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復讐の黒き獣  作者: 椎木唯
第二章 王都編
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俺は復讐を誓った

...拾ってみることにしたのだが会話が一切無かった。確かアンとは仲が良かった記憶があるんだが気のせいだったか?




「少し暗くなってきたのでここで一夜過ごしましょう。暗くなる前に森は抜けたかったのですがちょっと無理でしたね...。いや、勿論黒さん達のせいでは無いですよ!!」


男は馬車を止め、こちらに振り向き言った。まぁ草原のど真ん中で食うのはちょっとアレだったからむしろ大歓迎だ。

ここで一夜過ごすのはマノン達も賛成し、テント等を広げ始めた。

ガンガ、シュールが近くに水があるか探しに、マノン達はテントを広げ始めた。

何故か仕事が無い黒は疑問を感じ、何時の間にか起き上がって手綱を握っていた男に話し掛ける。

「俺は何をすればいい」

話し掛けられない、そう思っていた中年の男がビックリしながら応えた。

「えっと...聞くところによると黒さんはマノンさんを助けて頂いたと聞きました。だから、何と言っていいか...」

少し言いづらそうに話す中年の男。お礼に、という感じなのだろうがリナも残っているのがよく分からない。アンはマノンと一緒に少し離れた所でテントを作っている。中に布があったのかそれを木の枝に引っ掛ける感じだ。正直あと数分もすれば帰ってくるだろう。ガンガ達はクツークルの手を引っ張って探しに行ったし...水場があるならそこにテントを張らなきゃいけないし無駄だと思うのだが...。

結局俺とリナと中年が向き合ってる感じだ。


少し汗をかいてるおっさんをどうしようか考えている時、マノンが声を上げた。

「ジュリュンさん!これでいいんですか?一応張れたと思うんですけど...」

「お、あ、ああ、今行く!ごめんなさい黒さん。マノンちゃんの所行かなくちゃいけないので失礼します!」

ああ、うん、等を言わせずに走っていったおっさん___ジュリュン___の方を見ていたら今まで黙っていたリナが口を開いた。

「......殺しますか?」

「ダメだ」

「...了解です」

リナなりに場を和ませようとしたのだろう。どうやら俺は避けられてるようだし。まぁ「殺す」に関してはそんなにポンポン軽い感じで言うな、と教えていたので本気で殺ろうと思っていたのだろう。

「ふぅ、どうやら自由にしていい、と言う感じだそうだ。少し森の中をみて回るか?」

他の奴らが働いている中で寛げる度胸は無いし、やろうと思っても折角順調に王都に向かってる途中なのに印象を悪くさせたら面倒な事になる。

散策、そういう意味で見て回れば向こう側も肩の荷が下りるだろう。いざとなれば殺せば早いが俺の目標は復讐であって、殺人では無い。

そんことを考えてるとは梅雨しれず、リナはパァと明るい表情を見せたがすぐに何時もの無表情に戻った。

「黒様の側に居ますので」

そう言って少し黒の近くに寄った。

場面なかなか変わりませんね...書きたい事あるからまだやるけどね!

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