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ファンタジーが来い  作者: ツキ
プロローグ
3/23

2:夢

前回のあらすじ

おっきばれた


「はい、到着です。」


・・・よかった。なんとか無事生きていた。

夢の中だから死んだら夢から覚めるとかそういうほうがよかったのだろうか。

耳鳴りと風圧と息苦しさしか覚えていない。

というか3分間で死なないことに必死だった。

スピードの速い乗り物は得意であったがこれはもう安全基準とかいう概念を見直したほうがいい。

ジェット機並みのスピードは出てたんじゃないか?目が痛くて途中から目を閉じちゃってたし全く景色を見る余裕がなかった。本人どうやって運転してんだよ。

あっちの席なら大丈夫とかそういう仕様か?


「大丈夫ですか?障壁は貼ってあったはずなのですが・・・。」


障壁?なんだそれ。

いや、突っ込まない。突っ込んでなるものか。


「い、いえ大丈夫ですよ。ちょっと乗り物に弱いだけなんです。」


ということにしておこう。二度と乗りたくない乗り物ナンバーワンだ。


「それにしても、大きいですね。」


そう。目の前にあるのは高級ホテルのようなサイズの洋館だ。

周りにも大きな庭があるし結構裕福な設定なんだな。


玄関の扉を開けると使用人のような人が出てきた。

装飾のない服に身を包んだ金髪の微乳碧眼美女だ。いい趣味だな!オレの夢!!

俺の趣味にしては乳が少なすぎるような気はせんでもないが。


「"#*$+"'%w;;@」


「ただいま。こちらの方は一柳 光様です。部屋を1つ用意していただける?」


「"#$)('$%&@;[:l?」


「そう。お願いね。」


すげぇできる人みたいだ。

見た目めちゃくちゃ大きい屋敷みたいだしほかにもメイドさんはいるのだろうか。

こういう淡々とした反応の人ほどデレた時にすごそうじゃない?

言葉通じないけどね!!!

そう言えば、どうしてライザは日本語なのに向こうはよくわからない言語で通じるんだろうか。

というか自分の屋敷なら母国語で話すのでは?


「コウ。ちょっとこっちに来ていただけますか?」


いろいろとわからなさ過ぎてアホ顔をしているとライザから声がかかった。


「あぁ、はい。」


案内されたのはちょっとした書斎のような部屋だった。


「そちらにおかけください。」


「はい、ありがとうございます。」


机をはさみ、ライザの対面に座る。

机に・・・乗ってる・・・。


「とりあえず、今はお互い何もわかりません。特に、コウは混乱していると思います。まずコウについて少し教えていただきたいです。」


教えるって言っても何をどこからどのくらい教えればいいんだろうか。

まぁ全裸であんな所にいたら明らかに不審者か。

いきなり通報されないだけマシだ。


日本でIT系のサラリーマンをしていてお風呂で明日の仕事をしていました。

「すげえかわいいし、おっぱいでかいし、めっちゃ好みだし、こんな子とエッチがしてみてぇなぁ・・・。」


「・・・は?え?ありがとう?ございます・・・?いえ、まぁそういう性癖の話で話ではなくて。あなたがあそこに来るまでにどこで何をしていたのかを教えていただきたいのです。」


「えーと?だから日本でIT系のサラリーマンをしていてお風呂で明日の仕事を・・・。」


え?まじで・・・?今度こそ死んだ?

オレは一体何を口走った???


「まぁいいです。そういうことはどうでもいいので、順を追って説明してください。」


信じてましたよ神様あああああああああああああ

いや自分の夢だから夢様か。


「と、とりあえず何かメモするものとかありますか?多分一度では覚えられないので。後はそうですね、先にこの世界についての常識とかを教えていただけると助かるのですが・・・」


「なるほど、たしかにそうですね。今はこちらにいますからね。では、まずはこの世界についてお話ししましょうか。それと、さっきのことについては後で説明していただきますからよろしくお願いしますね。」


あ、デスよね。ダメですよね。そんな全然笑ってない笑顔で見ないでください。気持ちy・・・。

まぁそうそう何回もうまい話があるものではないか。ここはもう開き直るのが吉と見た。

うん、もういろいろ見られてるし今更だな!いくらでも語ってやろう!


そうして二人は自分たちの世界について語りはじめた。


ここまで読んでくださりありがとうございます。

最低週1で更新目指していますので温かい目で見守っていてください。

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