【底深き裂け目の誘い】
触手→業が深い→落とし穴
起動条件ー対象の負う業が深いこと。ニ属性の保有。
【底深き裂け目の誘い】
この世の果ては地に埋まる。
熱心な墓堀の献身、
木霊する怨嗟の声、
そして始まる狂気の宴。
底の見えない地の闇は、
白き腕を生み出した。
見よ、あれこそが汝の業。
暗き底よりの使者である。
〇魔術・魔法の種類
土・闇属性、罠型
〇詩における規則性
・比喩三連
〇言葉の記号性
・「底深き裂け目」は、落とし穴。
・「この世の果て」は、地獄。
・「熱心な墓堀」は、死者を管理する者。
・「木霊する怨嗟の声」は、対象の犯した罪。
・「狂気の宴」は、復讐。
・「地の闇」は、落とし穴の闇と業の具象化。
・「白き腕」は、穴の底へと引き摺り落とす者。
〇解釈及び解説
・地にできた落とし穴に対象を引き摺りこみ、肉体的精神的に攻撃する魔法。対象の業に応じて威力が増す。
・属性は実際に落とし穴を作るので土属性を混ぜた。でも、内容的には闇属性の性質が強い。
・魔法名は、読み方を変えた方が面白い。「罪人ホイホイ」は……おふざけが過ぎるか。「没シュート」……もイマイチ。お好きにどうぞ。
・一行目は、場所指定。「地に埋まる」は「地の底に埋まっている」の省略形。音の響きを優先させたので、少し分かりづらくなっている。
・二~四行目は、比喩。段々地上から地の底へと視点を下げていく。
・六~九行目は、魔法発動の鍵になる部分。詠唱を省略するとしても、ここは必要だと思う。無詠唱なら魔法名だけで良いのだろうけど。
・発動条件を組み込むことで凶悪な罠になる。
・硫酸のたまった落とし穴とか、バリエーションを増やすのも面白いかもしれない。土属性と各属性とを組み合わせて、落とし穴欲張りセットとか作るのも良いかも。スクロールとかで魔法を使えるようにして売りだしたら売れるかな?
・「お客さん、お眼が高い。そのセットは最近出たものでしてね、罠を利用する戦術にピッタリの代物ですよ」「買おう。いくらだ?」「今回は特別価格でご提供! なんと五つの罠がついて、お値段驚愕の4980円! ヨンキュッパ、ヨンキュッパです!」「お安い!」




