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10年前の少年

 10年前、江戸川区に住んでいる少年六人は少年野球チームメイトである。

 少年たちの名前は「深田一久」「鈴置和博」「吉原紀洋」「石川秀喜」「松下翔平」「西川大輔」といった野球選手と同じである。

 一久と和博は地元の少年野球の部員である。一久は試合でホームランを打つことが多いため、期待の少年と呼ばれている。和博は投手担当が多いため、監督からは「平成のべーブルース」と評価している。

 紀洋と秀喜は少年野球に入りたてで、共に翔平や大輔も続けて入っていた。

 一久は練習に忙しいせいか、学校で試合の作戦をノートに書き込んでいた。一久は野球の試合をよく見ており、好きな球団は「巨人」である。和博も巨人が好きで、よく二人は試合結果や好きな野球選手の話をよくしている。

「カズ君、この間の試合見た?」と和博は一久に話す。

「坂本選手、強かったな」と一久は和博に嬉しい表情で話した。

 すると、阪神が好きな伊藤茂雄が二人に見下すように言ってきた。

「お前、巨人が勝って、調子こいてんじゃねぇ!」

「茂雄君、それは言い過ぎだよ」

「うるせえ!」

 茂雄は一久を殴る

「阪神に負けてられるかよ!」

 一久が家に帰ると兄の一茂がいる。

「一久、おいどうした?その痣」

「兄ちゃん、茂雄君に殴られた」

「あいつか。俺の友人の伊藤か」

 一茂に痣が出来たことを親に話すと、学校から連絡が来る。

「深田一久君のお宅でしょうか?」と担任の大谷先生から連絡が来る

「はい。そうですが」

「今日の午後に伊藤君が深田君に怪我を負わせたんです」

「はい」

「実は伊藤君の親御さんから謝罪をしたいと思いまして、後日、学校にお伺いねがいますでしょうか?」

「分かりました。息子には話をします」

電話が終わると、茂雄の話を親がし始めた。

「茂雄君って、一久の同級生?」

「そうだけど」

「実は茂雄君の両親、共働きで、よく問題が多いって聞いたことがあるんだよね」

「『べーブルース』と同じだな。俺が伝記を呼んだ時、彼の母親は病弱で、父親は様場の仕事で多忙だったから、彼の世話をする余裕はなかったらしい。彼は万引きや酒、たばこなど非行に手を染めたと言われている」

「そうなんだ。茂雄君もそうなのかな?」


 小学校のイベント「クリスマス会」では、一久たちが参加をしていた時の事だった。

 一久の友人の女の子がハンドベルの演奏をした時の事。茂雄は暴言を吐いてしまう。すると、女の子は泣いていた。

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