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僕は天使、君は悪魔/第2話  作者: きゅうり
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─天使と悪魔の双子の物語──

〜放課後〜


僕は一人で歩く。


家に向かって、今日の朝走った道をゆっくりと進んで行く。家に帰ったら何をしようか……なんてことを考えながら。


本当のことを言うと、僕は家に帰ってもほとんどすることが無い。………宿題以外……


ふと、頭をよぎった。僕の弟の話。その事については意味不明だから、考えても意味が無いのに何故か考え始めると頭から離れなくなる。どうしてだろうか……


「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」


目の前から叫び声。僕は前を向いたが、『遅かったな』と思った。


ドンガラガッシャーン……みたいな音が鳴り響き、案の定、僕と誰かはぶつかってしまった。


「……いってぇ~……」


「す、すみません!大丈夫ですか!?」


ぶつかってしまったのは、少し怖い人だった。これはヤバい…


「も、申し訳ありません!お金は払いますから、見逃してください!」


「……は?」


「だ、ダメですか!?命だけは!命だけはぁぁぁぁ!!!!」


「ちょっと待て、お前何言ってんだ?」


「え?」


「俺は何もしねぇよ」ニコリと僕に微笑み、手を差し出してきた。


案外優しい人なのかも?と思い、僕は手を取った。


「すまねぇな…急いでて……」


「い、いえ、こちらも注意不足で…」僕は頭を下げた。


「ん、?お前、光天使魔法学校の奴か!」


「は、はい…そうですが?」


「リューシュってやつを探してんだ!知らねぇか?」


どうやらこの人は僕のことを探しているようだ。「えっと、僕がリューシュですけど…何か用ですか?」僕は恐る恐る聞いてみる…誘拐じゃないよね!?


「あ、おまえがリューシュか!着いてきて欲しいんだ!」


「え、え?」ほら!もう怪しいもん!


「つべこべ言わず、着いてこい!」僕はお姫様抱っこで連れ去られた。


「え!?え!?ちょ、ちょっと待ってくださいよぉぉぉぉぉ!!!!」


僕は、どこへ行くのだろうか…

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