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3. おさななじみとの再開

「おはようございます。クレアさん。」

「ああ、おはよう。」

今日もご飯を食べた後は、世界を滅ぼす力を使おう。

「ごちそうさまでした。」

よし、早速教会の裏に行って練習しよう。

昨日は木の棒を振ったら木に切り込みが入ったから、別のもので試してみよう。

あ、小石がある。

よし、小石を森の方角に投げてみよう。

ブンッ ヒューーー ドカン

「え…。嘘でしょ…。」

わたしが投げたのは小石なのに…。

世界を滅ぼす力はやっぱりすごい。

そういえば、体力と知力も上がってるんだった。

よし、走ってみよう。


※※※※※※※※※※


ざっと10kmくらい走ったのに、全然疲れていない。

知力も試してみよう。

「クレアさん。古代の本とかあったりしますか。」

「お前さん、勉強熱心だねぇ。そうだ、また図書館に行くつもりなんだ。一緒に来るかい?」

「はい! 行かせてください。」

この前の時は古代の本は読まなかったからね。

古代の本って解読して読まないといけないから大変なんだよね。

そう思って古代の本を開くと……

「えっ?」

普通に読めた。

ていうかこれ現代の言葉じゃない?

古代の本すら簡単に読めてしまうなんて…。

世界を滅ぼす力、恐るべし。

そうして古代の本を読み進めていると。

「あ、アンジュ!」

後ろから声が聞こえた。

「どうされましたか?」

そう言って振り返ると、そこにはアイク兄様とソフィアがいた。

二人とも領地が隣で幼いころは一緒に遊んだりもしたものだ。

でも、どうしてここにいるんだろう?

「その、アンジュに謝りたいことがあって…。」

「俺も、アンジュに言わなければならないことがある。」

「なんですか?」

二人は学園でいじめられるようになってから話すことがほとんどなくなった。

今更、謝られても怒りはおさまらないのだが。

「アンジュ、学園で無視しててごめんね!」

「俺もだ。一緒に行動とかもしていなくてすまなかった」

「もう気にしていないので。今更謝らないでください。」

気にしていないっていうのは嘘だけど、謝られても別に何とも思わない。

「それで、用件はそれだけですか?」

「もう一つあるの。それは、わたしとアイク兄様はこの地域の経営と管理を親に任されてきたの」

「ええっ?!」

とても優秀な二人が、このサルディアの経営と管理を任された?

「というわけで、これからよろしくな。アンジュ」

「それにアンジュ。今までみたいに話してほしいわ」

「……わかった。これからよろしくね」

せっかく自由にのんびり暮らせると思ったのに…。

まあ、おさななじみならいっか。


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