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Introduction

 朝の6時半。

 iPhoneがいつものアラームを鳴らす。

 僕はうんと伸びをして、自室のカーテンを開ける。日の光が差して、心地いい。

 この心地よさが好きだった。

「今日も、いつもと同じ日が始まる」

 その時いつも、そう思えるから。


 朝ごはんを食べる。母さんがお弁当を机に置いてくれた。そして母さんは「気をつけてね」と言った。僕は「行ってきます」とだけ返した。


 家から一歩、踏み出した。

 さあ、今日もいつもと変わらない1日が始まる。

新連載を始めました!

しばらくこちらをメインにして投稿していきますが、ただ今連載中の「回葬電車の車掌録」も更新していきますので、興味のある方はそちらも是非読んでみてください。

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