世界の結末
世界のハッピーエンド
※アンジュ視点
アイク兄様とソフィアと一週間ほど話したけれど、やっぱり世界は滅ぼしたくはない。
アイク兄様がわたしのことをす、好きだって言ってくれたし。
そうだ。
教会で、神様に言おう。
やっぱり世界は滅ぼせません、と。
「クレアさん。お祈りをしたいんですけど…。」
「いいよ。好きに使いな」
「ありがとうございます……。」
(神様、わたしはやっぱり世界を滅ぼすことが出来ません。)
『そうか。まあ、しかたない。お主も世界を滅ぼす気が失せたようじゃしな。ただし、力は回収させてもらうぞ』
(はい。すみませんでした…。)
『良い。気にするな。わしもちょっと適当すぎた。これからは、友達と仲良く暮らすんじゃぞ。』
(今までありがとうございました…。)
※神様視点
(アンジュの世界に対する憎しみや怒りが、薄れていってる。これはもう世界を滅ぼせんかもな。新しい者を探すしかないか…。)
「神様、わたしはやっぱり世界を滅ぼすことが出来ません。」
『そうか。まあ、しかたない。お主も世界を滅ぼす気が失せたようじゃしな。ただし、力は回収させてもらうぞ』
「はい。すみませんでした…。」
『良い。気にするな。わしもちょっと適当すぎた。これからは、友達と仲良く暮らすんじゃぞ。』
「今までありがとうございました…。」
(アンジュには、幸せになってもらいたいのう…。)
世界のバットエンド
※アンジュ視点
アイク兄様とソフィアと一週間ほど話したけれど、やっぱり世界を許すことは出来ない。
アイク兄様とソフィアには本当に申し訳ないけれど。
確か神様に聞いた呪文の言葉は…。
スゥ
「……この世はあまりにも汚れすぎた。よって、神の代理として世界を滅ぼす力を持つもの、アンジュが世界を滅ぼす。そして…」
「ア、アンジュ?!」
「アンジュ、これはどういうことだ?!」
「ごめんなさい、二人とも。わたしは神様には逆らえないわ」
「そんなっ?! アンジュ、アンジュ」
「アンジュ、目を覚ませ!」
「そして、この世の人間を全て殺して浄化する。」
「アイク兄様、ソフィア、ごめんなさい…。」
※神様視点
(アンジュ、かなり悩んでおるな…。どうじゃろうか…。)
「……この世はあまりにも汚れすぎた。よって、神の代理として世界を滅ぼす力を持つもの、アンジュが世界を滅ぼす。そして…」
(アンジュ、よく決断してくれた。)
「ア、アンジュ?!」
「アンジュ、これはどういうことだ?!」
「ごめんなさい、二人とも。わたしは神様には逆らえないわ」
「そんなっ?! アンジュ、アンジュ」
「アンジュ、目を覚ませ!」
「そして、この世の人間を全て殺して浄化する。」
(……わしが願ったことじゃが、アンジュはこれでよかったんじゃろうか…。)
「アイク兄様、ソフィア、ごめんなさい…。」
(すまぬ、アンジュ…。)
一応これで完結ですが、続きを書こうかなと思っています。
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