日常詩 【ふわり】
流れ行く雲たち
ふわり ふわりと
天空に白色を表す
ちょっとだけ掴んでみたい 白色の雲たちを
さぞかし冷たいんだろうな
それでも雲たちにも
優しさがあるから
暖かいかもしれないな
ひょいと自分の背中に
エンジン付きの翼を
取り付けて
天空まで向かおうか
少しだけ背中辺りが
やかましいが
あの白色の雲たちを
掴めるのなら
行くぞ
さぁ 舞い上がれよ
体よ
ふわり ふわりと
のろのろなんだけど
着実に近づいているよ
あの天空の雲たちに
もう少しだ
あと少しだ
握るしめるものは
古代から続く白い雲
ものすごく冷たいんだが
心は なぜか暖かい
これが自然なんだよなと感激する
自然よバンザイだよ