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36 vs エリオラ


 カイトとギリアンは深夜の通りを疾走していた。目的地は冒険者殺しが現れたという三番通りだ。バーニーのパーティーもこちらに向かっているが、重装備のホフマンに速度を合わせているので、かなり引き離している。


「なんだって今頃になって、ノコノコ現れやがった? 気に入らねえな」


 ギリアンは何かの陽動の可能性を警戒しているが、だからといって放置するわけにもいかない。

 三番通りに入るとあちこちに死体が転がり、そこら中が血の海になっていた。


「これはすごいな……」


 カイトが思わず呟く。兵士や冒険者の多くは鎧ごと両断されており、腕や足にとどまらず胴体までもが二つに分かれた死体がそこら中に散らばっている。

 広場の方向から走ってきた兵士の一団がギリアンの前で停まり、隊長らしき男が声をかけてきた。


「冒険者か。赤い鎧の魔族を見なかったか?」


「俺たちも探しているところだ。俺たちは四番通りから来た」


 答えると隊長は頷き、兵士の半分を二番通りに向かわせ、残りの半分を率いて通りの奥へと走り出した。少し考えて、ギリアンは通りの奥へ向かった兵士の後を追う。


「こっちにも魔導通信オーブがあれば楽なんだがな」


「通信オーブ? 携帯みたいなものかな?」


 ギリアンの呟きにカイトが反応する。


「けいたい? 魔力波に音を乗せて離れた相手と会話できる魔導具だ。魔界だと軍では普通に使われているが、こっちではほとんど普及していないな」


「それって、むちゃくちゃ不利なんじゃないの?」


 敵は離れた仲間同士でリアルタイムに情報を共有しているのに対し、こちらの情報伝達手段は『伝令を走らせる』なのだから、多少の数の有利ぐらい簡単にひっくり返されてもおかしくない。

 ギリアンが神経質なぐらい陽動を警戒してギルドから主力を動かさない理由がなんとなくわかった気がした。


「もしかして、魔界の方が技術が高いのかな?」


「機械も魔法も魔界の方が発達している。文化面では人間の方が遥かに上だがな。通信オーブに関しては、魔界で採掘される特殊な鉱石が必須だから仕方がない面もあるんだが。俺も昔に支給されたのを持ってるぞ」


 ギリアンはベルトポーチから鶏卵ぐらいの黒水晶のようなものを取り出した。


「それって、まだ使えるの?」


「通信するには事前に相手のオーブと繋げる作業が必要だ。俺のは昔の部下や上司のオーブと繋がっている。戦争が終わってしばらくは呼び出しがあったが、ずっと無視していたから最後に呼び出しがあったのは百五十年ほど前になるか」


「敵から奪えば、使えなくもないってことか……」


「俺は使っていた側だからこいつの有用性は知っているが、すぐにそれを理解できる人間は指揮経験のあるやつぐらいだ。おまえは本当に変わっているな」


「ギリアンこそ、もと魔王軍とは知らなかったよ。けっこう偉かったの?」


「さあな。昔のことなんで、忘れちまった」


 会話をしながら、二人は前を走っていた兵士を追い越していた。 


「あそこ!」


 カイトが小さく声を上げる。

 前方の常夜灯の下で、複数の動く人影がある。二つの人影が倒れ、赤い鎧を着た戦士だけが残った。女魔族のエリオラだ。


「出やがったな」


 ギリアンが唸るように呟いた。

 カイトがスピードを上げて先行する。


「おい! 不用意に飛び込むなよ! 武器の長さが違いすぎる!」


 カイトの短剣に対し、エリオラの大太刀は柄を含めると二メートル近い長さがある。女の細腕で扱える武器には見えないが、魔族の身体能力は見た目では判断できない。

 下水道の探索中にギリアンから聞いた話の一つだ。魔族は人間に比べて魔力量が多く、先天的にその魔力を身体強化に使う術を心得ている。だから体の大きさや性別は能力にはあまり関係がないのだ。


 エリオラは突っ込んでくるカイトを無視するように後ろのギリアンを注視している。そこから発せられる凶々しいオーラがカイトに危険を告げていた。


(体格はルシアと同じくらいか……)


 武器が長いだけでなく、身長が高く手足も長い。攻撃範囲の広さは見た目以上だろう。


 カイトは五メートル手前で軌道を変え、外側から回り込む。

 いきなりエリオラが動いたかと思うと、目の前に剣先が迫っていた。首をひねって突きをかわした瞬間には二撃目が胸元に迫っている。攻撃範囲(レンジ)の外に飛び下がりながら、短剣をかざして両手で突きを受け止め、さらに三撃目を受け止めて着地すると、バックステップで距離を取った。

 エリオラがわずかに驚きの表情を浮かべる。


「カイト!」


 ギリアンの声に、カイトはエリオラを見たまま右手を上げて返した。両手には痺れが残っている。カイトは距離を取ったまま、慎重にエリオラの背後に回った。


(いまのは危なかった。こいつ、ベルキシューどころじゃないぞ!)


 正攻法ではあの大太刀を掻い潜って短剣の間合いに入るのは無理そうだ。


 ギリアンが剣を抜いて走り込んでくる。ギリアンが手にするのはカトラスという片刃の曲刀で、刀身は黒く塗られていた。

 攻撃範囲に入ったとたんに真正面から打ち下ろされたエリオラの一撃を受け流し、勢いそのままに踏み込む。次の瞬間には凄まじい斬撃の雨がギリアンに降りそそいだ。そのひとつひとつが金属鎧を紙のように切り裂く死の豪雨だ。

 だがギリアンはゆるりとした動きですべての斬撃を受け流しながら突き進む。


 エリオラはレンジの広さを活かして退がりながら速くて重い攻撃を繰り出していった。ギリアンは防戦一方に見えるが、一点を見据えたままエリオラの攻撃を受け流し、確実に距離を詰めていく。


 カイトはギリアンが射線に入らないように斜め後方からエリオラにナイフを投げつけた。エリオラは前を向いたまま剣で弾き返し、流れるような剣捌きでギリアンへの攻撃に繋げる。その動きは変幻自在で、角度やタイミングを変えながら容赦なくギリアンを襲い続ける。


 一方、エリオラの攻撃を捌き続けるギリアンは自らの間合いにまで距離を詰めていた。しかし防御に徹したまま、ひたすらに距離を詰め続ける。

 ギリアンが攻撃に転じる瞬間を窺っていたエリオラは、焦りと戸惑い、そしてわずかな恐怖を感じはじめていた。


 エリオラが手にする大太刀【紅蓮刀(ぐれんとう) 焔一文字(ほむらいちもんじ)】は【炎帝の鎧】とともにイスカディア帝国のグラトニーの庵というS級ダンジョンの最下層で手に入れた物だ。どちらもレア度S級を越える伝説級の武具だ。この二つを手にしたとき、エリオラは自分の運命を確信した。自分は魔族の頂点に立ち、すべての人間に絶望と破滅を与える存在になるのだ。どんな剣豪でもいまのエリオラの前に立てば三秒で肉塊に変えてしまう絶対の自信があった。

 だがギリアンの正面突破により、その自信はあっけなく打ち砕かれたのだった。


 ここまで懐に入られると長い武器のアドバンテージは消え、逆に取り回しの良いギリアンの方が有利になる。本来なら攻守が逆転してもよさそうなものだが、ギリアンは巧みな剣捌きで攻撃を受け流しながら死神のように距離を詰めてくる。

 互いの腕がぶつかりそうな距離になってエリオラはようやくギリアンの狙いに気づいた。


(つばぜり合いか!)


 いつの間にか背後にいた少年の気配が消えているのに気づいてエリオラは青ざめた。

 つばぜり合いになれば、お互いに剣と動きを封じられる。そしてエリオラは一人だが、相手は二人なのだ。

 ギリアンが行動に出ようとした瞬間に、エリオラは横に高く跳躍した。凪ぎ払うように振るった大太刀をかわしながらギリアンがカトラスを振り抜き、剣先がエリオラの鎧を掠めて火花を散らす。

 エリオラの背後に迫っていたカイトは飛んできた一撃をバックステップでかわした。

 着地したエリオラと二人が睨み合う。


 追いついてきた兵士たちが二人の横をすり抜け、槍を構えてエリオラに突撃した。


「まて、そいつに近づくな!」


 ギリアンが叫ぶが兵士たちはエリオラに向かって長槍を突きだした。エリオラは大太刀の一閃で槍の穂先を切り落とし、反す刀で鎧を着た二人の兵士を斬り倒す。サイドステップで飛んできた(いしゆみ)の矢をかわすと、大太刀を大きく振り抜いた。


 飛んできた衝撃波をカイトが横っ飛びでかわすが、衝撃波は後ろにいた弓兵二人を両断し、商店の壁を破壊して消える。

 兵士たちは動揺を見せたが、多勢を頼みに剣を抜いてエリオラに斬りかかった。


「やめろ! おまえら、退がれ!」


 冒険者のギリアンの命令を兵士たちは聞かない。エリオラは戦い馴れていた。手練れ二人とまともに戦うよりも、乱戦の方が有利だと知っている。

 兵士たちをすぐには殺さずに、ギリアンとの間に兵士がくるように移動しながら背後のカイトを牽制する。ギリアンにとっては兵士は厄介な障害物だった。兵士が邪魔になってなかなかエリオラに近づけない。さらに兵士の向こうにエリオラが見えなくなると、いきなり兵士の体を貫いた剣撃がギリアンを襲う。


 だがこの戦い方はエリオラにとって屈辱的だった。エリオラはギリアンの底知れぬ実力に怖れを抱き、常に視界の外にいるカイトの気配が消えることに恐怖を感じていた。それ故、ゴミどもを盾にして逃げ回るように戦っているのだ。魔王を目指すこの自分が、だ。気が狂いそうになるほどのもどかしさと怒りがこみ上げてくる。


 転がる死体で足の踏み場がなくなり、やむなくギリアンは距離を取った。カイトもギリアンの横につく。このままでは被害が増えるばかりだ。

 作戦を練り直そうとしたとき、エリオラが左手を突きだし、右手の大太刀を大きく引いて突きの構えを取った。エリオラを中心に爆発するように気が膨れ上がり、つむじ風が起こった。大太刀が熱されたように紅い光を放ちだす。


「まずい、何かくる!」


 市街地でこの気の大きさはまずい。ギリアンが後方に目をやる。


「もういい………きさまら、骨も残さず砕け散れ! 覇王(はおう)………剛衝穿(ごうしょうせん)!」


 エリオラが叫びながら大太刀を突きだした。

 刀身の周りに渦を巻く赤い熱気が竜巻のような衝撃波となって噴き出す。前方の兵士たちが奔流のなかでバラバラに千切れるのが見えた。


「「よけろ!」」


 二人は同時に叫んでその軌道から飛び退いた。

 二人が立っていた地面が盛り上がり、二枚の分厚い石壁が現れる。カイトが自分とギリアンの足下に設置した罠の効果だった。

 螺旋状の衝撃波は二枚の石壁を難なく破壊して村の通りに突き抜ける。その先には駆けつけたバーニーのパーティーがいた。


「ホフマン!」


 ギリアンが叫んだ。

 パーティーはすでにホフマンの後ろに退避している。

 ホフマンがタワーシールドを掲げ、地面に叩きつけるように設置した。巨大な盾を支えるために下部から突き出た支柱が石畳を砕いて地面に突き刺さる。その盾に紅蓮の衝撃波が襲いかかった。


 バギンッ!!


 大きな音が村中に響き渡り、盾を直撃した衝撃波は角度を変えて集合住宅の屋上の一部を削って星空の彼方へと飛び去る。

 衝撃を受け止めた盾の支柱は二メートルにわたって石畳を砕いて止まり、仲間に支えられたホフマンはどうにか倒れずにこらえきった。


「へえ、やるなあ」


 カイトが淡い緑色の光を放つ巨大な盾を見ながら感嘆の声を漏らした。


「そんな……馬鹿な……!」


 一方で必殺の奥義を弾き返されたエリオラは狼狽していた。


「ふ、ふざけるな! 下等生物の分際で……こんな……! 切り刻んでやる! あいつらのように、手足を切り落として……!」


 エリオラは声を詰まらせた。底冷えのするような冷気が辺りを包み、ギリアンの雰囲気が変貌していた。


あいつら(・・・・)ってのは、俺の仲間のことか?」


 爆発しそうな何かを抑え込んだ蒼い炎がギリアンの目の奥に揺らめいていた。


「下等生物だと? まるで、てめえは上等みてえな言い草だな」


 ギリアンは一語一語、区切るように声を絞り出した。まるで圧縮された高圧の炉心から溢れたエネルギーが声となって漏れでているように、ギリアンが言葉を発する度に空気がビリビリと震動しているような錯覚を感じる。


「てめえを見てると、虫酸が走る。昔の俺を見てるみてえにな……。俺がアサシンになったのはな…………、てめえのような同族を、残らず刈り取るためだ」


 まぎれもない恐怖と屈辱をその貌に貼りつかせて、エリオラはよろよろと後ずさった。


(まるで魔王だな……)


 凄まじい覇気を放つギリアンを、カイトは無表情に眺めていた。壁越しとはいえ、近くの建物のなかにいる人間の心臓が止まりはしないかと心配になる。

 冗談でも言って場の空気を和ませてみようか、などとカイトが本気で考えはじめたときに異変が起こった。


「ぐっ…………!」


 ギリアンが突然右腕を押さえてうずくまった。

 カイトが咄嗟にギリアンとエリオラの間に走り込んだが、エリオラは攻撃には移らずに目を見開いたままさらに後ずさる。ギリアンからは、いままでとは別のなにか強大な気配が生じているのをカイトは感じた。エリオラもそれを警戒したのだろう。ギリアンも気になるが、エリオラの気勢が削がれている今が攻勢に出る機会だとカイトは判断した。


「サンダー!」


 カイトがエリオラを指をさすと上空に黒い雲が発生し、エリオラめがけて太い稲妻が走った。だがエリオラが大太刀を高く突き上げると、その切っ先で稲妻は弾かれたように四散し、エリオラの周囲に着弾した。

 轟音と閃光と舞い上がる砂埃のなか、カイトはエリオラに向かって走る。その目前でサイドステップと同時に気配を消した。

 カイトを見失ったエリオラは慌てて周囲に目を配る。カイトは視界の外から足音を立てずに一気にエリオラの背中を目指すが、直前でカイトの気配を捉えたエリオラが前方に飛び、空中で振り向きながら剣を振る。


 だが、エリオラはとつぜん地面から生え出た石壁に激突して動きを止めた。カイトが罠を設置したのだ。

 退路を塞がれたエリオラに短剣を構えたカイトが突撃する。

 その刃がエリオラに届く寸前、エリオラの長い脚がカイトの腹に突き刺さっていた。カウンターを食らったカイトは後方に吹き飛び、地面を転がりながらどうにか体勢を立て直す。


 カイトを蹴り飛ばした脚に目を向けたエリオラは驚愕に目を見開いた。

 炎帝の鎧の脚甲には一筋の深い傷が刻まれていた。カイトの短剣がつけた傷だ。傷は鎧を貫通し、わずかとはいえエリオラの肌にまで到達している。今までどんな攻撃を受けようと、この鎧に引っ掻き傷ひとつつくことはなかった。

 カイトは短剣を逆手に構えて無表情にこちらを窺っている。その表情からは何を考えているのかはまったく読み取れない。正攻法で来るならいくらでも対処はできる。だが、あのトリッキーな攻撃は厄介だ。見るとギリアンもゆっくりと立ち上がろうとしている。


 エリオラは意を決して近くの路地に飛び込んだ。

 これは当初の作戦通りだ。そう自分に言い聞かせながら。


 カイトはちらりとギリアンの様子を確認すると、エリオラを追って路地に飛び込んだ。


「まて! 深追いはするな!」


 ギリアンの声が聞こえるが、ここで捕り逃すわけにはいかない。路地裏は月明かりが差すだけで薄暗いが、まだ気配で追える距離だ。カイトは角を曲がる度に投げナイフを分かれ道の地面に置いていった。刃先を進行方向に向けておく。あとから来るギリアンが追ってくるための目印だ。


 幾つ目かの角を曲がると、前方の建物の扉が勢いよく閉められた。建物のなかを気配が移動していく。カイトは扉の前にナイフを置いて中に踏み込んだ。

 建物のなかは暗く、カイトはポーチから松明を出した。魔法の光が内部を照らしだす。

 中は酒場らしく、細長い造りでカウンター席が奥へと続いている。その先の開いたままの扉から閉まった扉と上りの階段が見える。

 そこまで進むと階段の下の床に引き上げ式の扉があり、地下へと続く四角い穴がぽっかりと空いているのが見えた。

 近寄って耳を澄ますと、遠ざかっていく足音が聞こえる。音の反響具合からすると、固い床と壁の通路のようだ。それに、これは………悲鳴か?


 カイトは足下にナイフ置くと、穴の中に飛び込んだ。



 数分後、カイトが飛び込んだ穴の前でギリアンは立ち尽くしていた。

 以前にギリアンはその穴を見たことがある。だが、いまそこにあるのは木材の床に開いた四角い空間を埋める継ぎ目のない平らな石床だった。

 カイトのナイフが、足下で穴のあったはずの場所を指し示している。


「カイト!」


 ギリアンは空間を埋める石に拳を叩きつけるが、びくともしない。


「くそ………なんだか、嫌な予感がしやがる」


 ひどい胸騒ぎがして額に脂汗が浮かぶ。


「戻ってこいよ、カイト……。でねえと、ユキに合わせる顔が無え……」


 床に手をあてたまま、ギリアンは呟いた。



ホフマンの使っているタワーシールドの説明捕捉をしておきます。

タワーシールドは主に重装歩兵が使う巨大な盾で、ちょっと身を屈めると全身がすっぽり隠れるほどの大きさです。戦闘では地面に立て掛けて使います。盾というより壁に近いですね。ホフマンのものは下部から一本の支柱が伸びていて、熟練するとこれを支点にして素早く盾の向きを変えることができます。

ホフマンがダンジョンで手に入れたこの盾はミスリルという希少金属製で、見た目よりはかなり軽く、魔法効果もあるようです。ミスリルは金よりも価値があると言われていて、その塊の盾なわけですから、ゼフト近辺で排出された魔具の中でも最も高価と言われていて、そんなものを宿に置いておけばおちおち外出もできません。なので、普段はギルドに預けて保管してあるそうです。ほかにビックリ機能もありますが、いずれ書く機会があればお披露目します。たぶん一生ないと思うけど。

あとカイトの罠設置スキルについてですが、それなりに魔力を消費するスキルです。魔力の消費量はその内容や設置場所が自分から離れるほど大きくなります。攻撃魔法とは違って発動には条件が必要です。よく使われているのは、特定の床を踏むとか、特定の場所を離れるとかですね。これも設定する条件によって消費魔力が異なります。

他にも、ここに来るまでに作中で説明しておきたかったことが山ほどあります。ギリアンの遍歴、魔王に対する感情。ユキの賢者としての資質、魔術回路について、あと魔界について等々………。これ以上テンポが悪くなるのを恐れて省いたわけですが、要するに私の力不足が原因です。もっと精進しなければ、反省しきりです。

ここまで読んでくださったみなさん、下の☆☆☆☆☆マークで五段階評価をつけてくださればうれしいです。

初めての投稿連載で試行錯誤しながらなので、これでいいのかとけっこう不安だらけです。迷走していた文体も固まりつつありますが、最初はスマホでも見やすいようにと、できるだけ無駄な説明は省いてたんですが、最近は説明が長くなってきてるので読みにくくはないか、むしろ飛ばされてるんじゃないかとか考えてしまいます。評価をいただくことでそれらを見直す機会や目安にもなりますので、よろしくお願いします。

第一章も佳境が近づいてきていますので、頑張って続けていこうと思います。

長いあとがき、最後まで読んでくださってありがとうございます。

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