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ライター

さて。これでいつキョウがきても戦うことができるようになったわけだ。そんなわけで。



「ゴブリン討伐受けてみるか。」



だいぶわき道にそれてしまっていたが、本来の目的はゴブリン討伐クエストを受けること。キョウと戦う準備ができたので受けに行くつもりだ。



「反転。」



セーブ地点からこっそりとギルドに向かう。幸いにもキョウとは遭遇しなかった。クエストを受理してしまえばこっちのもの。そのままゴブリンの住む

〈始まりの森〉に行くことにした。



「キギッ」



早速群れからはぐれたゴブリンに遭遇できた。今までなら何とか倒せているぐらいだったが...



「よいしょ」



おじいちゃんのライターを点火し、火力を上げる。



「ギッ!?」



ゴブリンが気付くがもう遅い。

ゴブリンが灰になる。

こうして俺の戦闘はあっけなく終わりを迎えた。



じいちゃんのライターは"灼熱の世界"という地球の海をすべて火や溶岩に変えたようなとんでもない世界とつながっている。火力を調整すればゴブリン1匹など造作はない。

最大火力でぶっ放せばこの洞窟など一瞬で滅ぶだろう。


性能テスト中に一番調整に手間取ったのはこのライターで、いきなり1%という超火力で放ってしまったので即死。もちろん"灼熱の世界"の計り知れない熱エネルギー全体の

うち1%なので、《火魔法》なんかとは比べるのもばかげた威力だ。

当分は0.000000000000001%、つまり百兆分の1くらいの火力でしか使わないつもりだ。



おじいちゃんの話の外伝も書こうかな...

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