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魔術・魔法詠唱詩集  作者: 半信半疑
48/64

【美味願望】

音玉→あめ玉→あめ色の玉ねぎ→加熱→鉄板の上→料理は愛情

起動条件ー美味しいものを食べさせたいという強い想い。

美味願望デリシャス


 おいしくなぁれ、おいしくなぁれ、

 ほっぺ落ちるまで、おいしくなぁれ。

 切って千切って挟んで潰して、

 焼いて冷やして揚げて蒸して。

 おいしくなぁれ、おいしくなぁれ、

 ほっぺ落ちるまで、おいしくなぁれ。





〇魔術・魔法の種類

・無属性、概念型。



〇詩における規則性

・リピート。ABA形式。



〇言葉の記号性

・「願望」は、願いや望み。

・「おいしくなぁれ」は、呼びかけ。



〇解釈及び解説

・詠唱を捧げることで、料理を強制的に美味しくする魔法。

・美味しい料理を作りたいという切なる願いが、現実を超越する。ので、型は概念型。

・記号性は比喩が少なかったので、二つだけ。

・「おれの名を呼ぶな!」に感化された。←オヌヌメ作品。

・「萌え萌えキュン!」も魔法の呪文に分類されるのかもしれない。

・メイドさんは魔法使いだった……?

・病んでるようにも感じる詠唱。

・ただ美味しい料理を望むなら普通の魔法だけれど、「ほっぺ落ちるまで」を実際に実現させようとすると……恐ろしい魔法になる。

・魔法名は、「祈願」ではなく「願望」にした。「祈願」だと神や仏の存在に祈ることになるので。ルビは、ノリで。「ホープ」を付けようかとも思ったけれど、一語の方が格好がつくかな、と。ちなみに「hope」は可能性がある願望で、「wish」は可能性が低い(あるいは不可能な願望)。

・一行目は、繰り返し。メイドさんの声で再生された方は末期症状です。

・二行目は、「ほっぺ落ちるまで」を足した。リズムを良くするために、助詞の「が」を抜いた。

・三行目と四行目は、調理方法。「切って」と「千切って」が同じモノのように思えるかもしれない。が、似て非なるものである。

・五~六行目は、一~二行目と同じなので、特に言うことはない。念押しの意味で、繰り返してみただけ。

・見た目が酷すぎる上に、味も酷すぎる料理を強制的に美味しくすることができるので、新しい拷問ができそう。例えるなら、カレー味の◯◯◯を食べさせるような、そんな感じ。


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