表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

日記1

作者: R

 今日は酷く死にたくなった。文才がないので咄嗟の感想はそれだけ。他人の会話やカーナビから流れるニュースキャスターの声すら吐き気と言い得ぬ不快感を感じさせた。日記なんて普段は付けないし、文章より絵を描く方が好きだ。しかし、最近は絵を描くことも上手く行かない。憂鬱の新しい吐き出し口として新鮮な心持ちで字を書いてみる。いつか読み返したとき(今のところ読み返す気は毛ほどもないが)小恥ずかしい黒歴史になっていることを望みます。笑い飛ばせずとも若く青い悩みだと思えるくらい心の強い人になっていてほしい。

 人混みが元から嫌いだった。そのためか極度の出不精だし、大学すら吐き気がする。英語以外の科目は嫌いではない。数学は特に興味を引かれ、自宅から受講したいと常々思っている。長期休み明けだから体調を崩しただけと言い聞かせて。普通の人なら普通に出来ることが出来ないと思った。他の人を羨んだ。と言うより妬んだ。日常的な会話をする両親さえその対象に思えた。ゾッとする。どうすれば、そんな風に生きられるのか。紙程の薄さの脅威が少しずつ流れ込んできて対処が少しずつ遅れどうすることも出来なくなる感覚が背中にピッタリ、じっとり離れない。心穏やかなときは透明になっているが意識することが出来る。明日は今日よりも早い。思いの外憂鬱の吐き出し口になったが、勢いで書ききらないと恥ずかしい。それだけ自分の考えや思いを露出させることに未熟なのだと知らされた。脱け殻のような先程より幾分もましで生きている。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ