第8羽
7羽と8羽を同時投稿しているので気をつけてください。
「ただいま」
「遅かったわね。もう真っ暗よ」
やっぱり帰ってきてたな。反抗期っていうかもはやイジメだろ。
「広場で待ち合わせをしてただろ……」
「あれ、そうだっけ?ごめんごめん」
ミヤもトリンくらいの時は可愛かったのに……何でこう育ってしまったのか。
「ふぅ、疲れたから今日は寝る。静かにな」
「そ、おやすみ」
「おやすみ」
自室にあるベッドに倒れこむ。ベンチで寝たからか少し眠気が覚めたな。本でも読むか。
「マイブームはこれだな。『鳥のしつけ方』」
反抗期の娘がいるからな。これを読めば何かいい方法があるかもしれない。
「噛み癖の矯正か」
〜なぜ噛むの?〜
『噛むという行為は単なる遊びであったり、嫉妬、怒りなどの自分の感情を伝える行為でもあります。その時は彼らが何を考えているかどんな感情かを察してあげるのも貴方の役目です』
ほう。
〜噛ませない〜
『遊びで噛むことをやめない子達はそれ以外に楽しいことを知らないからです。それは貴方の責任であり、楽しいことを教えてあげるのは貴方の義務です。噛むこと以外の遊戯。例えば唄や遊具を与えることで気を逸らします。
なるほど、ためになるな。まずは噛ませないのが重要なのか。明日から実践しよう。
本の内容については必ずしも正しいとは限らないのであしからず。