俺は復讐を誓った。16
一周回って変な感じの文になってしまったが勢いで投稿。正直シリアス的復讐系は作者には早かった。と言うか無理ポそうッス川´_ゝ`川
リナに捕まったアンはお小言を貰い少し落ち込みながら手に持った肉を食べる。ちなみに金は森を通って来た奴らを襲って幾つかあるので大丈夫なのだがアンの奴一切払ってないような気がするのだが...
それに気づいたのかアンに渡した店員?売店?のおばさんは笑いながら言った。
「貴方達ここに来たの初めてでしょ?長年やってるからねこう、感って奴がビーンってきちゃってね。あ、その彼女さんに渡したのは無料で良いよ。その代わりその肉を持って宣伝してくればいいさ」
「そうですか」
「か、彼女って...彼女じゃないですよ!全然違いますし!ですよね!?」
「...か、かの、彼女...ほぇ...」
ここに留まっている理由も無いのでおばさんの言っている通りに少し見て回ろうか。その前に無くなってしまいようだが。
妙に赤くなっているアンと俯いていて表情が分からないリナを連れて奥に進んでいく。
少し進んでいると先ほどとは比べ物にならないほどの人がいて、少し目を離しただけで逸れてしまいそうだった。
「気を付けて進むか」
「そ、そうですね!」
「...うッス」
人混みを避けて進んでいくが全然前が見えない。と言うか開けない。
少し進んだせいか誰かが喋っているのが聞こえてきた。
「......なので、気を付けるように!くれぐれも出会ったりしたら戦おうなんて考えは捨て、逃げる事に専念して下さい!それ程魔人は危険で卑劣なのです!」
男が叫ぶように訴えると誰かが疑問を口にした。
「まぁ魔人がいて危ねぇって事は分かったけどよ、何で中にいるんだよ。魔人なんたら門があったら大丈夫じゃなかったのかよ」
「確かにそうだな...でも、あれ?国王が大丈夫だとか言ってなかったか?」
「こ、この国の管理がなってないんじゃないの!?『危険を防ぐ為に〜』とか言ってたのに嘘だったの!?あんなバカみたいに高い税金も払ったのに何様のつもりよ!」
一人の男が呟いたのを始めに周りの人もそれに連れ己の不満を口にした。
正直黒達には関係のないことだったがその情報が何処から漏れたのかが一番気になった。
(普通に考えて門番が口に出したとは考えづらいな...俺達が入った事はまず考えられないし、もしあったとしてもそれは秘密裏に行わられる事だ...なら誰が?)
不自然に感じられることを出し始めたらきりがない。どのように、は分からないが、誰が、なら分かる。
(アイツだな)
(アレかな?)
(アですかね)
考えている事が一致したのかすぐ様この場から退散しようと動いたその時。
「あ、アイツらが怪しいと思います!」
人混みで前も後ろも見えなかったのだがその言葉、いや、声だけはその場だけ道が開けたかのようにハッキリと黒の耳に聞こえた。
と言うのも実際に道が開けていた。
声の聞こえた方を見ると、全身をフルプレートで包んだ騎士と、その横で四つん這いになって鎖に繋がれている見るも無残な姿の男がいた。
「アイツらも俺と同じ魔人です!」