予言者の募集2
この作品を見ていただきありがとうございます。
翌日
私は起きてすぐに警視庁のホームページを調べ、予言職の募集要項を調べた。
その内容に、私は驚いた。
書かれていたのは、こんな内容だった。
以下の内容は一部抜粋したものである。
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職種 予言職
職種の区分 特別職
採用人数 1人
第一次試験 書類審査・適性検査
第二次試験 面接試験
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試験の項目には公務員試験が無く、書類審査と面接だけしかないこと、
他には第一次試験の締め切りが一週間後であることが分かった。
あと気になった点としては、職種の区分にある特別職である。
よく分からなかったからAIに聞いたところ以下のことが分かった。
・特別職は公務員試験が無く、異なる試験形態であること
・特別職には任期があるものとないものがあり、この予言職ではないこと
・予言職は臨時で募集している職種であること
一通り調べたところで、少し休憩した。
休憩中、ベッドで横になって休んでいると、突然スマホが鳴った。
ゆっくりとスマホを手に取り、通話に出た。
電話の相手は友人のカレンだった。
「もしもーし、おひさ」
「あー、久しぶり」
「スーパーに買い物行ってたら、急に雨が降ってきちゃって、
家までダッシュで帰ったら、その直後に雨やんだんだよね。
本当に服がぐしょぐしょで、いらいらしてさ。」
「カレン大変そうだね」
「それより、リアは就職活動どう?順調?」
「全然。まだ内定先無いから焦っている状態。
誰か、代わりに面接行ってきて、そして内定取ってきてよー!
退職代行じゃなくて、就職代行をしてよー」
「リア、ガンバ。それじゃあもう電話切るね。バイバイ!」
「バイバイ」
電話が切られた。
久々にカレンと通話できて楽しかった。
息抜きができたところで、机に向かい直して、エントリーシートの画面に入力し始めた。
一文字ずつ、慎重に書き込んでいき、幾度も見直しをした。
全部書き終えるのに、思ったより時間がかかってしまった。
そして、提出ボタンを押すとき、少しだけ手が止まったけれど、もう考えても仕方ない。
そう思って、静かにクリックをした。
でも、それで終わりではなかった。次に適性検査の案内が表示された。
流れ作業のように始まった画面上のテスト。どの設問も意外に答えづらい。
2択までは絞れるがなかなか答えを選べない。
そうしている間に、時間が過ぎていき、時間が過ぎるたびに焦る自分がいる。
気が付いたときには、適性検査が終了していた。
どうせ私なんかダメな奴だ。そう思いながら、ベットの中に戻った。
疲れがあったからだろうか、気が付いたときには眠っていた。
明日隕石が落ちてきてくれないかな?
~1週間後~
スマホを開くと1通のメールが届いていた。差出人は警視庁からだった。
確認すると、書類審査と適性検査の合格の内容、その一週間後に面接が行われるという内容だった。
喜ぶ気持ちと同時に面接は大丈夫かなという不安の気持ちが心の中に現れた。
入り混じる二つの気持ちの感じながらスマホを静かに置いた。
ご覧いただきありがとうございました。