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魔術・魔法詠唱詩集  作者: 半信半疑
51/64

【小さな涙目】

ケーキ→刑期→収監→週刊→少年→短パン膝小僧→擦りむける

起動条件ー傷を負って涙目になる者を見て、興奮するような異常性。

【小さな涙目】


 踏みしめるその足は、

 乱舞する妖精に魅入られた。

 もはや白ではいられない。

 人体の皿よ、無垢なる精神よ、

 口を開き、赤を流せ。





〇魔術・魔法の種類

・血属性、生成型。



〇詩における規則性

・命令形。



〇言葉の記号性

・「小さな涙目」は、男の子。

・「妖精」は、不思議の象徴。

・「白」は、傷なし。

・「人体の皿」は、膝小僧。

・「無垢なる精神」は、男の子。

・「口」は、傷。

・「赤」は、血。



〇解釈及び解説

・まるで滑って転んで擦りむいたような傷を対象の膝小僧に生じさせ、血を流させる魔法。

・効果は半永久的な出血。普通の処置では血は止まらない。

・魔法名は、別の方向性が良いかもしれない。【小さな涙目】が男の子の比喩だとは書いたけれど、対象は男の子以外でも可。でも、行使者の精神状態も重要なポイントなので、男の子以外では効き目が低いかもしれない(しばらくすると治ってしまうとか)。

・一行目は、「足」を入れたかった。「踏みしめる」は、元気な体を連想させたかったので。

・二行目は、妖精のいたずら好きなイメージが思い浮かんだので。「魅入られた」で、転んで擦りむく過程を強引に表現。

・三行目は、色の先行イメージ。白→汚れていない→傷ついていない

・四行目は、呼びかけ。比喩二連。「無垢なる精神」の方を先に入れるべきかもしれないけど、文字数が増えていく方が力強さがあるので。

・五行目は、命令形。単純なイメージ。でも、体にできる口が傷ってのは中々に良い比喩かなと思う。

・その人間は、男の子が転んで膝小僧を擦りむいた時の表情に何かを感じたらしい。後の世に『HENTAI』の名で知られる魔術師が生み出したこの魔法は、多くの男の子の膝小僧に、傷をつくったという……みたいなサイドストーリー。

・偶然を装って膝小僧に傷を付けてくる人間、恐い。

・魔法名に反して、陰湿。


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