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第11話 ギガース(2)

グラナダについてから1ヶ月がたった。


いよいよ、戦争が始まる。


2カ国の軍隊と冒険者たちがジブラルタルに殴りこみをかけるのだ。

これで勝てないはずがない。


主に軍隊にだが、こちらには武装獣ヘルハウンドも十分いる。


俺とアヴェルアーカは、先頭を進む軍隊に付いていった。

さっそく、お出迎えがきた。


マザーシップによる機人の投下だ。


だが、こちらにはヘルハウンドがいるのだよ、甘い!


マザーシップは、ヘルハウンドのヘヴィスナイパーキャノン砲によって落とされていく。

ジブラルタルに着いた頃だ、やっとギガースのお出迎えだ。


ギガースは全身からジャマーを放出した。その範囲は半径100mはあるだろう。この中に入ってしまえば魔導機関は停止する。やっかいだ。


問題は、その数だ!ギガースの群れが出現しているのだ。ジャマーで前方は埋め尽くされている。これでは武装獣は突破できない。俺はギガースを数えるのを途中でやめた。それくらいいるのだ!


そのギガースたちがホークアイを吐き出し始めた。ものすごい数のホークアイがやってくる。

ホークアイによるレーザーの雨が降ってきた。俺はシールドを4つ展開してヘルハウンドを覆った。


これでは避けようがないのだ。シールドを展開しながらバレットでホークアイを撃ち落とす。


まじでヘルハウンドを買ってよかった。フェンリルだったらとっくに死んでいた…。


さらに、ギガースの爆発弾が雨のように降ってきた。ここはもう地獄だ。


機人による豪雨のような攻撃の中で俺たちの反撃は始まったのだ。


バレットでホークアイを撃ち落としながら、ギガースへの攻撃を始めた。


ギガースを沈めないとホークアイは増えるばかりだ。


俺の目の前のギガースが沈んだ。どうやら俺の周りの武装獣もギガースへの反撃を始めたようだ。


徐々に、ギガースを沈めていく。それでできたジャマーの穴へと武装獣を進めていく。


さすがに弾切れを起こした。もう4門とも弾がない!後退して補給を受ける。


ヘルハウンドには、ヘヴィスナイパーキャノン砲に徹甲榴弾が12発、キャノン砲に貫通弾が20発しかないのだ。

2門づつで、それぞれ、24発、40発だ。


いっそのこと、グラビティフォースで飛んでデストロイを撃ちこんでやりたいが機人には魔法が効かない!


補給を受け、前線に戻る。アヴェルアーカはどこだ?探知を発動する。見つけた!


嫌な予感がする。アヴェルアーカから離れないようにしながら攻撃を続ける。


俺たちはギガースを沈めながら進んでいくがあの豪雨のような攻撃だ。


普通の武装獣は破壊されていった。ヘヴィタランチュラもキャノンタランチュラも破壊された。


あの攻撃を受けたのなら恐らくほとんど死んでいるだろう。


残っているのはヘルハウンドだけだ。


それでも進むしかない。前線が崩壊したら死んでしまうだろう。


全く、ボルベルクの言うとおりだった。ここはヤバすぎる。ア・コルーニャの戦いなんてここに比べればぬるま湯だ。


敵のギガースも減っているが、こちらの武装獣も減っている。残っているのはほとんどが軍隊のヘルハウンドだ。


均衡が壊れたのはマザーシップがやってきてからだ。10機はいる!もう勘弁してくれ。


マザーシップもやばいが、ギガースの方がやばすぎる。ギガースを沈めようとするがスコーピオンが邪魔になってきた。


どんどんスコーピオンが増えていく。マザーシップのせいだ。


まずい、俺は均衡が破れると判断した。アヴェルアーカに近づこうとするがスコーピオンが邪魔をする!


「バレットォオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!」


俺はバレットの並行展開を可能な限り発動した。数十発の実弾が俺とアヴェルアーカの間にいるスコーピオンに命中していく。


穴があいた!埋まる前にアヴェルアーカに辿り着いた。同じタイミングでアヴェルアーカのヘルハウンドがスコーピオンに飲まれた!


「アヴェルアーカ!!!!逃げろ!!!!」


俺はバレットでアヴェルアーカに取り付いたスコーピオンを駆逐する。それと同時にアヴェルアーカのヘルハウンドは破壊された!


アヴェルアーカが声に反応したのかヘルハウンドから脱出していた。それを救いあげて逃げる!


とにかく前を邪魔するスコーピオンを破壊しながら敵がいない方向に俺は逃げた。

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