お母さんのおなか
お母さんのおなかは暖かいんだ
いつも僕を包んでくれる
お母さんのおなかは暖かいんだ
いつも僕を守ってくれる
僕はいつだってお母さんをみてる
僕はここにいるよ~って
手も足も動かすけど
お母さんは気づいてくれないんだ
お母さんはたまにしんどいんだ
うえーって吐いて
しんどそうなんだ
それは、僕を育てるためなんだ
お母さんごめんね
ある時さ
急に僕に話し掛けてくれたよね
嬉しかったなぁ~
僕がここにいるって気づいてくれたんだって
嬉しくてポコポコお腹を蹴ったんだよ
僕が大きくなると
お母さんはよくなでなでしてくれたんだ。
気持ちよかったなぁ~
お母さんのなでなでって
とーっても気持ちがいいんだよ。
僕が生まれるとき
とーっても狭かったんだ
頭や身体が押さえつけられて
僕はどうしようかと思ったんだ
でも、この細い道を
ゆっくり降りていこうと決めたんだ
そしたら、みんなの声が聞こえてきた
「もう少しだよー」
「あ~痛い!!」
僕は急に不安になったんだ
僕はどうなってしまうんだ。
そう思ったら
泣けてきて
大きな声で泣いたんだ
そしたら、みんなも泣いてた
でも笑ってたんだ
どうしてみんな、泣いて笑ってるのかわかんなかったけど
僕はホッとして
お母さんの腕の中で泣いたんだ