3.妾ってばまだ3話目にして吸血鬼になれちゃう?
…さぁてと、今日もやりますか!!
ガチャ パチンッ
ブォン
『ヨウコソ《ミカエラ》へ セーブポイント二復活シマスカ?』
「 yes」
ザザッ
「…んー……」
「おはようございます!!カーミラ様!!」
「やけに元気だねぇ…ふぁああ」
「眠たいのですか?夕方ですけれども…もしかして眠れなかったとか…?」
「ううん違うよ、大丈夫、心配かけてごめんね」
「大丈夫です!!」
かわいい、癒されるなぁ…ぶっちゃけ死ぬほど眠いけどまぁサクヤのためだ、がんばろー!!
「じゃあ今日もドラゴン倒しますか!!」
「はいっ!!」
なんでも職業交換アイテム『パピルス』を使えば悪魔になれるらしい、悪魔にさえなって仕舞えばあとはクエストをこなすだけで吸血鬼になれる
それでその『パピルス』はドラゴンの巣の一部らしく、普段は劣化でぼろぼろらしく、特定のクエストを数個こなしてやっと使えるアイテムらしいのだが、稀に劣化していないサラの『パピルス』があるらしい、サクヤ曰く一種のバグらしいが、そしてドラゴンは自分の巣を荒らされることを何よりも嫌う性質…毎回毎回倒さないといけない…だいぶめんどくさい……
「はぁ…はぁ…おりゃああああ!!!」
【ぐぁあああああ】
「うっ…はぁ、はぁ、サクヤ!!巣には!?」
「ありませ……!?…ありましたわ!!劣化していますがれっきとした《パピルス》ですわ!!」
「はぁ…はぁ…ほんとか!!一旦…宿に戻ろう!!」
「疲れた…今回はファイヤードラゴン、まぁ一般的なイメージのドラゴンだが……水が効かないとは聞いてない…というかファイヤードラゴンは水が弱点がセオリーなんじゃないのか!?」
「あのドラゴン…【不燃の石】を持っていました…超激レアドロップ品です…いくらプレイヤーを消したのでしょうか……」
「ありがとな、サクヤ、お前のおかげで妾は吸血鬼になれるかもだ、感謝しているよ」
「…!!ありがとうございます!!」
「さて、妾はそろそろ抜けるね〜」
「はい!!おやすみなさい!!」
セーブを押してっと、「えーと、《システム》ログアウトする、で、いいんだっけ?」
『ログアウトシマス』
パチンッ ガチャ
つかれたぁ…今日は徹夜だったなぁ…久しぶりにいろんなことできたのはいいけど……
今は……8:52…ねむい……
バタンッ
「んぁあ……」
「おはよぉ〜ミラちゃん〜」
「……うわぁ!!」
「い、荊!?」
「んふふふふ…僕もねぇ、やってるんだよぉ《ミカエラ》」
「おい、まず妾の質問に答えろよばか」
「んふふ、なんでここにいるかって?それはねぇ、当主様から君に、『監視命令』が出たからだよぉ」
「あ?そんなもんずっと出てんだろ、妾が神殺ししてからずっと」
「あはははは、そーだったねぇ」
「お前なぁ!!本気で何をしに……」
スヤァ
「流石は荊姫…寝るのが得意ってか?」
デコに血管が浮き出そうだ…
「まぁいいや、こいつのこと考えてたら夜んなっちまう…やるか」
ブォン
『《ミカエラ》を起動する?』
ありゃ?簡潔になっていってる、ありがたや
「yes」
「んぁ……」
「カーミラ様!!褒めて下さい!!」
「どおしたの?」
「先日発見した『パピルス』!!私の方でクエストをこなして今すぐにでも使えるようにしました!!」
「ほんと!?ありがとね!!サクヤ!!」
「じゃあお言葉に甘えて…」
「させないよぉ」
「その声…まさか!?」
「この紙切れはねぇ、安くても80万はくだらないんだよぉ?」
「それ、売る気か?」
「さぁ?どうだろぉね?」
やばいな…この前のドラゴンのおかげで妾は【鑑定石】を手に入れている、それのおかげでお前のことは悪い意味で筒抜けだ……全く…強すぎんだろ…
名前 :荊棘 Lv.27
種族 :精霊 職業:妖精
二つ名:精霊の妖精王
体力 :980 魔力 :2800
攻撃力:80 防御力:82
俊敏性:523 精神力:150
回復力:999 装備 :糸車
スキル:超回復 植物操作 睡眠香
属性 : 草
…えげつない…というか二つ名って……プレイ時間が5000時間を越えないと他入れられないっていうあの……勝てるか…?これ……
投稿期間が空きました、申し訳ありません
少しでも興味を持っていただけると光栄です