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リヴァイアさん、次のターンで終了です。(汗)  作者: いも団子ムラサキ
序章、・・・下痢男(ゲリお)と戦う異世界転生
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7話、嗚呼・・・チート

7話、嗚呼・・・チート



・・・・前回のあらすじ・・・・

完全にゲーリーに追い詰められた俺は早速今の状況がつかめない・・・・




ゲーリーが倒れている。

その場にいる誰もが、恐怖と希望をミックスさせたみたいな表情をしている。


ただ、リヴェアのみが俺をじっと見つめているが、ゲーリーは気絶し、口から泡を吹いている。

俺は何をしたんだ?

確かに言われたとおりに行動した・・・・そしたらゲーリーがころがっていた。

目の前にあいつの拳があったまでは覚えてるんだが・・・


「ハハハ、す、すこしきてくれないか・・・・」

族長がものすごい引きつった顔をして俺に話しかけてくる。

隣にいるキッドも同じような表情だ・・・・・・


そして案内されたのは、族長の自宅。

あまり大きくはないが家具も質のよさそうなものを取り揃えてある。

族長は困ったような顔でこちらを見ていた・・・


ついさっきまで村全体で俺についての話し合いをしていたらしい。

まあ色々と面倒なことがあったんだろう、相当疲れた顔をしている・・・


そしてその結果・・・・

「頼む!!!!私と一緒に町の酒場に来てくれないか?」


「え、話し合いの結果は?」

「それが・・・・お前のレベルとスキルを確認するということで決まったんだ。」


「へえ、酒場でそんなことが分かるのか・・・・どうやるんだ?」



「それは行ってからだ、お前が着てる其の服もどうにかしないといけない、

それは何処で手に入れたんだ?」

そういえば、と思い見てみると

Yシャツに黒ズボンというなんともスクールチックなものを着てた、



この世界では女の人はだいたい軽そうなドレスみたいのを着ていたし、

男は半そでの肌色のシャツを着ていた。




「服はどんなのがあるんだ?」


「それが、村の職人が用意したものがあるが着てみるか?」


そういって出てきたのは


〔サンドリザードの皮ズボン〕

〔黒スライム染めのロングTシャツ・・といえばいいのだろうか〕

注、製法がグロテスクです・・・


妙に質がいいリザードズボンに合わせてロンティ・・・気に入った。

しかも動きやすくサイズもピッタリだった。

しかもサンドリザードのズボンは使うほどにあじが出るとか・・・



「どうだ・・・」


「結構いい、よし、着替えもしたから行くか!!!」



そして酒場に来た、

テレビの旅番組なんかでよくみる

パブみたいな感じだが、

ちょっと違うのは、



「なんだこの空気・・・」



その場にいたのはいかつい冒険者たち・・・だろうか。

とにかくたくさんいるし職業もまちまちな感じだが・・・


そんなに見ないでください(汗)

・・・・・こわい・・・・


「こっちだ・・・」


族長に呼ばれてカウンターの前に立つ、其処にいたのは中年のおばさん。

くしゃくしゃの髪で怖い印象だ・・・



「どんな用だい?・・・


アア、お前が南の池に現れたって騒がれていたガキかい・・・・

若いパラディンがお前の話を聞いて出て行ったきり帰ってこないんだけど・・・・

・・・・知ってるかい?」



すみません、ゲリは僕が倒しました。



族長が言った。

「こいつがのしたよ、そりゃあすごかったぞ。」


それを聞いた途端にその場の空気が固まる。


「お、おい、あのゲーリーがまさかな・・・・」

「ドラゴン殺しだよな、あいつ・・・」

「うそだ。・・・・・・・・」



そんな中おばさんだけが、



「アッハッハッハ、そうかい、あいつこの坊主にのされたのかい。

まったくどうしようもないねえ、にしてもやるじゃないか?」


「は、はあ」


「今日はこいつのレベルなんかを見てもらいたいんだが、いいな?」


「任せな、さあ坊主ここに手をおきな。」


そうやって出されたのは、わっかが集まったみたいな機械。


「何珍しそうにしてるんだい、こんな魔道具そこらで見れるよ。

速く手を入れな。」


「あ、はい。」


わっかの中に手を入れた。


ガシャンッ


ガガガガガガガッガッガッガ


「いてててててててて」

いきなりわっかがちじんで何かが打ち込まれた。

針みたいだ。


「まったく、よわっちいねえ・・・ほら出来たよ。」


「そうか見せてくれ。」

族長もよほど興味があるらしく、

前に身を乗り出した。



「待っててね読むかえら・・・・えーと。」


そうやって魔道具とつながっている機会から出てきた紙を取り出した・・・

自然と周りの冒険者もぞろぞろ集まってくる・・・


「レベル・・・1、なんだい、ふざけてんのかいっ!!!

んー他に何にも無いねえ。」



正直言って確かにそうだと分かってました。

でもね、俺は転生者ですよ・・・もっとチートっぽくても良かっただろうが、

あんの、紫イモ次あったら・・・・


「ちょっと待ちな・・・」

おばさんが言った。


「こんなの見たことないよ・・・・〔罪過〕・・・?

このスキルはなんだい・・・・

ん・・なんか書いてある・・〔原語適用化〕だってえ?」




まさか・・・・確かに俺は異世界に来た。言語も分からないはずなんだが、

こんなスキルを持ってたのか。あいつがやったのか?



「まだ有るよ・・・・カウンター連続攻撃無限ループ????

意味わかんないねえ・・・」


あ・・・チートスキル来たああああああああ!!!!!


そういえばゲーリーを倒したときも

思い返してみれば連続で切りまくったような・・・





ありがとう紫ゴッド芋様!!!!!






「・・・・〔但し、使用者が絶体絶命か、重症のときに限る〕・・・」


・・・・前言撤回・・・・

ぴきっ

何かが千切れる音がした

「あんの野郎おおおおオオオオオオオオ!!!!!!」




こんなことだろうと思ったよ・・・・





バタンッッ!!!!!




其のとき酒場のドアが思いっきり開けられた・・・・

たっていたのは傷だらけのゲーリー

そして彼は力のこもった声で

『ど、どうか俺をお前の仲間にしてくれっ!!!!!!』

といった、そんなの当然・・・・・・




「無理。」











がんばれ、田中

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