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葉月さんはというと見た目に寄らず大食漢でお皿に山盛り積み上げている。




「す、ごいですね…」

「食べれるときに食べとかないと」




もぐもぐしている姿は可愛いが、減るスピードがとんでもなく速い。何回かおかわりにいく姿を見つつ、綾菜もつられて普段よりも多く食べてお腹がはちきれそうになっている。




「はー、お腹いっぱい」

「だね…、もう入らない…」

「あれだけ食べていればそうですよ!」




葉月さんは5皿に山盛り乗せた料理とご飯、そしてデザートを大量に食べていた。最後は眺めていた綾菜の顔が引きつる程だった。甘党の域を超えている気がする。




「じゃ、明日は7時ぐらいに迎えに来るから用意しててね」

「はい!おやすみなさい」

「おやすみ!」




葉月が部屋に入るまで見ておこうと思っていたら、「綾菜ちゃんが入ってくれないと、僕入れないんだけど」と困った顔をされてしまった。



「あ、すみません、入ります…」



見送るつもりが見送られてしまった。部屋に入ってお風呂に入ってその日はすぐに寝てしまった。





―カタカタカタカタッ


あれ、私は何を…。綾菜の自室でパソコンの画面に向かいながらソースを打っている。今は岡山にいるはずだから自室にいるはずもないのに、なぜかリアルなキーボードの感触がある。ソースは綾菜が打っているはずなのに、意味が全くわからない。なぜ自分がそんなことができるのかもわからない…。ただそうして打たれていく羅列をただ見ているしかなかった。夢とは思えない程リアルな夢が目覚ましの音によってふっと消えていった。





「今のは一体…」





予めセットしておいたアラームを切って起き上がる。さっきの夢のことを思い出そうにも靄がかかって思い出せなくなってしまった。きっと大した夢じゃなかったんだろう。












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