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大和の復活
時に1945年4月7日の鹿児島県坊ノ岬。帝国海軍の戦艦「大和」は米海軍の艦載機による攻撃により、数時間に及ぶ犯行も虚しく撃沈された。その筈だった。
-大和沈没から約2時間-
米海軍のホーネットの艦載機が一隻の艦を発見した。大和の伝説はここから始まるのである。
「艦長!日本軍の戦艦です!先ほど撃沈した大和と同型です!」
「なっ!?日本の大和型は2隻しかいなかったハズだ!何かの見間違いだろ!」
そう思っていたのも束の間である。艦隊の各艦から次々とレーダーに一隻の船が映りだしたのである。
「艦長!艦種が判明しました!大和です!」
「嘘だろ…全艦戦闘配置!空母は直ちに全機発進させよ!」
しばらくの後、雷撃機が発艦しようとしたとき、突然衝撃が走った。大和からの砲撃である。