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作者: イプシロン


  (なれ)が神だというのか?

  この草も木も、やがて散る

  この雫を友とする紫苑(シオン)の花も

  ――それすら神だというのか?


  殴られし、沈黙の痛み

  滴り落つ、血の苦しみ

  笑いと涙、歓喜の川

  愉楽の饗宴――それすらも、汝か?


  (なれ)が神だというのか?

  出エジプト記に曰く――

  「わたしはある。わたしはあるという者だ」

  あるものそのものが、神なのか?


  我、悟れりしか、――否、我ただ見たり

  世界は神であると、ただ見たり



  English version


     God


  Thou sayest Thou art God?

  This grass, these trees, soon fall to ground—

  This aster flower, dew-crowned and odd—

  Even that—does Thou resound?


  The blow endured, the silent ache,

  The blood that falls in agony,

  The joy and tears, the river’s wake,

  The feast of pleasure, wild and free—


  Thou sayest Thou art God?

  As once was writ in Exodus:

  “I Am that I Am”—no facade—

  Is being itself thus God to us?


  I understood not—only saw the sign:

  The world is God. That sight was mine.

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