレステ!」

ハシザ:「覚えてる?“女の子の夜”をした時のこと。お父さんが仕事からなかなか帰ってこなかった時の。」

ハシザ:「あなた、私が心配していることを分かっていて、本当に助けてくれようとしてたわね。」

ハシザ:「あなたは完璧な娘よ。」

ハシザ:「それは、問題を起こさないから言ってるんじゃないの。」

ハシザ:「あなたが賢くて、家族を愛していて、さらに一生懸命だからよ!」

ハシザ:「愛してるわ、娘!」

—「私も愛してる、お母さん!」

ハシザ:「さて、最後の“女の子の夜”をもう一度やってみない?どう?」

—「お母さん...」

ハシザ:「ははは。」

ハシザ:「そうね、あなたにはもうこういうのは子供っぽいかもね。でも、大丈夫よ。」

—「そうじゃないの、お母さん。」

—「これが“最後”の女の子の夜にはならないよ。卒業したら、あるいは休暇の時にまた家に戻ってくるから。」

ハシザ:「...」

泣いてる?そっか...きっと彼女の気持ちも分かる。

ハシザ:「分かったわ、ありがとう、本当に。」

ハシザ:「女の子の夜のために、おやつを用意するわね!」

—「うん!」

—「あのね...」

結局、私たちの“女の子の夜”は、大きな睡眠の夜になっちゃった。

彼女も私も、すごく疲れてたんだろう。まあ、そうだよね。これから新しいことがたくさん待ってるんだもの。私にとっても、彼女にとってもね。

でも、今日は...今日がついにその日だ。長い旅への第一歩を踏み出す日。

この魔法学校で、新しくて面白いことをたくさん見つけられたらいいなと思う。

あんまり心配してないよ。お父さんが迎えに来てくれるし、学校には宿泊施設もあるから、学校の敷地からあまり出なくて済むだろうし。

ハシザ:「セレステ!準備できた?馬車がもう来てるわよ!」

—「あっ!」

—「うん... 準備できた!」

何年ぶりだろう、こんなに興奮しているのは。この胸の高鳴り、この不安、このお腹の中がひんやりする感覚、この喉の詰まり感...私はこれが大好きだ。

これが私の冒険...いや!これは私の新しい人生だ。絶対に魔法のようなものになる!

ハシザ:「娘...」

ハシザ:「セレステ!愛してるわ、私の大事な子。良い旅をね。何かあったら、お父さんに相談するか、村に逃げてくるのよ。」

ハシザ:「それと...」

ハシザ:「それと... あなたはもう少し魔法を知ってるけど、それだけに頼らないでね。」

ハシザ:「それにね...」

ハシザ:「リュックにおやつをいくつか入れておいたから、忘れずに食べるのよ、いい?」

ああ...この感覚、なぜ喉の詰まりがさらに強くなったんだろう?

この家、この母さんが恋しくなるだろうな。でも、これは別れじゃないって分かってる。それなのに、どうして?

ハシザ:「娘...娘?!大丈夫?どうして泣いてるの?どこか痛むの?」

—「ああ...」

—「ううん...」

—「えっ!」

—「あれ?何が起きてるの?声が震えてる...震えすぎて、一言も言えないなんて…くそ、何なんだこれは。」

ハシザ:「娘...」

ハシザ:「愛してるわ、セレステ!」

ハシザ:「さあ行きなさい!行きなさい、私の愛しい子よ。夢を追いかけるのよ...いい?」

ハシザ:「お母さんのことは心配しないで、大丈夫だから!分かってるわよ!」

—「い、いや...」

落ち着いて、深呼吸して。せめてお別れの一言くらいは言わなきゃ。

—「あん...」

—「ゴホゴホ」

—「お母さん!」

ハシザ:「え...セレステ!」

—「大好きだよ!本当に、本当にありがとう!ここまで支えてくれて!!」

—「それからもう一つ!」

ハシザ:「ははは...何、娘?」

—「またね!」

ハシザ:「ねえ娘、ははは。」

ハシザ:「あなたがこんなふうに泣いてるのを初めて見たわ、ははは。」

—「ああ、まあ慣れないでね...」

ハシザ:「...」

—「ははは!」

ハシザ:「分かったわ、娘。ははは。」

ハシザ:「さあ、行きなさい。そして、またね!」

ああ...この会話とお別れ、うん、すごく温かいものだった。

とにかく、今私は魔法学校に向かっているところだ。この旅にぴったりなのは何だろう?いい音楽だな...そういえば、まだ楽器の話を聞いたことがないけど、きっと何かあるはずだ。少なくとも太鼓みたいなものくらいはあるに違いない。街に着いたら、落ち着いてから探してみよう。

—「すみません、まだ到着までどのくらいですか?」

御者:「セレステ!起きてたのかい?あと30分から40分くらいだね、もう少しだよ。」

—「分かりました!ありがとう!」

さて、もう一眠りするにはちょうどいい時間かな。それなら...

—「ふぁあ...」

—「少し寝ます。着いたら起こしてもらえますか?」

御者:「もちろん!問題ないよ!」

—「ありがとう!ではまた!」

御者:「分かった、ゆっくり休んでね!」

あれ?!ここはどこ?待って、待って、落ち着け...

—「私、元の世界に戻ってきたの?」

—「いや、それはあり得ない...」

女神:「こんにちは、セレステ!ふふ。」

—「え、女神?何が起きてるの?」

女神:「ああ、夢を見ているのよ。私たちが会ったのはもう何年も前のことだものね。」

—「ああ...まあ、そうだね。」

女神:「大丈夫よ。まだ首都に向かっている途中だから。」

女神:「ちょっと様子を見に来ただけ。元気にしてるかなって思ってね。」

—「ああ...うん、大丈夫。」

—「というか、まだこの新しい人生に感謝してなかったね。」

—「ありがとう!」

女神:「あら、どういたしまして。そんなに感謝しなくても大丈夫よ。」

—「それで、なんで私が元の世界に?」

女神:「ああ、それ?それは私のせいじゃないの。ただ、まだ前世と繋がりがあるからなのよ。」

—「繋がり?そんなものがあるとは思えないけど。」

女神:「まあ、何かがあなたをここに繋ぎ止めてるんでしょうね。」

女神:「それとね、どうしてあなたが女性の体に生まれ変わったか、考えたことある?」

—「いや、それは考えたことない。」

女神:「まあ、ある種のルールがあるのよ。」

女神:「いわゆる“後の人生”のルールね。まあ、そう呼んでおくわ。」

女神:「簡単な話だけどね、基本的に同じ性別で続けて生まれ変わることはできないのよ。だから性別が交互になるの。」

女神:「もちろん、あなたのケースは特別だけど。だって記憶が残ってるんだもの。」

女神:「どう?男の子に恋するつもりはある?」

—「えっ...」

—「うーん、正直、まだ実感が湧かないから、分からないな。」

—「それに、自分が男の子に惹かれるとは思えない。」

—「一つ、疑問があるんだけど、女神。」

女神:「もちろん!質問して!」

女神:「ゴホンゴホン。」

女神:「あ、質問によるけどね!」

—「えっと、その...」

—「この世界では、レズビアンの関係はどう見られてるの?」

女神:「ああ、それね?いくつかの種族ではもう普通のことになってるわ。でも人間はまだそれを普通とする途中よ。」

—「じゃあ、少し控えた方がいいかな、少なくとも今は...」

女神:「あら!そんなことないわよ!」

女神:「全力で行きなさい!」

—「ははは、それは女神だから言えるんでしょ?」

女神:「私は“ほとんど”女神なんかじゃないわよ。」

女神:「私は女神なの。」

—「うん、それは確かにそうだね。」

女神:「ふふ、私はいつだって正しいの。」

女神:「それはそうと、これで終わりよ。」

女神:「首都に着いたわ。」

女神:「時間切れね。」

女神:「また何年後かに会いましょう、セレステ!」

—「ああ...うん。」

—「分かった、ありがとう!またね、女神!」

女神:「ふふふ。またね...」

御者:「セレステ!おい、起きて!」

御者:「着いたよ。お父さんがもう門のところで待ってる。」

—「ふぁあん...」

—「ありがとう、起こしてくれて!」

御者:「どういたしまして!」

ああ、まだ女神に会う予定があるのか。まさかこんなに早く会えるとは思わなかったけど、彼女は私に色々話をしてくれた。その中でも気になったのが、私が「前世との繋がり」を持っているということ。でも、それは今は気にしなくてもいいかな。今私がすべきことは、友達を作ることと、この世界についてもっと調べることだ。

魔法と上手くやっていけるといいな。すぐに旅に出ることになるだろう。寮に着いたら、まず王国の地図を広げて訪れる場所を決めよう。

さて、まずは父の元に行こう。

キオル—「おっ!」

キオル—「セレステ!こっちこっち!」

—「お父さん!」

キオル—「おう、セレステ。旅の様子はどうだった?」

—「無事だったよ。ほとんど寝てたしね。」

キオル—「よかった!」

キオル—「さあ行こうか?」

—「行こう!」

キオル—「セレステ、正直あまり君と一緒に過ごす時間がなかったな。」

キオル—「言い訳をするつもりはないけど、君も分かってるだろう?」

キオル—「もっと一緒に時間を過ごしたかったんだ。剣術を教えたり、冒険の話をたくさんしてあげたかった。」

—「冒険?」

キオル—「ああ...そうだ。」

キオル—「仕事の話だよ、衛兵として働いていた日々だよ。へへ」

—「うん、わかった、父さん」

—「いつもあなたの事情を理解しているし、母さんも決してあなたのせいではないと言っていたから。」

—「これからもまだたくさん一緒にいられるから!」

キオル—「セレステ...」

キオル—「ありがとう、娘よ。」

キオル—「君は正しい!」

キオル—「まだ早いけどね。」

キオル—「お腹空いてる?近くのレストランで休憩しようか?」

キオル—「カフェでもいいけど。」

—「カフェ?ここにカフェがあるの?」

キオル—「うん、普通にあるんだよ。君には新しいだろうけど、私たちの村にはなかったからね、へへ!」

キオル—「よし決まり、カフェに行こう!」

—「おおお!」

キオル—「ははは!」

キオル—「宿舎の近くにあるから、そこに行こう!」

—「わかった!」

初めて父と一緒にこんな時間を過ごす気がする。今まで父が私と過ごせなかったことが、母との絆を深くしている理由でもあるけど、これからは父とも新しい絆を作れるかも。

キオル—「さあ、着いたよ!」

—「わぁ!すごい、カフェだ!」

キオル—「やっぱり気に入ると思ったよ、ははは!」

キオル—「さあ何か食べようか、飲み物もね!」

—「わかった!」

ふむ...何にしようかな。

よし、あのチョコケーキを注文しよう。そして飲み物は…

あ、これでいいかな。イチゴジュース?イチゴ味っぽいし…

—「お父さん、これでお願いします!」

キオル—「いい選択だ、ははは!」

キオル—「すぐに注文するから、少し待ってて。」

キオル—「こんにちは!ウェイターさん、私たちはもう注文を決めてるんです!」

ウェイター—「はい、分かりました!すぐに行きますね!」

キオル—「ありがとう!」

キオル—「新人みたいだね。こんな子は見たことないよ。」

キオル—「それに、この仕事をオススメするのもありだな。学校も許可するし。」

—「本当に?!」

キオル—「もちろん!君が働くのもありだ!」

—「後でじっくり見てみるよ。」

キオル—「ははは、それでいい!」

キオル—「もちろん、私たちはちゃんとお小遣いも送るから心配しないで!」

ウェイター—「こちらが注文品のご用意ができました!」

キオル—「おお、ありがとう!」

キオル—「さあ、娘、食べて!」

—「わぁ、ありがとう!」

—「あなたは食べないの?」

キオル—「ああ、私は今日は食べないよ。仕事が終わるまで食べるとお腹が空いちゃうから、へへ。」

—「それでもまだ働いてるの?」

キオル—「そうだよ。でも心配しないで、上司に30分休みをもらったから。」

—「もう20分過ぎたよ、父さん。」

キオル—「...」

—「...」

キオル—「うわ、マズイ!...いいや、支払いしておかないと。」

キオル—「学校に入るときの手伝いが必要?」

—「ははは、大丈夫だよ、父さん。」

—「うまくやれるから!」

キオル—「分かった!じゃあすぐに行くよ。」

キオル—「あっ、そうだった。これを忘れちゃいけない。」

キオル—「ほら、これが今月のお小遣いだよ。」

—「えっ、これ全部?!」

キオル—「実は最低賃金の半分だよ。」

—「ああ…」

確かに、こっちの経済についてまだ全然知らないんだった…

キオル—「でも、服や食料はちゃんと買えるし、友達と遊びにも行けるよ。」

キオル—「ほら、これで行きなさい!」

キオル—「さあ、もう行くよ!」

キオル—「学校生活が始まるけど、頑張れ、セレステ!」

—「ありがとう、父さん!」

「まあ、私はもう食事を終わりそうだ。これから学校に向かって、適性試験を受けるんだ。何か特別なものを引けたらいいな。だって私は転生したんだから、ね?へへ。」

ようやく学校に着いた。まじか、まだ信じられない。

さて、どこだろう… あ、ここだ、確かここが正門。たくさんの人が集まっている。もうすぐ歓迎式が始まるだろう。その後に適性試験が始まるはずだ。

おっと、突然真っ暗になった。かなり広いな。まるでコロシアムのようだ。いや、コロシアムよりは小さいけど、似ている感じだ…。中央に誰かいる。きっと校長だ。

校長:「こんにちは!私の可愛い生徒たちよ!」

校長:「ノルトラダム王国の魔法学校へようこそ。ここは、あなたたちにとって新しい冒険の始まりです!」

校長:「ここでは、すべての生徒が平等に扱われます。貴族の身分などは関係ありません。」

校長:「この私からの最初の挨拶も、これが最初で最後ではありません!」

校長:「さあ、適性試験について説明します。試験中、皆さんは男女ごとにグループに分かれます。その中でさらに二つのグループに分かれます。」

校長:「AグループとBグループです。もしあなたのグループがAであれば、Aのシグナルを持って試験に向かってください。」

校長:「先生たちがあなたたちを迎え入れて試験を始めるので、指示に従ってください。」

校長:「では、皆さんに幸運を祈ります!」

ふむ、なかなか簡単そうだな。入った時に渡されたカードにBのシグナルが書かれていた。これが理由か…。

つまり、僕はBグループに向かうんだよな。でも、どこにあるんだろう?はは、誰かに聞いた方がいいか…。

あそこにいる人に聞いてみよう。あの人もきっと迷っているだろうから、助け合えそうだ。

—「お、こんにちは!」

知らない人:「お…こんにちは?」

—「えっと…」

—ゴホン

—「君、どのグループ?」

知らない人:「え…私、Bグループです…」

知らない人:「どうして?」

—「OH!」

—「私たち一緒だね!」

—「そこまでの道はわかる?実はちょっと迷ってて…はは」

知らない人:「ゴホン*」

知らない人:「私も実は…へへ…」

知らない人:「お力になれなくて申し訳ないです…」

—「あ、いいよ、気にしないで…はは」

—「あ、そうだ。私の名前はセレステ!君は?」

知らない人:「あ、私の名前はモフィリアリア!でも、モフィって呼んでくれていいよ!」

モフィ—「君の名前、女神の名前に由来があるんでしょ?素敵な名前だね。」

セレステ—「あ、ありがとう!そうなの!」

セレステ—「君の名前には、何か意味があるの?それともインスパイアされた感じ?」

モフィ—「私の名前は…」

モフィ—「私の親はモフィモフィという果物を育てているんだ。ここ王都で有名なんだよ。」

モフィ—「だから、親もこの名前が気に入ってるんだ。」

—「OH!すごい!モフィモフィって食べてみたい!」

モフィ—「大丈夫!私もたまに送られてくるから、いくつか君に渡せるよ。」

—「へへ、ありがとう!」

—「さて、試験のエリアを探そう。どこかに案内板とか地図があるはずだし…」

モフィ—「そうだね!」

モフィ—「入口で地図を見たことがあるんだけど、そこに何かあるかも!」

—「わかった!まずそこから行こう!」

モフィ—「うん!」

モフィ—「君、ここで何を学ぼうと思ってるの?」

モフィ—「私は、親の農場を助けるために魔法を学びたいと思ってる。」

—「僕はそこまで大きな目的じゃないんだけど…」

—「世界を旅するのが夢で、それに必要な魔法を学びたいんだ。」

モフィ—「いい目標だよ。冒険者は良い報酬をもらえるし…」

モフィ—「それに、モンスターを制御するために必要な存在でもあるから。」

—「あ、そんなこと知らなかった…」

—「学んでいくものだね。」

—「さあ、地図のところに到着だ!」

—「あ、見つけた!」

モフィ—「見つけた?」

—「見つけたよ!」

モフィ—「どこから行くの?」

—「うーん…まずは右側に進んで、次の角を二つ目に曲がるといいみたい。」

—「そこに試験のエリアがあるみたいだ!」

モフィ—「わかった!そこに行こう!」

—「君はもう、自分の魔法の適性はわかるの?」

モフィ—「私にはある程度の見当がついてるんだけど…」

モフィ—「魔法学園に来る前に、私は大地の魔法をいくつか使えたんだ。」

—「つまり大地の適性ってこと?」

モフィ—「うーん、それもあるかもしれないけど、12歳になるまでに適性が決まるんだ。それまではいくつかの基本魔法を使えるから。」

モフィ—「でも、女神セレステが聞いてくれるといいな、私は大地の魔法が欲しい!」

—「なるほどね…」

モフィ—「まあ、わかりやすいよね?」

モフィ—「で、君はどんな適性が欲しいの?」

—「うーん、回復魔法を使いたいから、それに適した適性があれば最高だな…はは」

モフィ—「本当に?!」

モフィ—「回復魔法を使うには光の魔法が必要だし、そのためには聖魔レベルを高める必要があるよ。」

—「セ…セリア?」

モフィ—「そうだけど、がっかりしないで。できなくはないけど、光の魔法の適性を持つのはちょっと珍しいんだ。」

モフィ—「そして、聖魔レベルもね…まあ、可能性はあるよ。」

—「そうか…僕も頑張らないと!」

モフィ—「そうね…」

モフィ—「ゴホン」

モフィ—「着いたよ!」

モフィ—「セレステ、試験頑張ってね!一緒の部屋になるといいな!」

—「そうだね、僕もそう願ってるよ!試験も頑張って!」

—「じゃあ、またすぐ会おうね!」

モフィ—「じゃあね!」

魔法の回復を使うのは、そんなに簡単ではないみたいだな…待てよ、聖魔?母は聖魔なのか?回復の呪文を使っているから、光の魔法で聖なるレベルの魔法を使う人?…そして、父は王国の騎士…僕が生まれる前は何をしていたんだろう?

ずっと、ただの農民だと思っていたけど、何か隠していることがあるのかな…。今は考えるべきじゃない。まずは試験に集中しよう。

気になるのは、この世界の女神がなぜこんなに崇拝されているのだろうか。僕の世界ではいくつもの神々がいて、それぞれ違う信仰があるけれど、ここでは女神セレステが非常に有名だ。それに、他にも宗教があるに違いない。

この件については、図書館で調べることにしよう。

さて、試験の時間だ。頑張ってみよう!

教授—「セレステ!」

—「はい!」

教授—「そう、ここに来て。」

教授—「セレステ、あなたに適性試験の方法を説明します。複雑なものではないですが、しっかり集中することが大切です。」

教授—「まず、あなたはこのクリスタルの上に軽く手を置いてください。触るのではなく、手を近づけて軽く乗せるだけです。」

—「こうですか?」

教授—「そうです!」

教授—「次のステップは…」

教授—「目を閉じて、深呼吸をしてリラックスしてください。」

—「わかりました!」

深呼吸をして、…吐いて。

—「準備完了です…」

教授—「今度は、頭の中で一つの色のイメージを作り出してください。うまくいけば、クリスタルが色を変えて、あなたの魔法の適性を示してくれるはずです。」

さあ、行くぞ…。

何も見えない?全然何も?

教授—「あ…セレステ!」

教授—「セレステ、もういいですよ!」

—「でも何も見えません!

クリスタルは黒くなり、その真ん中に光の球が見えます…」

教授—「それです!あなたには二つの魔法の適性があるんですよ。」

教授—「一つは闇の魔法、もう一つは光の魔法です。」

教授—「あなたの闇の魔法が優勢だとは珍しいことですよ、普通の人間にはありませんから。」

—「え…そうなんですか?」

教授—「いいえ!才能のある人です!」

教授—「魔族だと考えるよりずっといいですよ、ふふふ。」

—「だから、闇の魔法を持つのは魔族だけ?」

教授—「まあ、そうとも言えますが、違う場合もあります。」

教授—「魔族と王国の魔王、そして二つの例外があるんです。」

教授—「一つ目は、天使や半天使の存在。」

教授—「まあ、あなたはどちらにも当てはまらないですよね、ふふふ!」

—「なんでそう思うんですか?」

教授—「あなたの出身地はペックですよね?」

—「まあ、そうです。」

教授—「その何が関係あるんですか?」

教授—「半天使は天によって、あるいは女神によって授けられ、主神殿で誕生するんです。」

教授—「天使は新生の神で、世界の中心で生まれて、誕生の時にラッパで告知されるんです。」

教授—「でも、あなたはどちらにも該当しないんです。」

—「ええ、確かに。」

別の世界から来たということに何か関係があるのだろうか?まあ、これは秘密にしておこう。

教授—「でも心配しないで、学校があなたのこの魔法を習得する手助けをしてくれますよ!それに、私たちはあなたがその適性を持っているからといって差別することはありません。あなたは才能のある人ですから!」

—「ありがとうございます!」

教授—「さあ、宿舎で休んでください。」

教授—「あ、それから、明日の午前10時から授業が始まりますよ。あなたの部屋にクラスがあるはずです。」

教授—「他に何か質問はありますか?」

—「授業の建物はどこですか?」

教授—「寮の前の道にありますよ!」

—「ありがとうございます!」

これは驚きだ…闇の魔法ってどういうものなんだろう、まったく本には書かれていないし、まあ、先生が教えてくれるって言ってたからいいか…。

光の魔法も持っているなんて、モフィに伝えなくちゃ。彼女も自分の欲しい適性を得ているといいけど…。

もう試験エリアを出たけど、モフィは見当たらない。彼女はもう寮に行ったのかもしれない。僕も行こう!

知っている限りでは、この角を曲がって進んでいくと寮があるはずだ…。

あった!ぴったりだ。寮の入り口に看板がある、ここは女子寮だ。まあ、間違いないな…。あれ、待てよ。

部屋番号を聞くのを忘れた…。どうしよう?空いている部屋があるのを待つしかないのか?うう…

モフィ—「セレステ?」

—「それは僕です!」

モフィ—「あ、セレステ!モフィだよ。」

—「ああ、モフィ、はは、ちょっとぼーっとしていたよ…」

—「試験はどうだった?」

—「地の適性を取れた?」

モフィ—「お…まあ、なんとかね…」

—「どういうこと?」

モフィ—「地と水の魔法に適性があるみたいなんだ。」

—「それは素晴らしい!すごい!」

モフィ—「ありがとう、へへ…」

モフィ—「それであなたはどうだった?試験はどうだった?」

—「まあ…君の部屋で話しませんか?」

モフィ—「あ、いいけど、どうして?」

—「私の適性がかなり珍しいようで、今はあまり目立ちたくないので…」

モフィ—「おお、それは良いニュースみたいね。でも、それでいいよ。」

モフィ—「ところで、部屋はどこか見た?」

—「えっ、見た?へへ」

モフィ—「見てないでしょ?」

—「見てない…」

モフィ—「大丈夫、大丈夫。僕がちょっと見たんだけど、あなたの名前は20号室に書いてあったよ。それで私は22号室。」

—「おお、ありがとう、モフィ!」

モフィ—「はは、礼なんていらないよ!」

—「つまり、私たちは隣の部屋ってこと?」

モフィ—「そうだよ!」

—「でも、部屋は一緒じゃなくて残念だな。でも大丈夫!」

モフィ—「そうそう、でも一緒にいくつか授業を受けるから。」

—「それだ!」

モフィ—「さあ、着いたよ。」

モフィ—「ここでドアを開けるから、ちょっと待ってて。」

モフィ—「はい、入っていいよ!」

なんで鍵なしでドアを開けたんだ?後で聞いてみよう。

—「それで、試験の話なんだけど…」

—「私も二つの適性があるんだ。」

モフィ—「本当に?!すごい、それもいいニュースだけど、なんでそんなに隠すの?」

—「私の魔法は、闇と光なんだ…」

モフィ—「君が言いたいのは、地と光?」

—「違う…闇の魔法だよ。」

モフィ—「どういうこと?君は半—天使なの?」

モフィ—「君は魔族の子?」

—「ううん…違う!先生は私のことを一億に一人の存在だって言ったんだ。」

—「天才だって。」

モフィ—「なるほど、だからそんなに隠してたんだね…」

—「モフィ、僕が距離を取られても仕方ないって思うならいいよ。私のこと、かなり変だから…」

モフィ—「セレステ、私はそんなこと気にしないよ。まだよく知らないけど、君が悪い人には見えないし。先生が言うには、君は天才なんだって。」

モフィ—「天才なんだよ!だから、私はあなたの友達を続けるよ。どんな場合でも、友達でいるから。」

—「ありがとう、モフィ!」

—「今日のところは部屋でゆっくりします。すごく疲れてるし…」

モフィ—「いいよ、私も今から寝るよ。」

—「じゃあ、また明日、モフィ!」

モフィ—「じゃあね!」

モフィはこの状況をすんなり受け入れてくれたみたいでよかった。変わった人間に対して、普通は距離を取るもんだと思ってたけど。

—「あ!」

あ、ドアの開け方を聞かなくちゃ…。

—「モフィ!」

モフィ—「あ…おはよう、セレステ…」

—「君、もう寝てた?ごめんね…」

モフィ—「大丈夫…」

モフィ—「うん…私、すぐ寝るから。」

モフィ—「でも、何?」

—「実は…ドアの開け方が分からないんだ…」

モフィ—「あー、予想はしてたよ、へへ。」

モフィ—「ドアノブに魔法を使うだけだよ。私たちの魔力は特別だから。」

モフィ—「人それぞれ違うしね。ホテルや寮もこのシステムを使ってるんだよ。」

—「おお!分かったよ!ありがとう、モフィ!起こしてごめんね!」

モフィ—「大丈夫、うふふ。」

モフィ—「さ、もう一度寝るね。」

モフィ—「また後で、セレステ。」

—「はは、またね、モフィ。」

この世界の魔力は、まるで指紋みたいに個人個人で異なるんだな。それにしても、あんな魔法の力を持ってるなんて…。

今日、もう寝よう。かなり疲れたから。明日は授業もあるし、図書館も覗いてみよう。何か宗教について書かれてる本があればいいな…。

—「ああんん…」

もう朝?昨日の夜はすぐに寝ちゃったみたいだ。今、何時くらいかな?太陽を見てみよう。私の部屋からは朝日が見えないから、それほど遅くはないだろう。まだ朝の冷たさがある。歯を磨いて、朝ごはんを食べよう。

—「さあ、行こう…」

—「ここだ!バスルーム見つけた、下の階にある。」

このバスルームの洗面台はすごく大きいな。なるほど、30人以上の生徒を考えて作られたってことか。

歯を磨いて、1階に降りて、そこでカフェテリアがあるはずだ。昨日着いた時に見たから。

歯磨き完了!さて、朝ごはんを食べよう。今日のメニューは何があるかな…。

—「おにぎり…パンにジャム…」

—「そして、コーヒーかジュース…」

モフィ—「セレステ?何をブツブツ言ってるの?」

—「あ!おはよう、モフィ!今日のメニューを見ていたんだ…」

—「もう何を食べるか決めた?」

モフィ—「さっきちらっと見たんだけど、パンにジャムとオレンジジュースにしようかなって。」

—「そのジュースって、何味なの?」

モフィ—「うーん、分からない。でもオレンジだよ。」

私の世界のオレンジかもしれない…。

—「なるほど。」

—「私はパンとコーヒーにしようかな。」

モフィ—「パンにジャム?」

—「違う、違う。パンだけ!」

モフィ—「うーん…朝食でパンを食べている人は、両親とその友達くらいしか見たことないわ。」

—「私って、もしかして味覚が大人っぽいってこと?」

モフィ—「うん、そうかもしれないね、はは!」

—「はは、でももう私たちのコーヒーを取るのに行かないと!遅れるから!」

モフィ—「うん、行こう!でも第一の授業まであと1時間あるから、ゆっくり食べても大丈夫だよ、へへ。」

—「えっ、マジで?もっと時間がないと思ってたよ…」

—「とにかく、私の大好きなカフェオレとパンをいただくよ…」

—「ああ、これ最高!」

モフィ—「はは!こんな風に話してるの初めて見たよ!」

モフィ—「食べ物に関することなら、私でもちょっと変わることがあるよ、はは!」

—「むむむ、むにゃむにゃ…」

モフィ—「はは!何言ってるのか全然分からないよ。」

— ごくっ

— むむっ

—「言ったんだよ、想像できないって。」

モフィ—「本当に?どうしてそう思うの?」

—「君、すごくかわいい!」

モフィ—「ははは!」

モフィ—「そう思うなら、それでいいよ。」

—「ふんっ…」

—「で、もう食べ終わった?」

モフィ—「うん、うん!」

—「じゃあ、授業に行こうか。時間がギリギリになる前に教室を探したいし。」

モフィ—「いいアイデア!行こう行こう!」

—「図書館の場所も探してみようと思うし、クラブも探したいんだ。もしクラブがあるなら、今日は勧誘があるかもしれないから、もしそうなら、図書館を担当するクラブか、読書クラブに入ろうと思ってるんだ。ちょうどいい目標になるし!」

—「もしかして、教室って違う場所なの?」

モフィ—「分からない。どうやって生徒を分けるのかは。」

—「私たちは魔法適性テストでBグループだったから、それが可能性だよね?」

モフィ—「確かに。それに私たちも2つの魔法適性を持っているし。もし適性で決めるか、適性グループで決めるなら…。」

モフィ—「私たちは教室が一緒になる確率が高いよ!」

—「それなら最高なんだけど、学校にクラブってあるの?」

モフィ—「クラブ?特定の活動をするグループでしょ?」

—「うん…」

モフィ—「聞いたことあるよ!」

—「クラブにすごく興味あるみたいだね。」

モフィ—「あ…実はずっとこんなグループに参加したかったんだ。」

—「ふんっ…」

—「で、どのクラブに入りたいの?」

モフィ—「農業関係のクラブとかがいいな。」

—「なるほど!」

モフィ—「あなたは?」

—「私は読書クラブか、何か関係するものがいいな。」

モフィ—「なるほど。スポーツや魔法の戦闘に特化したクラブに君がいるとは想像できないよね。」

—「ふんっ…それ、今朝言ったことに関係ある?」

モフィ—「ううん…はは」

モフィ—「でも君はすごく頭が良さそうだよ。」

モフィ—「君の幼少期はきっと本と過ごしてきたんでしょ?」

—「まあ、そうだね。でも努力家だと思うよ。」

モフィ—「やっぱりそうなんだね!」

モフィ—「私なんて本を一冊読むのも難しいもん。」

—「マジで?」

モフィ—「うん、いくつか読んだのは植物栽培の本とか、地の魔法についての本くらい。」

モフィ—「でもそんなに大きな本じゃなくて、簡単なものばかり。」

—「確かに、すべての人が本が向いてるわけじゃないよね。」

モフィ—「あ!そう言えば本だ。」

モフィ—「学校の図書館みたいなところがあるみたいだけど、中を覗いてみる?」

—「そんな必要はない。授業後か、休憩時間に行くよ。」

モフィ—「あなたに任せるよ。じゃあ教室を探し続けよう!」

—「そうだね、見てみよう!」

—「あそこに、廊下に集まってる生徒がいる。」

—「私たちに関係することかもしれない。」

モフィ—「ちょっと見てみよう!もしかしたら教室の場所が分かる掲示板があるかも。」

—「いいアイデア!行こう!」

—「ん…あれは掲示板じゃなくて、貼り紙が並んでるね、モフィ。」

モフィ—「うん…」

モフィ—「でも見てみて。クラブの勧誘のチラシがあるよ!」

—「おお!本当だ、見てみよう!」

—「あった!文学クラブだ。」

—「内容が書いてあって、どこにあるのか、もし興味があれば授業後に図書館に行くようにって。」

—「面白いね…」

—「で、あなたは見つけたの?」

モフィ—「うーん…魔法の地に特化したクラブがあるみたい。」

モフィ—「ここに書いてあるのは、上の階にある5号室で、興味があるなら授業後に行くようにって。」

—「勧誘の時間はみんな一緒みたいだね。」

モフィ—「そうみたい!」

—「とにかく、教室を探し続けよう?ここら辺にあるはずだよ。」

モフィ—「誰かに聞いてみよう。」

モフィ—「ここにたくさん人がいるから、誰かが助けてくれるはず!」

—「いいアイデア!」

—「すみません、えっと…」

知らない人—「こんにちは!何かお探しですか?」

—「あ、はい…」

—「私たちのクラスをどこで見るのか知ってますか?」

知らない人—「知ってますよ。前の廊下にあるリストを見れば分かりますよ!」

—「なるほど!ありがとう!」

モフィ—「ねえ?何か見つかった?」

—「うん!前の廊下にリストがあるって分かったよ!」

モフィ—「完璧!じゃあ見に行こう!」

—「うん!」

—「すごく早い段階で進展したね!図書館の場所も分かったし、クラブのことも調べたら、幸い文学クラブがあるみたい。」

モフィ—「ちょっと待って…」

—「うん…」

モフィ—「ここ!私の名前を見つけた!私は1-Aのクラスだよ!」

—「うん…」

—「ここ!私のも見つけた!」

—「私も1-Aのクラスだよ、ははは。」

モフィ—「本当に?!これは完璧だわ!一緒に遠足に行けるし、勉強もお互いに助け合えそうね!」

—「その通り!一緒のクラスでよかったよ。授業が始まる前に友達になれるなんて、もしかしたら私たちだけかもね。」

—「これですごく気が楽になったよ、はは!」

モフィ—「ってことは、あなたは恥ずかしがり屋ってこと?」

—「な、なに?!」

—「いや?」

モフィ—「知ってるわよ。初日にはみんながクラスで自己紹介するでしょ、はは!」

—「マジで?」

—「私の腹が急に痛くなったんだけど、もしかして最初の授業を欠席しようかな、はは。」

モフィ—「それはダメだよ、セレステ。」

モフィ—「考えてみて、誰もが最初に自己紹介しなきゃいけないんだから。」

モフィ—「あなたは私のことをもう知ってるでしょ?だからプレッシャーも少ないよ。」

—「確かに…あなたの言う通りだ。」

モフィ—「そんなこと、あなたが恥ずかしがり屋だなんて思わなかったよ。」

—「まあ、たくさんの人と話すのが恥ずかしいだけで…そう言えばいいかな。」

モフィ—「分かるわ。それなら、時間が経てばその恐れもなくなるよ。」

—「あなたはすごく内気なように見えたけど、私たちが最初に会った時でも、今はもうすっかりリラックスしてる。」

モフィ—「あ…私も結構恥ずかしいんだよ、はは。」

モフィ—「でも、みんなの前で行動しなきゃいけない時には仮面をつけてるんだ。たまにうまくいくこともあるんだけど。」

—「なるほど。あなたも自己紹介が恥ずかしいんだね?」

モフィ—「うん…」

—「なるほど。あなたも緊張してるんだ?」

モフィ—「そうだよ!」

—「あはは!でも今朝のあなたを見ると、すごく落ち着いてるように見えるよ。」

モフィ—「そ、そんなことないよ!やっぱり緊張するのは同じだよ、ふんっ!」

—「あはは!それでちょっと安心できたよ…」

—「でも授業が始まる時だし、そろそろ教室に行かないと。」

モフィ—「そうだね!早く教室に行こう。」

—「そうだね、そこまで遠くないし。」

モフィ—「どうやってそんなこと知ってるの?」

—「廊下に掲示板があって、そこに書いてあったんだ。」

モフィ—「ああ!私見てなかったよ。」

モフィ—「じゃあ、すぐ近くにあるってことか…」

—「めちゃくちゃ近いな。」

モフィ—「隣の部屋だよ、本当に。」

—「はは!運が良かったな、私たちはすぐに最初の部屋を取れたんだ。」

—「じゃあ、入って先生を待とう。」

モフィ—「そうしよう。」


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