古代武器の力 前半
ここ、俺が住む平和な場所に建てられた巨大都市メテロポリスシティ。
未来の警察、その名もネオ警察が管理する機械によって人々の平和は日々守られている。
かと思われたんだけど・・・それでも少なからず悪い奴が存在する。
その名は通称破落戸。
昔、地球に存在していた悪者とかならず者を指し示す言葉でそこから取ってきた名前らしい。
そんな破落戸に対する自衛の為、一家に1つだけネオ警察が承認した武器を所有することが許されている。
「これだけ便利な世の中なのに必要ないと思うんだけどなー。」
とは言え、家に古くから代々伝わる武器その名もメリケンサック。
承認の手続きが面倒だからってうちの家系は全く武器の再申請はしてなかったらしい。
外は危ないからって、一応親から渡されてるんだけどこんな古臭い鉄の塊何の役に立つんだか・・・。
本来、ネオ警察が承認した武器というのは電子ロックが掛けられていて自由には使えない。
緊急時に自動ロックが解除されるというものらしいが勿論これにはそんなものはない。
俺の名前は七星拳矢、友達は呼びやすいからとケンと呼ぶ。
いつもは仮想現実って所でみんなと遊んでる。
今の流行は1VS1で闘うリアルアクションバトルゲーム「ネオバト」だ。
素手で闘う拳闘士で防御面は脆いが結構強いんだぜ~。
将来はここ、メテロポリスシティのネオ警察になって困っている人の手助けをいきたいと勉強中なのd・・・。
ビービービー!緊急通報発令!緊急通報発令!
「な、なんだ!?」
囚人が脱獄しました!囚人が脱獄しました!
タダチニ護身用具ノ所持ヲオ願イシマス。
というテロップと警告音が俺が左腕に着けている通信機と街中に流れ、同時に下から超鋼鉄製のシャッターがせり上がってくる。
周りを見たわすと住人のパニックになった慌てふためく姿や悲鳴が見える。
そこに、近くから岩を砕くような音がどんどん大きくなって聞こえ始める。
音のする方を振り返ってみると突然、大男と共に右腕に装着された巨大ドリルが現れた。
「へっへっへっ、こんな旧世代の武器でも案外なんとかなるな。」
「くっ。」こいつが脱獄犯か。
と人間の防衛本能から来るものか、自然に戦闘態勢に入る。