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第4話 加護

ギルドに着いた。さっそく話を聞いた。


加護を受けるには神殿や宗教団体に行く必要があるそうだ。

神には戦いの神やら豊穣の神、知識の神などいろいろいるようだ。


さっそく費用についても聞いた。1万ゾル…。手持ちのお金で払えるな。

だてに3ヶ月潜ってない。


加護を受けよう。ただ、これですっからかんになる…。

双剣も買っていたし、防具も定期的にメンテナンスするので維持費がかかるからだ…。


問題は、どの神にするかだが自分は神道なのだが、それでも加護受けれるんかな。

知力にも限界があるだろうし、戦いの神にするとしよう。

安全が第一だ。命は大事にしよう。


戦いの神はさすがに人気があるようだ。1週間かかるとか、とりあえず予約した。


それまで暇なのでまた酒場に通ってみた。3日目にまた以前のエルフを発見した。


3人PTだったのが1人増えてる。竜人の剣士のようだ。回復職はなかなか見つけられないようだ。


というか4人のうち剣士3人ってどんだけアグレッシブなPTだよ。


竜人ってあまり見かけないんだが、ダークエルフと違ってそこそこはいるようだ。


というかダークエルフってどこにいるんだよ。


前にエルフに聞いたのだが、人間が嫌いで森に引き篭もってるところまではわかった。


中央大陸の6割が未開拓の場所だ。残り4割に国ができている。というと、未開拓の場所にいそうだ。


魔力の歪によって、魔物がでるので魔力が強すぎるところには人は住めないらしい。


迷宮も魔力の強い歪によってできるそうだが、地上にも魔物がでて頻繁に冒険者が討伐依頼を受けてるそうだ。


若いほど迷宮の歪に影響されてレベルアップと共に体が軋むそうだ。成長期みたいなもんか。


自分はおっさんだけどダークエルフにしては若い方だと思うんだが、あまり実感がない。


少し体が凝った感じがする程度だ。


そういえば、クエストやらというものは受けたことがない。まあ、依頼主がびっくりするだろうしな。


ダークエルフだし…。


そうだ、PTだ。あれから3ヶ月くらいたってるけど、聞いてみよう。


「どうもおひさしぶりです」


「あら、真夜中のダークエルフさんじゃないの」


まだ、覚えてくれてたみたいだ。まあ、ダークエルフなんて自分しかいないし。


「あれからどうしたんだ?」


狼の勝長さんだ。虎さんはあいかわらず無口のようだ。


「下階層に行ってたんですけど、こないだ死にそうになってました」


いきなりぶっちゃけてみた。


「1人でいったんか?そりゃ、普通は死ぬだろ」


「まあ、うちのPTにまた入らないか?下階層にはまだいかないけどなw」


どうやらPTに入れてくれるらしい。


「正直、回復職がいないと怪我したときに治療院行かなきゃいけないんで、それなりに金がかかるんだよ」


どうやら、軽症なら塗り薬で治すようだが、骨折とか大怪我すると治療院とかで直さなきゃいけないらしい。


そこにいけば金がかかるがさくっと治るそうだ。神官がぼったくりで儲けてそうだな。いいなぁ。


魔剣ほしい、魔法付与防具とか…。


とりあえず、このPTを育てて下階層を目指すのを当面の目標にしよう。


自分もレベルアップしないとな。一人前衛で戦闘ばかりしてると筋力と俊敏さがあがって知力が上がってない気がする。


後衛に徹した方が知力はあがるんかな。よくわからん。魔法攻撃でもしてみるか。





一緒に迷宮に潜っているうちに1週間が過ぎた。


いよいよ、加護を受ける日だ。


戦いの神の神殿にいってみる。


スサノオの神殿だ。回復職が戦闘するってどうよとは思うが、最後は自分頼りだ。


なんか簡単な説明を受けた。


魔方陣の中で瞑想すれば加護を受けられるそうだ。


とりあえず、座禅してみる。


魔方陣の外で6人くらいの神官がなにやら唱えている。詠唱か。


瞑想していると、加護の光がやってくる。


なんとなくイメージが伝わる。


戦いの光、守りの光、稲妻のような光、武狂う光など6つだ。


迷ったが、武狂う光を選んでみた。一番光が強くて選んでしまった。なんかのパワーアップか?


とりあえず、加護を受けた。具体的にはよくわからん。何の力だこれ。


そのまま、酒場にいってPTに話してみた。


どうやら狂戦士の加護らしい。


「戦闘中に加護を発動させると見境なく暴れるから注意してよ!」


PT組んだらそりゃ意味ないわな、これ…。

加護は手動で発動なのか、なら安全だわな。


ただ、呪術師の狂戦士の加護は別な意味があった…。

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