「111」花木陽菜
②「111」(トリプルワン) 花木陽菜
今作のヒロイン。街に来る前は、女子大の文学部一年生だったらしい。
ちなみに、文学部にした理由は「男の子にモテそうだから」。本人曰く、男性経験はまだない。
基本的には何事にも一生懸命な性格なのだが、時々天然なところを見せる。このため、能見にツッコまれることもしばしばである。
恋愛経験が乏しいからか、逆に無自覚のうちにアプローチをかけてしまうことがあり、よく能見たちを振り回している。
彼女の能力は、「未来予知」。少し先の未来を予測して、それを戦闘に応用できる。たとえば、敵の動きを先読みして効果的に攻撃・回避を行ったり、(敵が取るであろう回避モーションを予知して)味方の遠距離攻撃の照準補助を行ったりすることなどができる。
ただし直接的な攻撃力はなく、陽菜自身は通常の武器のみで戦う。一見地味な能力に思われるかもしれないが、「フェイントや奇襲が効かない」という点で、実はかなり強力なのだ。危険を察知して仲間たちに警告し、ピンチを救ったのは一度や二度ではない。彼女がいなければ、能見たちがデスゲームを生き残ることは難しかっただろうと思われる。
街に来てから最初に能見と出会った人物であり、以降、彼にとってかけがえのないパートナーになる。