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復讐の黒き獣  作者: 椎木唯
第二章 王都編
6/38

俺は復讐を誓い、隠れ家の事を思い出す

偽善ってやつでしょうか?まぁゴブリンなんで許して下さい[・∀≦★]

隠れ家。

俺が2年前に見つけた以前ゴブリンが使っていた洞窟だ。

奥行きは数十メートル程あり、高さもそれなりにある。剣は振るえなさそうだが...確か見つけた時は


俺が見つけた時は数匹ゴブリンが中に住んでおり、どうしようかと覗いていたんだがそれに気付いた近くのゴブリンがキーキーと耳が痛くなるほどの高い声を発した。それに驚いた俺は一旦下がって戦闘態勢に入ったんだが一向に出てくる気配が無い。罠か?と思っていたもののしっかりした住める場所が欲しいと思っていたので危険を覚悟で入った。

その時は既に幼竜程度なら油断さえしなければ勝てる程度の力を持っていた筈なのだが久し振りの人型モンスターに驚いていたんだと思う。

ゆっくり、慎重に進んでいるのだが気配が一切感じられない。

この場所は無駄に広そうだ。そう気を引き締めて少し急ぎつつ行ったんだが...何故か先ほど見たと思われるゴブリン達は死んでいた。

恐らく手に持っていた剣で自殺したんだと思うが...何故やったのかが分からなかった。そこまで俺が怖かったのか?それとも盗まれると思って一緒に死んだのか?でもそれにしては争った後がない。どちらかと言うと急いでいたとしか感じられない。傷口は腹に数カ所あり、急いでやったとしか思えなかった。

まぁ俺はゴブリンでも無いし人ですら無いそうだ。だからそんなに関係無いだろう、そう思い俺の家となる洞窟の掃除に取り掛かった。

1匹、2匹、魔獣化して斬り裂いてゆく。正直血が噴き出して余計に掃除が大変そうだがコイツらを外に持っていくのが大変そうだ、そう考えたまでだ。

なんやかんやでゴブリン達を斬り裂いていき、使えそうな武器を取り上げながらやっていたらやっと最後の一匹となった。

でも何故か他のゴブリンと刺され方が全然違う。

まず腕に何十回も刺され、斬りつけられ、ほとんど原型を留めていない。それに胴体も足も頭も同様に、だ。その姿は何かに縋り付くような、子供が駄々をこねてるような感じに見えた。

原型がとどめていない肉の塊をゆっくりと取り下に見えていた物を見る。

これは...



我、の愛す、者、家

『○―]^.↓(@【┛『/―┛““/@/』(┛〈//?/\\+┌-‘=〒‘┌*/......』


所々潰れてよく見えない部分もあるが上の文字から察するに誰かの墓なのだろう。しかも複数。下に書かれている文字は埋まっている者の名か何かだろう。


...。

そうか、お前らも何だな。

モンスター。

正直たまにくる商人の馬車を襲ってでしか手に入らない本。その中に確かこう書いてあった


『モンスターと呼ばれる者たちもそれぞれに家族も、家も、愛するべきものもいる。それを守る為に誰かを襲い、養い、その土地を守る。その場所は我ら人間の場所ではない。それを分かっていない者が出てきてその大切な物を奪っていく。それは正しい事なのだろうか?(以下数千字にも及ぶ)』


忘れたが〝聖書〟って奴だったんだと思う。

モンスターが勝手に死のうが生きようが構わないが俺の近くに目的が同じ奴がいたんだな...実際、死人に口なしっと言う言葉がある通り死んでしまったら確認も出来無いが俺が原因なんだと思うと少し気分が悪くなった。

優しく、死ぬまで握っていた少し傷がついた_____だが他のに比べて真新しい____剣を抜く。恐らくこれは人間(..)が持っていた武器なのだろう。実際は分からないが何となくだがそう思った。


外に出て洞窟の外の地面を掘ってゴブリンだった物を入れる。それと恐らく足らないと思うがあの時見た墓の中に入ってた骨も一緒に入れ、埋める。勝手に墓掘るのはどうかと思うが骨と一緒に寝る趣味は無いのでしょうが無い。

砂のついた手を払い洞窟の中に入って行く。俺がいうのも何だけど少なくとも俺の復讐相手と被ったら殺してやるよ、そう心の中で呟き、刃のところにびっしり血がこびりついた剣を握り締めた。

次からキャラの特徴をこの場所で書こうかな?って思ってます。流石に今書いたらネタバレになっちゃうでしょうから(´ `*)

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