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手紙1通

「実は、おじいちゃんはヨシヒロにこんなものを残していてねぇ。」

そう言うと、おばあちゃんは1通の手紙を渡してくれた。

日付はじいちゃんが死ぬ3年前。ちょうど、大学を引退した年に書いたようだ。


かいつまんで手紙の内容を説明すると、

・じいちゃんは先が長くないこと

・じいちゃんの死によってヨシヒロを悲しませたくないこと

・ヨシヒロが困ったときのためにいくつかおじいちゃんが大切にしていた道具をあげること

・道具の保管は書斎の鍵付き金庫で、鍵は机の中にしまってあること。

・小さいときにした、どんぐり拾いに行く約束を守れなくてごめんね


などなどが書かれていた。 


「...久しぶりにおじいちゃんに会えた気がする。」



「そうかい。それは本当によかったねぇ。」



泣くのをこらえるために、10分ほど静寂が訪れる。




どうやら、初めてブクマしてくれた人がいるみたいです!!ほんっとうにありがとうございます!!!


おじいちゃんの手紙の内容はこちらに貼っておきます。ぽちっとな。


ヨシヒロへ   20xx年 11月 吉日 

元気にしているかな。

まだ元気に外を走り回っているころかな。

それとも勉強を精一杯頑張っている年ごろかな。

おじいちゃんがずっと一緒にいてあげられないのはうすうすじいちゃんも感じています。

でも、もしかしたらじいちゃんがいなくなった後にヨシヒロが誰かに助けてほしい時が来るかもしれない。

そんなことが起こらないのが一番だけど、だれしもそんな悩みが一度は起こるものです。

そんな時、かわいい孫の助けになりたいのがおじいちゃんというものです。

書斎の金庫に、鍵をかけている棚があるはずです。

その中にはおじいちゃんがおまじないをかけた、思い出の品がしまってあります。

ひょっとしたらヨシヒロは忘れているかもしれないような思い出も、おじいちゃんにとっては大切なものだから、大切にしてくれると嬉しいです。

もしおじいちゃんのあげた眼鏡が壊れるようなことがあればヨシヒロも悲しいと思うので、かわりになりそうなものも入れておきました。

最後に、1つだけ。

もしおじいちゃんが元気な時にこれを読んでくれているのなら。

どんぐり拾い、もう一度一緒に行ってくれるとおじいちゃんは嬉しいです。

PS:鍵は書斎の机の右の引き出しに入っています。またいつか会えることを願っています。

ヨシヒロのことがが大好きなおじいちゃんより


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