ぶっちゃけ強くなり過ぎたからFランク冒険者からやり直しちゃいましたw
※下品な言葉がありますのでご注意を
言葉使いは悪いです。
わたしはバールトリア。凄く優秀な魔導師である。
2歳の頃突然、気付いた。あれ?わたし、魔法使えるんじゃない?的な。使ってみたら、いきなり使えた…目の前で水柱が立った…
びっくりして泣いたわたしに親は満面の笑みで甁を渡した。
そこから親の監視付きたけど簡単な生活魔法をまず教えられた。
親凄いよね。危な過ぎる事はダメだけど魔力尽きるまで好きに研究させてくれた。
一つだけ約束。家族以外見せない。外で使うなら父と行く原っぱの真ん中でやる。
子どもの好奇心のまま、どうやったら親が楽になるかなと親が死んじゃうまていっぱい研究した。
10歳で孤児院から飛び出して冒険者になった、そこから自重を外して頑張った!頑張ったけど所詮は子ども。Bランクまでは、スルスル上がったけど…騙されたよね。
信じてたパーティー仲間に…大人に騙され、搾取された。
だからパーティーバックれて逃げたよね。幸いな事に生きてく分には魔法で色々出来たし山奥で生きて行くのに支障は無い。ビバ親。田舎暮らしバンザイ!
そんで好き勝手狩りをしてご飯食べて寝て、森の中に家勝手に作って薬草園と畑作ってさ、快適!
ぶっちゃけ気付いたらSSS級の魔獣もソロで倒せるように(笑)
楽しくてさ。
ある日そのSSS級のフロストフェンリルの魔石欲しさに闘ってたら王国の討伐隊と遭遇しちゃって存在バレたの。
まぁ、煩いから最悪王様人質にしてバックれてもいいかなーって連れ行かれるのに任せて、見逃す代わりに国の魔獣討伐ヤバくなったら助けるよって約束してフリーの地位をゲット!もちろん誰からも何も言われない。言わせない事を王様の言質取ったし、魔法陣で誓約した。
王宮筆頭魔導師に失礼働かれたからね。
王様に尻拭いさせたよ。
証明書もバッチリゲット!
そっから、名前をバート・ルアと変えてFランからの冒険者生活リスタート。
誰にも文句は言わせないからね。
実力は隠してまあ、一人では心もとないて事で獣人姉妹奴隷ゲト!
お金はある!
ぶっちゃけフリーでいけるけど怪しまれないようにね?ほら、わたし強いから。
当然戦闘仕込んで良きご主人様になりましたよ?
いまや二人はBランク。ほぼAランクに近い。
わたしはCランクまで上げて受けたこの依頼…
そうこの依頼で今ぶっちゃけ精神的に大ピンチなんてす!!!マジウザイ!!
「バート、貴様を妾にしてやろう」
「結構です」
「貴様のような身分の低いものでもそれほど顔や身体が良ければ問題ない。有難く光栄に思え」
「いやだから、「「光栄に思いなさい!」」
さっきからこの繰り返し。
ちなみにわたしに言い寄ってるのがこの国の王子その2。どうにも話しを聞かない。
王様から紹介されなかった第2王子…それだけで察するにあまり余る。
あ、ちなみに第1と第3とは合同見合いして友達になったw
だからだな、この会話実は向こうに送ってる訳で……
「なーに心配するな俺は王になるのだ!」
「はあ?あんたマジで王族なの?」
「今は冒険者紛いな事をしているが、間もなくだ!出来の悪い兄や弟に代わり俺が!ふははは!」
「あのさ、煩い。ここどこだかわかってんの?」
ジト目で見てやると第2王子とその取り巻き?の冒険者の女2人がピーチク騒ぐ。
そう、あのわたしがやらかした討伐のフロストフェンリルのだいぶ下位とはいえ、アイスウルフ討伐。
ランクはCまたはBちなみに一緒にパーティーを組んだ訳でなく、討伐依頼の場所までの護衛……
なんじゃそりゃっていう依頼だけど指名依頼……無駄な体力使いたく無いからとかなんとか……
色目使うなとか言うなら雇うなよ……バカは隙あらば触ろうとするし。
意味不明。
で今その目撃場所にほぼ到着。
うちの美人姉妹は道中いたアイスベア討伐中…バカ王子のわがままで置いて先を行くことに。
まぁ、正直、敵では無いけど…ムカつくよね?バカ王子よりランク高いのに使い捨てみたいに扱われてる。
依頼人優先だろってお前が言うな。
道中の発言でムカついたから昨日の夜のうちに王子ズに無理矢理渡された超高級通信機にて連絡取って対策してた。
奴らが言うには、多分わたしの顔が気に入って妾にする発言するだろうし、ほぼ間違いなく王子ズを害する又は排除の方向の話しが出ると思うから繋いどいてーと軽ーく言われた。
ちなみに第2王子は王族籍からは既に排除。
王族は名乗っちゃいけないはず。
臣籍に今はいるけど、次やらかしたら平民落ちのギリギリラインらしいよ。
これもうやらかしたらでしょ?
ニンマリ笑う王子ズが目に浮かぶよ。あいつらほんといい性格してるよね。
「まあ、どうでもいいですけど。アイスウルフの目撃場所に着きましたよ。これで依頼完了すね」
「まだ討伐は終わっていないぞ!ちゃんと倒してから言え」
「そうよ!依頼完了は倒して戻るまでよ!それとも冒険者の癖に出来ないのかしら?」
「ウーロ様に目を掛けて頂いたからって生意気よ。仕事くらいまともにやりなさいよこの売女!」
「は?依頼書ご確認くださいよ。あんたらが依頼したのは目撃場所までの案内。討伐は含まれてないし、往復の依頼ではなく、往路のみ。帰路は書いてない」
「おいおい、貴様はバカなのか?貴様が倒したのを俺の功績にしてやろうと言っているんだ。察しが悪いな。そんなんじゃ俺の寵愛を受けるにはまだ早いな」
「そうよ!こんな女、小間使いで十分ですわ!」
「ウーロ様のお役に立てるのよ!感謝して討伐なさい!」
「はぁー馬鹿じゃないの?やる訳ないよね?」
「そうね、あんたの実力じゃ無理でしょうね!なら囮をやりなさい。そのくらいなら役にたつでしょう」
「……ほんと話し聞かないよね……」
ああ、ほら馬鹿なのに付き合ってたら近づいてくる魔獣の気配。
1.2.3匹あー、お待ちかねのアイスウルフですね。
その1個上の位のフロストウルフの気配もあるねぇ……倒せるのかなこの人達。
どうも今までも成果取り上げてた臭いよね。
これもギルド報告しなきゃだな。
「あーもしもし?言質取れた?もういい?」
「何を言っているんだ?」
「ん?王子ズと今まで通信繋いでただけ。あ、もうOKなのね。りょー。じゃ帰るわ」
「な、何を言っているんだ?」
「あんたさ、王籍から外れてるのにそれ言っちゃ不味いよね?て事でもう上に伝わってるから。あ、最後に忠告ね?お目当ての魔獣近くに来てるよー勿論BとAクラスの冒険者って言ってるから気付いてるよね?」
「なっ!貴様!スパイか!!殺してやる!」
「無理だよーなんも考え無しでここまで来ないし」
掌から淡く魔力を飛ばす。
呼応する様に力強い魔力が近付く。
うちの子来たーー!
「「「クレムリゾンドラゴン!?!?」」
」
「いい子。じゃあね。私は帰るから、頑張ってね」
「ま、待て!!」
「待ちなさい!」
「やだよ。依頼完了もしてくれないし、話聞かないし、なんか自分の事いい男と思ってる勘違い野郎に付き合ってる暇ないよ。うちの可愛い仲間を拾いに行かなきゃだし。あ、うちの子達を使い捨てにしようとした事忘れないからね?ギルドに報告するし」
「貴様の言うことなど信じると思うのか!」
「王子ズから報告行くから大丈夫。あ、王子ズはあんたの兄と弟ね?奴らもウザイけど感覚はまとも。あんた可哀想だね。信じる人間違えたね。じゃねー」
ホバリングしていたうちの可愛いクレムリゾンドラゴンのくーたんにヒラリと風魔法で飛び乗ると獣人姉妹の方に飛び立つ。
ちょうど討伐終わったみたいだ。
「くーたんの彼氏か友達見つけに来たのに出会えなくてごめんね」
「クー」
「フロストドラゴンタンどこにいるんだろうねーまた今度ゆっくり探しに来ようね」
「クキャ!」
「あ!おーい!」
わたしの声に気付いた姉妹が大きく手を振るのが見えた。
今日の晩御飯ベア肉のステーキかなー?
あー第2王子達戦闘始まったみたいだ頑張ってね。
運良く戻れてもギルド追放、平民落ち確定だけど。
自業自得でそ。
「あー王子ズ、通信切っていい?うん、またねーあ、結果また教えてねじゃ」
今日はご馳走だ!
うちの子達可愛い。
END
なんかどうしても、強いけどやり直して適当に人生楽しんでる子が書きたかったの!なってるかわかりませんが……_| ̄|○