「666」能見俊哉
(注)このキャラクター紹介にはネタバレを含みます。ある程度、本編を読み進めてから読むことをおすすめします。
「ナンバーズ」データファイル
①「666」(トリプルシックス) 能見俊哉
今作の主人公。普通の文系大学生だったが、ある日突然見知らぬ街へ放り込まれ、千人の被験者を対象とするデスゲームに参加させられる。正体不明の管理者が行うゲームを止めるため、同じ部屋で目覚めた陽菜とともに奔走する。
被験者には特殊な力が与えられていたが、能見は当初、なぜか自分の力を上手く使いこなせなかった。そのため正義感が空回りし、「戦いを止めたいのに、戦う力がない」というもどかしい状況に置かれる。
陽菜の激励を受けて再起してからは、力を完全にコントロールできるようになった。陽菜と力を合わせ、強敵トリプルセブン(=芳賀賢司)を撃破する。その後も戦いは熾烈を極めたが、決して諦めることなく、仲間たちとともに戦い抜いた。
仲間思いな性格で、勘が鋭いところがある。街に来たばかりでも、自分の置かれた状況を素早く理解した。
彼の能力は、紫電を操るというものである。主な攻撃パターンは三つ。一つは、空から雷を降り注がせること。二つ目は、腕や足に紫電を纏わせ、打撃攻撃を強化すること。そして三つ目は、手のひらから雷撃を槍のように撃ち出すことだ。
電撃には麻痺効果もあり、命中するとしばらくは体が痺れて動きにくくなる。敵にダメージを与えつつ、動きを鈍らせることもできるという点で、使い勝手のいい能力だといえるだろう。遠距離攻撃と近接戦闘、どちらもこなせる点も優れている。
威力も申し分ないのだが、実は彼の力にはある秘密が隠されている。それについては、物語後半で明かされるだろう。
読者の皆様が「このキャラクターは誰だったかな?」「このキャラクターの能力はどんなだっただろう?」と思ったときに、本編の内容を振り返る一助となれば幸いです。
よろしくお願いします。