【紡縁鏡】
ローリンガール→リンガーハット→帽子→紡糸→縁を紡ぐ
起動条件―属性保有、莫大な魔力、事象への干渉力
【紡縁鏡】
廻る、運命の歯車。
紡ぐ、奇跡の縁。
望むは容易く、映すは難く、
届かぬ未来に恋い焦がれ。
境に楔を、想いに熱を。
鏡面の幻想、花開く大樹。
枝先に実る、黄金の果実。
我は見つめ、是を望む。
〇魔術・魔法の種類
呪属性、干渉型。
〇詩における規則性
・比喩。
・対表現。
・動詞、名詞。
〇言葉の記号性
・「境」は、時間軸における現在地点。
・「熱」は、魔法実行時に生まれる魔力熱的な何か。
・「鏡面の幻想」「花開く大樹」「黄金の果実」は、望む未来の形容。現在から望む未来への魔法的な繋がりを強固にする。
〇解釈及び解説
・魔法というより、まじないの類。望む未来を手繰り寄せる力。
・必ずしも望む未来が訪れるとは限らない。しかし、行使者によってその精度は異なる。
・属性は呪、まじない寄り。のろい系ではない。運命に割り込みをかけたりするので干渉型。
・魔法名の字面はそこそこ良いのに、音だけで判断すると、「ぼうえんきょう」はちょっとダサい鴨。
・一行目は、運命の比喩表現。使い古された感がある「運命の歯車」。
・二行目は、運命と近しい言葉をチョイス。「廻る」と「紡ぐ」で関連性を持たせたかった。
・三~四行目は、現実問題への直面。
・五行目は、魔法使用時における現在を明確にし、必要な魔力を練る段階。
・六~七行目は、魔法実行中エフェクト。七行目の「枝先に実る」は「枝先に実れ」にするか迷った。「実れ」だと願望が強かったので、確定要素の強い「実る」にした。
・八行目は、結句。「見つめ」は「見通し」にするか迷った。が、声に出した時、「見通し」だとちょっと間延びするので「見つめ」にした。 >お前のやってることは、エブリシングエブリタイムするっとまるっと全部お見通しだ!
・未来最高!




