表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
円卓のお姫様  作者: 髙龍
1/4

プロローグ

ガタン、ゴトン。

「あれ?何の音、というか揺れてる?」

普段通り家で寝たのに変な音と振動で目が覚める。

「あーあ、起きちまったか、もう少し寝てりゃいいものを」

頭に疑問符を浮かべながらも体を動かそうとしてみるものの体は動かずよく見ればロープでぐるぐる巻きにされていて体もわずかに痛みます。

声をかけてきた人を見ると知らない男の人です。

「もう少しでアジトに着く、そうしたらおたのしみだぁ~」

冷静に周囲を窺うとどうやら森の中を荷車に乗せられ移動しているようです。

最近、村で聞いたことを思い出します。

北の森に人攫いの一団が住み着いて、何人か攫われて森の中で無残な姿で見つかったというのです。

(あ~、私攫われちゃったのか、一人暮らしだし狙われて当然か)

短い人生だったなぁ。などと思っていると、ガコンとひと際大きな音を立てて荷車が止まります。

「ちょっと、もうちょっと丁寧に扱ってよ」

「すまねぇなぁ、おいら不器用なもんでよ」

人の好さそうな顔をすまなそうにしながらも私を担ぎます。

担がれたと思ったらいきなり投げ出され顔を打ってしまいます。

「痛い……もう何なの?」

私を攫い担いだ男の人は頭に矢をはやして倒れていました。

頭が混乱している間にアジトの制圧は終わっていて数名の討伐隊の人に保護されたのでした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ