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魔術・魔法詠唱詩集  作者: 半信半疑
62/64

【底深き裂け目の誘い】

触手→業が深い→落とし穴

起動条件ー対象の負う業が深いこと。ニ属性の保有。

【底深き裂け目の誘い】


 この世の果ては地に埋まる。

 熱心な墓堀の献身、

 木霊する怨嗟の声、

 そして始まる狂気の宴。

 底の見えない地の闇は、

 白きかいなを生み出した。

 見よ、あれこそが汝の業。

 暗き底よりの使者である。





〇魔術・魔法の種類

土・闇属性、罠型



〇詩における規則性

・比喩三連



〇言葉の記号性

・「底深き裂け目」は、落とし穴。

・「この世の果て」は、地獄。

・「熱心な墓堀」は、死者を管理する者。

・「木霊する怨嗟の声」は、対象の犯した罪。

・「狂気の宴」は、復讐。

・「地の闇」は、落とし穴の闇と業の具象化。

・「白き腕」は、穴の底へと引き摺り落とす者。



〇解釈及び解説

・地にできた落とし穴に対象を引き摺りこみ、肉体的精神的に攻撃する魔法。対象の業に応じて威力が増す。

・属性は実際に落とし穴を作るので土属性を混ぜた。でも、内容的には闇属性の性質が強い。

・魔法名は、読み方を変えた方が面白い。「罪人ホイホイ」は……おふざけが過ぎるか。「没シュート」……もイマイチ。お好きにどうぞ。

・一行目は、場所指定。「地に埋まる」は「地の底に埋まっている」の省略形。音の響きを優先させたので、少し分かりづらくなっている。

・二~四行目は、比喩。段々地上から地の底へと視点を下げていく。

・六~九行目は、魔法発動の鍵になる部分。詠唱を省略するとしても、ここは必要だと思う。無詠唱なら魔法名だけで良いのだろうけど。

・発動条件を組み込むことで凶悪な罠になる。

・硫酸のたまった落とし穴とか、バリエーションを増やすのも面白いかもしれない。土属性と各属性とを組み合わせて、落とし穴欲張りセットとか作るのも良いかも。スクロールとかで魔法を使えるようにして売りだしたら売れるかな?

・「お客さん、お眼が高い。そのセットは最近出たものでしてね、罠を利用する戦術にピッタリの代物ですよ」「買おう。いくらだ?」「今回は特別価格でご提供! なんと五つの罠がついて、お値段驚愕の4980円! ヨンキュッパ、ヨンキュッパです!」「お安い!」


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