雲の守り神

確かに。一人で寝ていてループ(声が流されている)がかっているようにも聞こえた、仲間の声のようで、いつもの仲間じゃない？

分からない。

とにかく、目を閉じて、目が覚めたのを知られないようにしなきゃ。動かずにじっとしていよう。しかし、突然周りが透明になって、私を観察しているようなそれでいて、覗かれているような→それをふまえて→さっきの声が聞こえてくる。そんな感覚が伝わってくる。

明るいうちに、乗り物にのって、クール(雲の上で移動する手段)の中で、見知らぬものから「黙ってられるかの実験」と言ってさっさと立ちさって行ってしまった。すぐさま、幼い者が、「今、見知らぬ者が、あのものに何か言って降りたった。」と大きい者に伝えた。私に言ったのだと確信したんだ。だから、その日はなるべくしゃべらずに黙っていたのだった。