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増改築

遅くなって申し訳ありません。

 最近の悩み。

 寝て起きると背中が痛い。

 まあ、原因ははっきりしている。

 ソファーで寝ているからだ。

 カミラの部屋に無理やりベッドを置き、俺が床で寝るのは回避できたが、このままではちょっとな……。


「仕方ないか……」


 俺が店を見ながら呟くと、


「何が仕方ないのよ。それに何やってるのこんなところで」


 カミラが聞いてきた。


「ん、店が狭いからそろそろ改築しないとなぁ……と。さすがにソファーで寝るのもしんどい。それに一人増えたしな。それじゃ始める」

「えっ、始める?」


 俺は鉄筋コンクリート三階建ての建物をイメージした。

 ニョキニョキと俺の店の上に階層が一個増える。

 コンクリートを打っただけの殺風景な三階が現れた。


「意外と簡単にできたな。壁は下の階の色に合わせて。内装は石張りでいいか。窓は俺が作るかね」

 ん? 


 横を見るとフルフルと手を震わせるカミラ。


「何だこれ! どうやった! もう、ほんっとデタラメ」


 めっちゃ怒っていた。


「なぜ怒る? やってみたらできたものは仕方ないだろう?」

「慣れたつもりだったが、それでもこれは酷くないか? なぜ一軒家が上にニョキニョキと伸びる? さらに部屋になって色がついて、内装まで」

「んー、そういう魔法だから」

「私はそういう魔法を聞いたことが無い。エアブラストとか、ファイアーボールとか名前がついててそれに見合った形がある。でもガルムにはそれが無い」

「カミラさん、それは多分精霊のせい」


 アンナマリーが店から出てきた。


「精霊だと?」


 カミラが首を傾げる。


「そう、精霊。私が視力を失った時見えるようになった。今は両方見えるの。お母さんが言ってたけど、精霊って好きになって取り付いた人の言うことをよく聞くんだって。ガルムさんの周りにはいろんな色の精霊が居る。さっきガルムさんが魔法を使った時に精霊たちが光っていた。それにしても、精霊って一人一つってお母さん言ってたんだけどなぁ」


 解説してくれたアンナマリーの頭を撫でながら、


「まあ、そういうことらしい」


 と誤魔化した。

 撫でられたアンナマリーは気持よさそうだ。


 俺とカミラ、そしてフルで市へ出かけた。

 木枠にする柱やノコギリとノミを手に入れるためだ。

 フルは外の空気を吸うため。

 アンナマリーが俺の事を説明してくれたのだが、カミラは納得はしていない。


「カミラ、ガラスってあるのか?」

「ガラス? そんな高いもの貴族様が買うぐらいよ」


 ガラスってどうやって作ったっけ? 

 こりゃ木戸だな。引き戸を作って。朝になったら開いて、夜になったら閉める。庇をつければいいか。


 食器を買った地区へ向かう。


「この辺に鍛冶屋があったと思うんだけど。あっ、あった」


 職人用のの刃物が並ぶ。

 ドワーフらしき髭を生やした低身長の男が店に立っていた。

 俺は刃物を見てみたが引いて切る両刃のノコギリは無く、歯の荒い押して切るノコギリしかなかった。

 他は知らない工具ばかりで戸惑う。

 一応、ノミのような物は有ったので、購入しておいた。木槌もあったので一緒に買っておく。


 ありゃ、またフルにノミで刺された。


 皮膚の表面でノミが止まる。

 痛くはないんだよ、痛くはないんだけど、嫌だね。

 服に穴が開くし。


「ダメダメ、今のガルムに当たったって恨みは晴れないから」


 カミラが押し留める。


 材木は問屋にしかないらしい。まあ、引き戸とその木枠だ。素人考えにはなるが、柱一本あればいいか……。

 材木問屋に行くと、


「何かご入用でしょうか?」

 と店員が現れた。

「引き戸が作りたいんだが、木の板と木枠になりそうな柱が欲しい」

「そうですねぇ、ココにあるのが一枚板で銀貨五枚。この柱なら細めですから加工しやすいでしょう。これが銀貨十枚」


 厚さが十ミリ程度で畳みの大きさの一枚板が五万……安いだろ。

 こっちには合板が無いから。一枚板にするしかないのか。

 それと、柱は節の無いしっかりとしたもの。まっすぐで二十メートルほどある。

 コレならそんなものかね。


「わかった、この板を六枚と柱を三本頼む」


 まあ余っても異次元収納だ。


「かしこまりました。こちらからはどのようにしてお運びになる予定でしょうか?」

「ああ、物をそのまま持って帰るから前に出しておいてくれ」

「はい、わかりました」


 店員はテキパキと指示を出し俺の荷物をまとめる。。

 そして、俺の前に木の板と柱が集まった。


「しめて銀貨六十枚になります」


 俺は金貨一枚を出しお釣りをもらった。

 すぐさま、材木を異次元収納にしまう。

 店員はそれを見て驚いていたが、無視して問屋を出た。


 再び市を歩く。

 野菜、パン、乳など目についた食材を買った。

 コショウのような香辛料も見つけた。

 小麦粉があったのは助かった。色々な物に使える。

 薄力粉? 中力粉? 強力粉? どれなのかは知らない。


「何で、あなたが料理を?」


 不思議そうにフルが聞いてきた。


「できる者がすればいいだろ? フルができるなら作ってくれてもいい。食事が美味いと何かやる気が出るしな」


 独り暮らしだった俺の楽しみは食うことだった。料理を齧ったのも美味い物を食べたいがためだ。


「今の俺が前のガルムでは無ない事は話には聞いたか?」


 コクリと頷くフル。


「いろいろ嫌なことをした男らしいから、嫌われるのも仕方ないだろう。俺にはガルムの記憶が無いから何をしたかまではわからないんだ。謝ればばいいなら謝るし、俺を刺したいなら刺してもいい」


「服は脱いでね。穴が開くから」


 カミラがサラっという。


 酷いな。


「そこは心配するところじゃないか?」

「大丈夫なのは見たし」


 はあ……おれはそんな扱いか? 


「判断を任すようで申し訳ないが、嫌になったら出ていってくれてもいい。旅して、自分の家に帰るならそれなりの金も渡す。好きにしてくれ」

「なんで? なんでそんなに優しいの?」

 フルが聞いてきた。


「優しくしていつもりじゃないんだけどな。ヒヒジジイを殺すときに睨まれてわかったよ。『俺はこの子に恨まれている』って……そういうのは嫌なんだ。今更ながら助けなくちゃなって思うわけだ。ただの自己満足だけどね」

 頭を掻くしかない。


「あまりにも変わったあなたに困惑しているの。嫌っているはずなのに、優しくされると……」

 フルが泣き出す。


「すまないな、面倒くさい感じにしてしまって。そういえばカミラもこんな感じになったな」

 思い出した俺が言うと、

「なっ、バッ、バカ。思い出させるな」

 真っ赤になるカミラが居た。


「カミラさんも?」

「ああ、これだけ性格が変わればどうしたらいいのか困る。私もガルムに文句を言った。でも、あの子たちを助けたのはこの男だ。そしてあの子たちが笑い始めたのもこの男になってからだ。だからあの子たちを見てガルムを信用した」

「私もあの子たちを見て、どっちが本当のあなたなのかわからなくなった」


 フルが困惑? 


「んーどっちも何も今の俺はこれなんだがなぁ」


 再び頭を掻くしかない。



 家に帰ると、大工工事開始。

 後でフルが俺の作業を覗き込んで見ている。

 木を切るのは風の魔法で……。

 一応表面は火の魔法でうっすらと焼いておく。

 紐に寸法を取り、窓枠の作成と引き戸用の溝も掘る。

 引き戸を作りはめ込んだ。


「うし、コレで開閉ヨシだな」


 何となく出てしまった指差し呼称。


「あなた、器用なのね」

「そうだなぁ、五十年も一人で暮らしていたら、少々の事はできるもんだ」

「あなた五十?」

「今は二十三らしい」

「わけわかんない」


 フルはそっぽを向いた。

 まあ、そりゃわけわからんか……。


 六つの窓に木の引き戸が取り付いた。

 風の通りを考えると、跳ね上げ式の窓のほうが開口部を確保できて良かったかもな……。

 追々考えるか。

 あー照明が無いや。


「フル、魔道具ってどうやって作るんだ? 家についている照明も魔道具だろ?」


 俺はてフルに聞いてみた。


「なっ、何で私に?」

「知らないから聞いただけ。フルは貴族の娘だったと言っていたじゃないか。魔道具に触れる機会があったんじゃないかと思ってね」

「そりゃ、魔道具のことは聞いたことがあるけど……詳しくは無いわよ?」

「それでいいから頼む」


 フルは少し考えると、


「魔石に呪文を封じ込めると聞いたことがある。その封じ込める方法が門外不出の技術で魔道具が高価になるの。照明の魔道具は数が出てるから比較的安価ではあるけども、高度な魔法が封じ込まれた魔石は高額で取引されると聞いているわ」

「魔石は?」

「魔物を倒すとたまに出るらしいの。その辺はカミラさんのほうが知ってるんじゃない?」

「おう、ありがとう」

 変な顔をするフル。

「あなたに『ありがとう』と言われるのはまだ慣れないわね」


 昼食が終わると、


「ほーい、全員集合だ」


 俺が声をかけると、事務所……既に台所か……に彼女達とカミラとフルが集まった。


「それじゃ、報告な。三階の増築が完了。三階は三部屋。カミラとフルの部屋にしようかと思う。一部屋は物置にでもしておくか。俺は二階の現在カミラとフルが使っている部屋を使う。それでいいか?」

「部屋をくれる?」


 フルが聞いてきた。


「ああ、成人した二人は個室だな。そのほうがいいだろう?」

「まあ、そのほうが助かるけど」


 カミラが言う。


「俺たちは?」


 デボラが聴いてきた。


「申し訳ないが、しばらくは四人部屋だな。そのうちあの部屋を四つに仕切ってもいいし。それまで我慢してくれないか?」

「私はぁ、今のままでいいですよ?」

「ごめん、そういうつもりじゃなかったんだ。俺も今のままでいい。

「私もこのままで」

「僕もです」


 彼女たちは問題ないらしい。


「まあ、一応、俺たちを襲うような外敵は居なくなったので、外出に関しては自由にするぞ。あと、今から買い物に行く。家具が無い、照明もない、ベッドも無いからな」

「「「「やた」」」」


 喜ぶ四人。


「カミラもフルも好きな家具を買えばいい。いっしょにお前らの好きな物を買え。女の子らしい物もないとな」

「「「「はーい」」」」


 フローラに馬車を繋ぎ、全員で市へ向かう。

 なんか馬のほうが馬車より大きくなってない? 

 ベルトは調節で何とかなったが、本当にギリギリだった。


「さて、お前ら何が要る?」


 御者台から振り返って彼女たちを見た。


「剣だ」

「僕はナイフ」

「私は杖ね」

「私はぁメイスですぅ」


 何故に武器。


「おいおい、俺は女の子らしいものって言ったんだが……」

「私たちは冒険者になりたいの」


 アンナマリーが言った。


「ふむ、強い女には男が近寄らないぞ?」


 不用意な発言をしたようだ。

 すると、


「俺は大丈夫、ガルムさんに貰ってもらうから」


 デボラが言った。


「へ?」


 気の抜けた声を出してしまった。


「あー抜け駆け! わたしだってガルムさんに貰ってもらう」


 アンナマリーが大きな声を上げる。


「僕だって」

「私もですぅ。ユーリアが今年、わたしとぉ、アンナマリーとぉ、デボラがぁ来年成人しますぅ。だからいつでもぉ、貰ってもらえるんですぅ」


 ユーリアとマルレーンが続けて言った。


「へ? 一夫一妻じゃないの?」


 俺が聞く。


「この世界では一夫多妻なんですぅ」


 マルレーンが言った。


「でも一番はカミラさんなんでしょ? あっ、フルさんも?」


 アンナマリーが言う。

 真っ赤になるカミラと。

 モジモジするフル。

 なぜフルが絡む? 


「いや、そういう話はカミラぐらいとしかしたことは無かったが……あの時は酔っていたしな。」

「わっ、私は、ガルムがいいというなら、一緒になりたい。今は酔っていないぞ。この一か月ずっと見てきて思ったんだ。ガルムが好きだって」


「一応奴隷商人だぞ? それもかなり恨まれている。俺と一緒になって幸せになれると思うか?」


「私は今幸せ。好きな人の傍に居られるんだから」


 はあ、これ前にアンナマリーに言われたやつだ。

 逃げ場のない言葉。


「そんなに俺がいいかね?」


「ウン」と頷く六人。

 えっ六人? 


「フルが何で頷く。俺を刺すほど恨んでいたのに」


 裁縫が得意じゃないから苦労した……。


「だって……いいんだもの」


 モジモジが増加するフル。


「何が?」

「今のガルムが……。それに、ガルムに奪われているし」

「へ? 何を?」

「しょっ処女……。私、好きな人に貰ってもらいたかったの。みんなもそうよね」

「「「「「うんうん」」」」」


 五人が頷いた。

 みんなのを奪ったの? 

 残り五人が処女なの? 奪われたいの? 


「嫌いだったガルムが無理やり奪ったの。でもね、ガルムが変わったでしょ? ……私としては嬉しいの」

「ほっ……ほっほぉ」

 多分俺の顔には脂汗が浮いているだろう。

「だから、わたしも貰ってもらえると嬉しい」

 六人の視線が集まる。

「私も忘れないでくださいね」

 フローラの声が聞こえた。

 あー、鬱陶しい。こいつも居たんだな。


「まあ、その辺はあとで話すとして、じゃあ武器か? カミラいいところ知ってるか?」

 買い物に話を戻して誤魔化す。

 家は増築したが、嫁取りの話が出てくるとは思わなかった。

「そうだな。ちゃんとした武器屋に行ったほうがいいだろう」

 カミラが指差したほうへフローラを進ませるのだった。


「いらっしゃいませ」

 武器屋の店員が現れる。

「適当に選んでくるといい。物はカミラに見てもらって確認してもらえ」

「「「「はーい」」」」

 彼女達は武器を選びに行った。

「これを渡しておく」

 カミラに財布を渡した。

「ガルム、前より増えているんだが……」

「ああ、これは襲ってきた奴等から回収した物だね。悪い金だろうから頂いておいた」

「あなた、前のガルムよりもある意味悪いな」

 苦笑いのカミラ。

「爺さんも死んだから足も着かないだろう?」

 俺は手をヒラヒラと振って関係ないふりをした。


 彼女たちは次々と武器を持って帰ってくる。

 片手剣を持って帰ってきたデボラに

「デボラは大剣のほうがいいんじゃないか? 大剣なら私が教えられる」

 と、カミラが言っていた。

「四人の壁になるのなら、片手剣に盾のほうがいいと思って」

「そういう考えなら片手剣で長めのその剣のほうがいいな。盾は大きめにして縦の脇から攻撃する感じにするといいかも。軽くて硬いミスリルなんかがいいが……」

 チラ見するカミラ。

 俺が手をヒラヒラさせると、

「スポンサーがいいって言ってる。盾も探してくればいい」

「ガルムさん、ありがとう」

 そう言ってデボラは盾売り場に走っていった。

「私はこれがいい」

 杖の先に青い魔石がついていた。

「アンナマリーは水の属性に適性があるみたいだからそれでいいんじゃないか?」

 んーちょっと適当。カミラは脳筋系らしい。

「僕はこれ」

「素早さが増加する魔石が付いているな。ユーリアにはこれが良さそうだ」

「私はぁこれですぅ」

「マルレーンは治療効果が上がるメイスだな。うん、これでいいぞ?」

 結構早く決まった。


 ん? 

 フルが俺の袖を引っ張る。

「どうした?」

「あれ、全部結構高いと思うんだけど」

「財布には結構な白金貨が入っているから大丈夫だろ?」

「えっ? どうしてそんなに?」

 俺って、貧乏だと思われてた? 

「報復行為をされそうになるたびにそこから貰ってた。迷惑料だな。ああ、さすがにグランドのところは盗まなかったぞ」

「悪くはなったけど、悪い所が変わっただけなのね。まあ、わたしにも皆にも優しいからいいんだけど」

「まっ今更この悪名は消えないんじゃないか? だったらうまく使わせてもらうってことで」


 買い物を終えた彼女たちとカミラが戻ってきた。

 それぞれが武器を買い嬉しそうに抱きしめていた。

「大金貨超えたわよ。まあまだ随分あるようだけど」

 カミラが財布を返してきた。

「本当は家具とか買ってやりたかったんだがね」

「どうせそれも買うんでしょ?」

「よくお分かりで」

 俺は財布を受け取ると、馬車に乗った。


 続いて、ドワーフの家具職人の所へ行く。

「すみませーん」

「おう、この前食器棚を買っていった奴だな」

 ドワーフが奥から現れた。

「この六人の家具が欲しいんだ。衣服が入る箪笥のような物がいい。俺はベッド。あとは彼女らに聞いてくれ」

「わたしたちも?」

 四人が俺の前に現れた。

「カミラ、フウ以外のお前らもだ。ちゃんと服を仕舞う場所が無いとベッドの上が散らかったままになるだろうに? だから、早く買ってこい」

「「「「はーい」」」」

 四人は家具職人の店に入って行くのだった。


「お前、ベッド要るんだろ?」

 ドワーフが声をかけてきた。

「ああ、あれば助かる」

「これなんてどうだ?」

 ニヤニヤが止まらないドワーフ。

「なんでキングサイズ」

「あれ全部お前の妻になるんだろ?」

「えっ?」

「嬢ちゃんや姉ちゃんが話してたぞ?」

「えっ?」

 キャッキャと話しながら家具を選ぶ六人。

「はあ……」

 俺は頭を抱えた。

 ニヤリと笑うドワーフ。

「で、買うのか?」

「買ってはおくが、仕舞っておく」

 俺は異次元収納でベッドを仕舞った。

「シングルのベッドを一つ貰えるか?」

「あっああ……。すげえな兄ちゃん。収納魔法は聞いたことがあったが初めて見た」

 ドワーフが驚いて俺を見ていた。


 金を払い、家具を収納する。

「まいど!」

 ドワーフはホクホクだ。

「「「「おじさん、ありがとう」」」」

 年少側四人は手を振っていた。

「さて、照明を買って帰るか。予備込みで六つもあればいいだろう」

 以前コンロを買った店へ向かう。

 そこで、照明を買うとそのまま家に帰った。

 財布を見ると結構な減少。

 どっか襲ってこないかねぇ。

 そんな不謹慎な事を考えながら、家に帰った。



 家具を配置しベッドを移動する。

「さて、照明をつけてと……ほい」

「カミラのベッドは新品にしておくぞ?」

 三階の照明が点き部屋が明るくなる。

「コレで増改築完了!やっとベッドで眠れる」



読んでいただきありがとうございました。

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