表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ハルユメ  作者: EDDY
PR
1/1

ハルユメ

■登場人物


主人公:百瀬(ももせ) 一華(いちか)

2年生 ♀︎


鳴沢(なるさわ) 朱里(あかり)

2年生 新聞部員 ♀︎


屋上組

小林(こばやし) 佑一(ゆういち)

3年生 ♂︎


早乙女(さおとめ) (たくみ)

3年生 ♂︎


(たちばな) 梨香子(りかこ)/りっちゃん

3年生 ♀︎


【映画部】

宮本(みやもと) 雄介(ゆうすけ)

2年生♂︎


加賀(かが) 大輝(だいき)

2年生♂︎

___________________

■本編


【SE:放課後の教室】


一華

「……ねぇ、朱里」


朱里

「なに?そんな真面目な顔して」


一華

「お願いがあるの」


朱里

「記事ネタなら歓迎だけど?」


一華

「いやそうじゃなくて…」


一華

「“ありがとう”を、ちゃんと形にしたいの」


(間)


朱里

「……誰に?」


一華

「屋上組の先輩たちに」


朱里

「巧先輩、佑一先輩、りっちゃん先輩よね?本当に仲良いよね」


一華

「仲良いってほどでもないと思うけどな」


朱里

「いやいや、大事にされてるでしょうが」


一華

「そうなのかなぁ…あ、呼ばれた!ごめん。行ってくるね!」


朱里

「はいはい(笑) 行ってらっしゃい」


【SE:風の音・屋上】


佑一

「お、来たぞ後輩」


梨香子

「きゃー!可愛い!」


「珍しいな、一華が屋上来るの」


梨香子

「(一華にハグしながら)なんかあった?」


一華

「……あの」


(少し緊張)


一華

「私、動画を作りたいんです!」


佑一

「動画?」


一華

「はい。先輩たちに、ちゃんと伝えたくて」


梨香子

「えーなにそれ、かわいい」


「でも急だな」


佑一

「まぁ、卒業、近いもんな」


(少し静かになる)


佑一

「いいじゃん。やれよ」


一華

「……え?」


佑一

「やりたいなら、全力でやれ」



■新聞部部室

一華「ってことになっちゃったんだよーぉ!!」


朱里「あらー大変なことになっちゃったわねぇ(でもこれはこれで美味しいスクープだわ)」


一華「どうやって撮ろうとか提案なんてないのに」


朱里「こほん 一華はどういう風に撮りたいの?」


一華「え?」


朱里「撮りたい構成とかあると思うんだけどないの??


一華「………ある 伝えたい言葉もきちんとある」


朱里「ならそれをきちんと言葉にしなさい」


一華「うん!!そうする!!」


朱里「それなら、打って付けの人達知ってる」


一華「教えて」


【SE:部室のドア】


加賀

「映画部へようこそー!」


宮本

「お、珍しい来客」


一華

「お願い!動画作りたいの!」


加賀

「青春案件きたー!いいねいいね!青春いいね♪」


宮本

「加賀、うるさい。んで、内容は?」


一華

「あのね、先輩たちへのメッセージ動画を作りたくて」


宮本

「……いいな」


加賀

「即OKじゃん」


一華

「え?」


宮本

「よーし!構成考えるぞ」


一華

「え、そんな即決でいいの?」


宮本

「いいのいいの。どうせ鳴沢にも相談して決めたことだろ?」


朱里

「どうせって…まぁ、実際そうだけど」


宮本

「もう一度言う。構成考えるぞ」


加賀

「フッ…やれやれ」


「あるある。周りを巻き込み、人のために頑張れるその意思の固さ。自分ではわかってないだけで、ちゃんと強いよ」


一華

「ほぼ同じことを、小林先輩にも言われました。」


梨香子

「マジ?あいつも分かってんじゃん!私ら気が合うのかも。」


朱里

「それだけ一華を見ているってことじゃないですか」


梨香子

「そうかもね!私らが卒業した後も、しっかり頑張るんだよ!」


一華

「はい!」


「中途半端なやつのために、こんな面倒なことやらない」


(少し照れを隠すように)


宮本

「それだけだ」


一華

「……ありがとう」


◆第四幕(撮影直前)


【屋上前】


加賀

「雄介、顔怖いって」


宮本

「うるさい」


加賀(小声)

「バレバレだぞ」


宮本

「何がだ」


加賀

「一華のこと」


(間)


宮本

「……違う」


加賀

「はいはい」


◆第五幕(完成後・追加)


【屋上上映後】


(みんなの余韻)


一華

「……終わっちゃったね」


宮本

「……ああ」


(少し静かな二人)


一華

「宮本」


宮本

「ん?」


一華

「今回、手伝ってくれて」


一華

「本当にありがとう」


宮本

「……別に」


一華

「ううん」


一華

「宮本じゃなかったら、ここまでできなかった」


(少し間)


一華

「だから」


一華

「すごく、感謝してる」


(少し風)


宮本

「……一華」


一華

「?」


宮本

「また、何か作るときは呼んでくれ」


一華

「……うん!」


(少し笑う)


一華

「その時も、よろしくね」


宮本

「……ああ」


◆ラスト(恋愛余韻)


加賀(遠くから)

「おーい!置いてくぞー!」


一華

「あ、今行くー!」


(走り出す一華)


(少しして振り返る)


一華

「雄介ー!」


宮本

「!?」


一華

「今回はありがとう!……またね!」


(少し驚く宮本)


宮本

「……ああ」


(小さく)


宮本

「…クッソ…好きかも」



一華(ナレーション)

「その後、私達の活動は、朱里(あかり)のおかげで、学校新聞に載ることになった。本当に書くとは思っていなかったけど、おかげで私達の学校に1つ文化ができた。ダイちゃんと雄介の映画部は、あの後入部希望者が急増し、今では活気溢れる部活になってる。」


【フェードアウト】



◆ラスト


宮本

「青春は一瞬だ」



「でも、心にはずっと残る」


一華

「これが」


「私たちの」


宮本

「俺たちの」


一華

「“ハルユメ”」


【SE:春の風・フェードアウト】


Fin.

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ